【全国有機農法連絡会 フォトニュース ブログ版】

有機野菜宅配の全国有機農法連絡会の農業、イベント、生産者のレポート、直営農場の様子など

衰退していく日本の農業。FTAが加速か。 ~第十六回 対話集会~

2006年12月04日 | イベント・活動
 あたたかな晩秋の陽光が心地よい12月2日、第十六回対話集会が国分寺市で開かれました。会場は労政会館和室。20名定員の狭い会場をいっぱいにして3時間、報告、講演と密度の濃い交流会となりました。冒頭、米山から今年一年の活動報告があり、山の農場で実施した月の暦による農業実践に手ごたえがあったことと、来年施行される農政の大転換「品目横断的安定対策」が農村と農民に与える影響の大
きさなどについて報告がありました。農業をめぐる外圧としてはオーストラリアとのFTAが成立すれば2兆円規模の農業収入の減額を招くとし、自給率も30%に下がるのではと危惧されていることなども報告されました。(別紙ご参照下さい)このあと、酒田市から参加した有機米生産者、堀純雄さんから有機米づくりの実践と、農村をとりまく上記の「分断政策」について近況報告と分析がありました。この日は有機米の販売拡大のため上京していた高野健吉さんも特別参加し、逆境にある日本の米づくりの現状と今後について深刻な訴えがありました。(第二部は次号で)

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