今日という一日

書くことが大好き!日々の気づきを楽しく書いていきます。

伝説の求人広告

2009-07-22 22:28:03 | 気付き
求む男子…
至難の旅… 僅かな報酬… 極寒…
暗黒の長い日々…
絶えざる危険… 生還の保証なし…
ただし、成功の暁には名誉と称賛を得る

これはアーネストシャクルトンが、1914年にロンドンタイムスに出した
南極探検乗組員募集の求人広告です。新聞の片隅に小さく出した広告に
5000人もの応募があったとして、伝説になっているそうです。

この話はリンクアンドモチベーションの小笹さんの講演会で聞き、
とても印象に残りました。人間は銭金損得勘定だけでモチベート
されるのではないというgood sample で、人は仕事・人生に
何を求めるのかという深い哲学が横たわっていると思いました。

このコピーは何度読んでも秀逸。逆に現在の求人広告のあり方を
考えさせられました。週休二日制、福利厚生充実なんて、本当に
必要なことなのだろうか?(疑問)

これだけのネガティブ要因を羅列しても、5000人もの人が、
そのコピーから夢・ロマン・冒険を感じたのでしょうね。

話のレベルは変わって、私のアラスカ。
私にはこんな高尚な志がある訳でもなく、命賭けるつもりもさらさらない
のですが、アラスカに夢・ロマン・冒険を求めて行ってきます!
気分は南極探検隊!イエーイ!!

呉服屋からの生還

2009-07-19 00:13:08 | 茶道ときもの

きものは大好き、素敵な着物や帯に出会えば少々高くても欲しいと思うのですが、どうも呉服屋さんの商売のやり方だけは好きになれません。

本来お買い物って楽しいことのはずなのに、何でこんなにストレスを感じながら、プレッシャーを受けながら、まるで押し売りにあったような恐怖心を感じながら買わなきゃいけないんでしょうか?

買うつもりがなくても、偶然素敵な着物にめぐり合えるような、嬉しい誤算であれば納得もいくのですが、そうでない場合は苦痛以外の何者でもありません。

早くこの場を去りたいんだけど、買わない事には許してもらえなくて、その内メンドクサイから買っちゃおうかという心理状態になってくる。断ればいいんだけど、靴を脱いで畳の上に座っちゃったりしたらもう最悪。

「あんまり好きじゃない」を連発しても、次々商品を出してきて、こうなってくると根気勝負。百戦錬磨の京都の呉服商人のトークにはかなうはずもなく、どうすれば許してくれるんだろうと考える始末。客は私なのに!果ては、京都の職人さんの惨状まで聞かされ、「職人を助けると思って」 と懇願された。

絶対こんな商売おかしい!!! そう思いませんか?

でも私は今回立ち上がったんですね。手段はクーリングオフ!

実は根負けして、「これだったら買ってもいいか」という帯を渋々買ったのですが、3日経っても、まだ拘っている自分がいるのに気付いたので、やっぱりこれは買うべきじゃなかったと思い直して、強い決意で呉服屋さんに勝負を挑みに行きました。

「3日間こんなことで悩んで、非常に不愉快な気持ちになったし、こんな商売やっていたら客との信頼関係も築けないし、結局客を失うことになるんじゃないか」、ぐらいのことは言って説教してこようと思って意気込んで行ったのですが、予想以上にそのお店の担当の女性はプロだったのです。

クーリングオフしたい旨を告げたら、「そうですか……(少し間)。レシートはお持ちですか」 と言っただけで、理由を聞くわけでもなく、淡々と事務処理をして、「今度銀座でセールをしますから、良かったら遊びに来てくださいね」と、いつもと同じような口調で言って、早々に開放してくれたのでした。

多分一瞬で何かを読み取ったのでしょうね。逆にこの人はすごいなと思って、この対応で、変な話ですが、前よりも信頼が増しました。

着物は高額商品だし、呉服屋さんは固定客を対象に商売をしているので、客との信頼関係を築くことが何より大事。京都から3日間だけ来ていた商人のおっちゃんは、何とかして私に売ることしか考えていなかったと思うのですが、この女性は私との信頼関係を大事にしようと思っているような気がしました。

