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ゲストハウス、のんびりはじめ…たんですが!

タタミ敷きの純日本家屋でゲストハウスをはじめました!
でも、やることいっぱい。
そこでのんびり、国際派をめざします!

墓標?

2015-07-16 03:29:42 | 日記
みなさん、こんにちは!

画像は「青い柿山荘」の庭先に作ってるデッキのものです。

広さは4m×4mです。
そのための土台用の石、束石と言いますがそれを埋めました。
この基礎の束石は柱が立つように穴が開いてるので、まずは上に古い瓦をかぶせてみたら、
なんとなく古戦場で戦って亡くなった侍の塚みたいでしょう。

そこに柱を立てたら、本当に墓標みたいになっちゃった。

このデッキは「観月台」と名付けて、秋の頃ここに寝転がって中天の月を楽しもうというものなんです。

実はこの週末に当山荘に妙齢のご夫人方三人様がお泊まりで見えます。
「エラいこっちゃ!」です。
なにせこの方達、外国を相手のビジネスばりばりの国際人、高尚な趣味人、豊かな美食家で、
「海の日」だというのに「山」に来ちゃうほどの好奇心と意志強固な方たち。

MENUもなにもかも、どうしたら?
当山荘のウリは、とりあえずはBBQ !
がんばっちゃいますが、なんてったって番人AもBも未熟者。
「青い柿山荘」じゃなく「青いガキ山荘」が正しいのかなって思ってますから。

そんなワケで、舞台の観月台だけでもと造りを急いだんですが、
先日の梅雨雨で工事が進まず、晴れ間をねらってがんばってはみたものの、どうにも工期が遅れちゃってます。
それでもとりあえずは、建物側の濡れ縁を完成させました。

要するに、未完成ということです。
ご夫人方、どうにも申し訳ありません、新国立競技場よりは早く完成させますので、
また秋にでも中秋の名月をお楽しみにお出で下されば…と願うばかりです。
その時には番人A,Bの他、タヌキ一家なども打ち揃ってお迎えしたいと思いますが。

この観月台、完成すればいくつかの仕掛けを見てもらえるかな?と。

さてこの週末、どうなる?
とりあえずは、彼女たちの評価を物差しに、この先の「青い柿山荘」がんばらなくては!


ありがとう、みなさんお力を!









かげろう日記

2015-07-16 01:46:29 | 日記
こんにちは!

「青い柿山荘」ではあまり大きな出来事は起きません。
どうしても目の前のささやかなことに目が行ってしまいます。

今日は蜻蛉が一匹、仕事中の目先に現れました。
建てた柱に止まってひと息休んでいるような風情でした。
時折、吹きわたるそよ風にその透明な羽がそよぎます。
薄くて透明な4枚の羽が、風にそよいで取れてしまうのでは?
と思えるほどにひらひらと舞います。

蜻蛉は土中で数年間過ごして羽化し、その命は数日間というはかないものです。
それを思えばワケあってこの工事中の目の前に現れたとあれば、工事は中断。
お好きなように過ごしなさい、となります。
でも本当は暑くて休みたかっただけのこと、蜻蛉にくらべてわが人生怠惰の極みです。

この蜻蛉(かげろう)、ヨーロッパ特にイギリスなどではよく妖精のように描かれますね、
ディズニーのアニメでも、ティンカーベルなんかはその感じでしょうか。
この妖精伝説というのは、特にイギリスではかなり昔から信じられて来たようで、
ケルト文化がそのルーツのようです。

理知的で科学的な造詣も深い名探偵「シャーロック・ホームズ」
その生みの親のアーサー・コナンドイル、実はこの妖精は実在するとして、
ホームズで名を挙げてからも、生涯をこの妖精実在説に全うさせたんですよね。
理知的で医学や科学にも精通していて、ホームズの脳みそを共有したサー・アーサー・コナンドイル。
実はこんな妖精好きというのも、英国文学の面白いところかもしれません。

閑話休題
この頃の妖精探しに熱中するコナン・ドイルを、名優ピーター・オトゥールが演じた映画がありました。
深夜テレビで見たものでタイトル忘れました。


「ところで…あの釣り鐘草、東洋の日本ではこどもたちがあの花の中にホタルを入れて、
灯りにしているらしい。無数の釣り鐘草が森の奥で明滅するところを想像してみたまえ。
日本には妖精が住んでいるんだと思わないか、ワトソン君」

この蜻蛉(かげろう)はトンボ(蜻蛉)の仲間、
他に陽炎(かげろう)は天気のいい日に道路面などからゆらゆらと立ちのぼるあの空気なんかも言いますよね。

ヨーロッパなどの妖精はほとんどが女性で描かれてますから、
どうしてもこの細身で、透明なベールをまとったような蜻蛉はまさに女性格。
風にそよいだ羽の乱れも風情がありました!

