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NZ旅行記 クイーンズタウン3日目ギブストン・ヴァレー

2008-09-07 11:14:41 | ニュージーランド

「あいのり」バスに揺られること30分余り。真っ直ぐな一本道を雄大な景色を見ながらひたすら真っ直ぐ走ったら、ごく自然に最初のワイナリー「ギブストン・ヴァレー」に到着した。あまりにもあっけなく到着したので少々拍子抜け。

     

     

セントラル・オタゴと言われる地域は世界最南端にあるワイン生産地として知られていて、特にピノノワールは極上ワインとして世界からも注目されているらしい。ギブストン・ヴァレーは国内最大と言われるワインカーブがあって、カーブの中に入ることができた。

     

ガイドの女性の説明を聞きながら、まずは白3種類をテイスティング。リースリングから始まって、シャルドネ、ソーヴィニヨンブランを試した。こうやって順番に試してみると同じ白でも全然違うことが分かる。最初はソーヴィニヨンブランの青臭い味にちょっと抵抗を感じたが、その後これが私の一番のお気に入りになった。

そして、「さぁ、これがお待ちかねのピノノワールよ」と真打登場したピノをありがたく頂いた。ガイドの女性の鋭い眼光と自信に押されて「美味しくない」とはとても言えない雰囲気。実際美味しかったのだが有無を言わさぬ迫力にちょっと怖気づいた。真剣勝負だ。私以外の3人はワインには一言あるみたいで、私には理解できない質問をしている。なんか通っぽい。一人蚊帳の外で、「みんな何話してんのぉ」と既に4杯飲んで酔っ払い始めた私は、ケーブという異空間の雰囲気も相まって、意味もなく楽しくなってきた。

ケーブを出て隣接のレストランに向かった。光が燦燦と降り注ぐ明るいテーブルが4人分用意されていた。あれっ、一緒にランチするの?えー、メンドクサーイ。 急にトーンダウンした私だったが、仕方がないのでテーブルについて、仲良くおしゃべりしようと腹を決めた。

さっきバスの中でオークランドから来たって言っていたように聞こえたけど、オークランドなのかな、オーストラリアなのかなと思って、開口一番、「オーストラリアから来たんですか?」と無邪気に聞いてみた。するとムッとした顔つきで、「僕達はニュージーランド人だ。君は今取り返しのつかない大きな間違いをしたんだぞ。いいか、オーストラリアとニュージーランドは全く違うんだ。決して間違えてはいけない。これは日本人を韓国人と間違えるのと同じだ」、と怖い顔で言われた。そんなに怖い顔しなくてもちょっと間違えただけじゃんと思って小野さんに救いを求めたら、小野さんも「全く馬鹿なこと聞いて」、という感じであきれた顔で失笑していた。そういえば小野さんが旅行中何度か「ニュージーランド人はオーストラリア人が大っ嫌いなのよ」、と言っていたのを思い出した。こういうことなのか。すみません、無知なもので。。。大失敗!

私達がこっそり「おっさん」と呼んでいたかなり髪が寂しくなっている方のex-girl friendが日本人で、偶然にも私と同じ名前であることをコクられた。懐かしいような寂しいような目でおっさんは私を見つめて話しているが、こっちにとっては全然嬉しくない偶然。それよりも日本人がここでも活躍していたかと、またまたNZとの距離の近さを感じた。

1時間前にたまたま同じバスに乗っただけの人達と一緒にランチをするというのは、状況として無理があるよなぁと感じながら、ちょっとぎこちないランチではあったが、当たり障りのない話をして楽しんだ。一つ面白かったのは、ニュージーランド人の中にべジマイト派とマーマイト派がいるのを知ったこと。途中からバスガイドの女性がランチに参加してきて、「あなたはどっち派?」なんて聞いて盛り上がっていた。日本人だったら「赤味噌派?それとも白味噌?」、なんて感覚なのだろうか?べジマイトとマーマイト、どっちも食べたけど、う゛ぇーーーー。でもどっちか選べと言われたら私はマーマイトです。皆さんはどっち派ですか?(どうでもいいけどね)

レストランの横にチーズやみやげ物を売っている売店があって、お約束どおり覗いてみた。レジのNZ人女性は先月まで高知県に住んでいてジオスで英語を教えていたらしい。日本語もとっても流暢。いい加減、私もこの状況にもうあんまりビックリしなくなってきた。

そして「あいのり」バスは次のワイナリーを目指して出発したのであった。Let's GO!

まだつづく

 



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