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山の畑は農業日和 ニラ畑の草取り

2021年04月26日 | ホーテロ村「山形山農場」

 青い空にさわやかな風が吹き渡る山の畑。二人一組の出荷チームが今年初めての畑の出勤日、小さく生えそろったニラの畑の草を取ります。 こうして小さいうちに草を取っておくとあとが楽なのです。
 年長の林さんと若い大沼さんのチーム。林さんは天童配送センターのすぐ近くに家があり、パートの仕事がない日は自宅で農業もしているため、草取り、定植、収穫はプロの手さばきで米山も感心しています。きびきびした身のこなしといつも控えめな人柄で仲間からの信頼も厚いです。数年前に亡くなった義父母の畑を継ぐ形で、定年退職したご主人と農業を続けています。こんな人がいてくれるのも農業県の強みでしょうか。
 大沼さんはまだ52才、いつのまにか高齢者が多くなった全有連の中では頼もしい若手です。
 隣の畑では、晩秋に取り残した数十個の白菜の「茎たち」が育っていました。「これを採って今日の村民さんの箱に入れよう」と米山。さっと茹でたら春一番のごちそうです。アマドコロも食べ頃を迎えています。
 ふいに、突風がうなりを上げて通り抜けます。「時々こういう風が吹くんです」と大沼さん。少々の風にも動じず草取りを続けます。
 米山はパイプハウスの組み立てに向かいます。畑の隅にパイプを差し込んで雨除けハウスを建て、管理機を置く場所を作るのです。管理機は、種まきから畝立て、マルチ敷きなど万能農機具です。
 次から次へと春の農業は忙しい。山桜が咲き、今年も山の農業の一年がスタートしました。                      

 


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