買うつもりもないのにフラッと呉服屋さんに行っちゃったことが、そもそもの間違いの始まりで、その上自分の優柔不断さを思い知らされた呉服屋事件でしたが、もっと賢い消費者になろうと、強く決意しました。

でも呉服屋さんの商売のやり方って変わらないんでしょうか?日本の伝統文化を継承する商売で、商品そのものはいいのに、売り方に工夫がなくて残念。

少なくとも、無料のプレゼントで客寄せをして、「お二階で目の保養をしていってください」って言って、畳に座らせて商品を売る手法は止めましょうよ、ね。


青春クライマックス・インタビュー

2009-07-16 23:18:10 | 自己啓発

吉田典生さんの「ビジョン・マッピング・セミナー」に参加した時のこと。(7/11)

典生さんは「ドリームコーチ・ドットコム」を立ち上げた方で、コーチングのみならず、書籍の出版や、講演会、セミナーなどで大活躍している方です。

今回は「会社」「組織」「自分」を成功に導くための「ビジョン」について考えるセミナーだったのですが、その中でちょっと面白い発見がありました。

ビジョンを考える一つのツールとして、「青春クライマックス・インタビュー」ということをやったのです。
これまでの人生で、映画にしたい時期を選んで、クライマックスシーンを決めるというもの。ここから自分が大切にしていることとか、自分らしさを見つけ出すという手法です。典生さん曰く、かなり高い確率で、ここにヒントが隠されてるらしいです。

私もそこそこ長い間生きているので、「いつだろう?」と、遠い過去を振り返り、「あれかな、これかな?」と考えたのですが、映画にしたい=映像的に見栄えがする、という基準で考えたこともあって、大学2年生の時に、カナダに6週間ホームステイした時を選びました。後半3週間で、バンフやウォータートンパークでキャンプをした時が、
私の青春クライマックス。

インタビュアーに、その時のキャンプの話を、熱っぽく語る自分を客観視した時に、「私って、もしかしたらキャンプ好きなのかもしれない」と、気付いたのです。

実は、訳があって(?)、この夏にアラスカで、シーカヤックキャンプをすることを決めたのですが、はたと、突然キャンプでつながったことに気がつきました。

「アラスカでキャンプをする」と言うと、「えー!アラスカ?ヨーロッパで優雅に美術館巡りしたり、ブランドショッピングするのかと思っていた。本当にアラスカでそんなことするの!?」と、一様に驚かれてしまうのです。

でも私の中では、それほど大それたことをするというイメージがなくて、あの時のカナダに戻って、あの時感じた気持ちと、あの時の自分に戻れるというワクワク感があるのです。

アラスカに行くことを決めたのは、偶然の産物だと思っていたのですが、こうやって考えると必然だったりして。。。。

何かが起こりそうなアラスカに期待大。
まずはシーカヤックにちゃんと乗れて、海に落ちないようにしなきゃ。


SEIKO MATSUDA

2009-07-14 22:18:03 | 東京

皆さんは、松田聖子のコンサートに行ったことありますか?

何を隠そう、私は聖子ちゃん世代、私の周りの友人もみーんな聖子ちゃん世代のはずなのに、コンサートに行ったと言う話は聞いたことがなかった。かく言う私も、「別にコンサートに行くほどのことじゃ…」と思っていたのですが、長年の沈黙を破って、とうとうブレークスルーしてしまいました(笑)。

聖子ちゃんは来年デビュー30周年を迎えるそうです。お決まりのブリブリドレスに赤いハイソックス+スニーカー姿の聖子ちゃんと一緒に、「夏の扉」を熱唱しながら、30年という年数が押し寄せてきたり引いて行ったり。

あの当時のヒットメドレーは、ファンだった訳でもないのに、いまだに歌詞も見ずに歌えるってすごいですよね。青春時代に聞いた曲って忘れることがないんだなぁ、と改めて思いました。

マイケルジャクソンは若くして急死してしまったけど、聖子ちゃんは10年後もあのブリブリドレスを着て歌っていそう、いや絶対歌っていて欲しいですね。

一緒に行った友人と、「10年後の聖子ちゃんをもう一回見に行こうね」、って約束したのですが、でも10年後って事は、私達も同じように10年、年を取るってことですよね。

