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夫婦二人三脚で野菜本来の美味しさを追及する「お日さま農園」

2021年09月06日 | やさいの生産者

 山形県寒河江市にある『お日さま農園』は、ともに「帰農志塾」(新規就農者を支援する研修農場)で農業を学ばれた西尾さんご夫妻が営む農園です。
 愛知県出身の西尾さんが奥さんの実家がある山形に移住し、夫婦で就農して今年で10年目。農薬や化学肥料に頼らず、種や作物本来の生命力を引き出す栽培方法にこだわっています。現在、育てている野菜は年間約100種類。3人のお子さんを育てながら夫婦二人三脚で汗を流し、安全・安心でより美味しい野菜を作るために日々試行錯誤を重ねています。
 同じ志を持って歩み続けてきた二人の言葉からは農業に対する信念が感じられ、ひたむきに働く姿と日に焼けた幸せそうな笑顔がとても印象的でした。
 お日さま農園のお野菜は、基本的には個人のお客様やレストランなどに直接配達・発送しており、一般的なスーパーには流通していませんが、その美味しさは口コミで評判を呼び、着実にファンが増え続けています。
 お日さま農園では今年、玉ねぎの生育が良く一定の収量が確保できたということで、全有連の会員の皆さまにもお送りできる運びとなりました。
 玉ねぎの栽培では、今年はじめて「緑肥」(畑に植物を植え、植物の根の働きや微生物・腐植の増加によって土壌を豊かにする方法)を行ったとのこと。昨年6月に畑に植えたひまわりは2メートルにまで成長。それを畑にすき込んで玉ねぎを栽培したのだそうです。一面のひまわり畑が、美味しい玉ねぎを育てる土壌になるとは驚きですね。
 私もさっそくお日さま農園の玉ねぎをいただきましたが、加熱するとと~っても甘くて味が濃厚でした。
 西尾さんおすすめの食べ方は「玉ねぎのスープ」と「玉ねぎとピーマンのお味噌汁」とのこと。玉ねぎから出る出汁だけで十分美味しいそうですよ。ぜひ、皆さんもお日さま農園の玉ねぎを存分にお楽しみください。


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