5月1日、桜に続いてさくらんぼの花が満開となりました。ここ天童周辺はさくらんぼの大産地。どこもお花見街道のようです。その花はとてもきれいなのですが、果樹園に入ってみると様子が違います。蜂の羽音が聞こえないのです。実は、果樹園内にいるマメコバチは、最低でも気温が15度以上でないと活動できません。しかし、この連休中の最高気温は12~13℃。時折、強風が吹き肌寒いほど。蜂が飛ばなければさくらんぼの交配が進まず不作となります。生産者たちは急遽、毛ばたきでの人口受粉に追われることになりました。不作の心配も、6日には気温も上がり元気な蜂の姿も見せ、「実が成り過ぎても、味が乗らなかったり、摘果したり大変」と少し余裕の声に安心しました。