恐ろしい


七夕の日に

2009-07-07 19:43:08 | 気付き

はたと気が付いたら、今日は七夕。

願い事は前日までにしなければいけないと聞かされていたのだが、すっかり忘れてしまったので、願い事の代わりに今日一日の嬉しかったことを考えることにした。(深い意味はございません)

  • 経理部長がコンビニのトロピカルマンゴー×ココナッツムースをくれた
  • 今日着ていたブラウスを見て「涼しそうで素敵ですね」と、女性社員に褒められた
  • 今読んでいる本が面白い 『情報は1冊のノートにまとめなさい』
  • ランチで食べた、揚げ茄子と野菜の乗った、大根おろしと生姜で食べる冷たいおそばがおいしかった
  • 3年間の人事プロジェクトの集大成とも言える規程集をイントラネットに載せて公表した。やったー!
  • 社労士にプロジェクトが終了したことを伝えたら、「おめでとうございます」と言われた。こちらこそ辛抱強くお付き合いいただき、アドバイスをありがとうございました!
  • 8月の旅行の事を考えるとワクワクドキドキ

こうやって書き出してみると、普通の一日のようでも、結構嬉しいことがたくさんあったいい一日だったことが分かった。

来年も、もっと楽しいことがたくさんある日にしよう!


懐石 - 和幸

2009-07-05 18:54:30 | グルメ

玄関を上がって、手入れの行き届いた廊下を少し進み、12畳ぐらいの床の間のある和室に通された。部屋の真ん中に座卓が置いてあるだけのシンプルなお部屋で、友人と向かい合って座ると、何だか落ち着かなくてキョロキョロ。雨が降ったせいか、少しかび臭い湿り気のある匂いと畳の匂いが懐かしい記憶の旅に連れて行ってくれた。

それにしても「しーん」と静まり返って、物音一つしない。話し声もしない。このお店は1日3組しか予約を取らないと聞いてたのだが、もしかして今日の客は私達だけ?そうなのです、私達だけだったのです。店主は私達だけのために、料理を準備してくれたのです。何たる幸運!

それでは店主の心のこもったお料理を紹介します。残念なことに、食材についてはよく覚えていない!メモっておくんだった(反省!

        向付

        

       煮物椀

       

       造り

       

       焼き物

       

       焚き合わせ

       

       酢の物

       

どれもこれも絶品だったのですが、私の中での一押しは、鮎の塩焼きと炊き合わせです。鮎は今までの人生で一番美味しい鮎でした。焚き合わせも、上品な味付け、飾り方、食材の見事な形に感動。手を抜いていない丁寧な仕事に感心しました。
 
最後に店主が挨拶に来てくれました。柔和な店主の笑顔とお料理がピッタリ一致して、「あー、なるほど」と思いました。こんな贅沢しちゃっていいのだろうかと思う程の満足感で、「あー、美味しかったね」と言うと、友人も満足そう。
 
さて最後にお会計ですが、一人18000円也。この値段どう思いますか?もちろん決して安くはないですが、不思議と高いとは思いませんでした。これがやっぱりミシュランに選ばれた理由なんでしょうね。

住宅街の奥の奥 - 和幸

2009-07-01 18:00:41 | グルメ

お店に入ると、着物を着た若い中居さんがすぐに現れた。

「お待ちしておりました。場所はすぐにお分かりになりましたか?」

分かるわけないじゃないですか。こーんな住宅地の奥まったところに、まさかミシュラン二つ星の懐石料理のお店があるなんて、誰が想像しますか。地図を片手に、全く見当違いのところに行ってしまい、ふと目に入った可愛い洋服屋さんにフラフラっと入って、カーディガンを買うなんていう余計なことまでやってしまったのですから。

そうは言っても、私は友人が、あっち、こっちと指示してくれるので、それに従って歩いていただけなので、文句を言うほどの筋合いではないですけどね。最後の最後で、看板を目ざとく見つけて、「あっ、あれだ!」と友人よりも先にお店を見つけ、「すごーい、どうして分かったの」、なーんて言ってもらっちゃうところは、私の要領のいいところかな。

それにしても、どうしてこの場所にお店を作ろうなんて思ったのだろう?こんなところで勝負して、ミシュラン二つ星を獲得するとは、これはかなりのつわもののはず。否応がなしに期待感は高まったのでした。

地図はこちらから ⇒ 和幸

つづく