と、まぁ、「かげろう日記」は有名な平安文学。
こちらは、とりとめのない些末なことどもを書き連ねた「かげろう日記」
ついでですが、
トンボについては、私ガキの頃に近所のおやじさんが言ってた言葉を思い出しましたよ。
「このトンハチ野郎!」って。
意味は、トンボにはちまきを巻かせりゃ、目ばかりだからなぁ~んにも見えなくなる…ってオチ!

なんか、昔は例えがイイよね。
「トンハチ日記」にしようかな。

ありがとうございました。






ホタルの袋…

2015-07-16 01:04:52 | 日記
みなさん、こんにちは!

列島、梅雨の真っ最中。
健康にお気をつけ下さい!

「青い柿山荘」もムシムシと梅雨の恵みを受けてます。
でもこの数日は晴天があったと思ったら、一気に真夏日だとか。

山荘あたりは樹々に覆われているせいで、
吹く風が気持ち良く、都心ほどの熱さはありません。
それでも炎天はキツいです。
でも木陰はまさに「緑陰」、昔の人はきれいな言葉を考えますね。

こんな時こそ風に吹かれて至福の昼寝!
当山荘のとびっきりの場所は実は廊下。
北側からの冷えた風がそよそよ、ざわざわと吹き抜けて…
ウスベリと枕、それに蚊取り線香で、日本の夏の伝統が楽しめます。

ところで画像の花、これは「ホタルブクロ」と言うそうです。
昔こどもたちがこの中にホタルを閉じ込めて遊んだ、というのがこの花の名前になったそうです。
ヨーロッパでは「釣り鐘草」、たしかに!

それにしても、この中にホタルを入れてその灯りを楽しんだという昔の日本のこどもたち。
なんてすばらしい発想なんでしょうね。
今ではホタルも珍しいし、
そんなこと以上にゲームの明りに夢中で、発想がないか。

ホタルには残酷だけれど、でもこの中で光らせてみたいな、
って思うのはやはり残酷なのかな。

今度は台風が襲来だそうです。
みなさんお気をつけ下さい!

ありがとうございました。




紫陽花、愛しのアナベル・リー…!

2015-06-27 23:35:32 | 日記
 みなさん、こんにちは。

梅雨の時期の花の代表はやはり「アジサイ」でしょうか。

紫、ピンク、青、白…さまざまに色を変えて咲く紫陽花。
この時季日本中のあちこちで、紫陽花の名所が人気を呼んでいますね。

山荘の庭にも数株あるんですが、お手入れが悪くてまさに自生するかのように必死に咲いている風情です。
これからはもっといたわってやらなくては、と思ってます。

ところで山荘への道すがら、道ばたに真っ白なアジサイの花が続く場所があります。
それが半端じゃなく見事に咲き誇って、道案内です。
それも全部が真っ白!
花音痴でもアジサイは土が酸性なら青に、反対なら白になるって聞いてたから、
へぇこのあたりの土はみんなアルカリなんだ、って勝手に思い込み。

たまたまお手入れをされていた土地のお母さんに聞いてみたら、
これは「アナベル」という品種らしい。
ご近所の篤志家がこの「アナベル」を配っていて、この街道をこの花でいっぱいにしたいそうです。

あらためて見れば、その花の大きいこと、小さな花がびっしりと密集して大きな一輪を構成しています。
花はまんまるで、まるでまりのよう、それにきれいな白!
まっ白な「まり」がいくつも連なって、姿形も良いし量感もあります。

なんで「アナベル」?
たぶんこの花を開発した人のネーミングなんでしょうね。バラとかランにはよく恋人や奥方の名前を付けますから。
もちろん女性名詞、僕が思い浮かべたのはミステリーの大家かのエドガー・アラン・ポーの最後の詩「愛しのアナベル・リー」
もちろんこの推理は当たってないと思うけれど、名前はおぼえられたぞ~っ!

ところで、このアナベル女王、小さな花が集まって競う美しさ故の弱点。
雨が降るとその雨を小さな花が花びらに雨露を集めすぎちゃって、重さでたちまち頭を地面にごめんなさい!
美は乱調にあり? 愛すべきアナベル様でした。


閑話休題

こどもの頃から見慣れた街の点景にどこのお家にもあった紫陽花、花音痴の僕にもこの花はわかります!
もっとも字は読めませんから、紫陽花とアジサイは別物だってずっと思ってました。
ナゼこの文字なのか?
漢字は表意文字っていうから、例えば「向日葵」これがヒマワリだって言われれば、
お日様に向かうからか、うん、たしかに!って思えるけれど。
でも「紫陽花」って? ナンで?って長いことなっちゃってます。
ついでに「蒲公英」、タンポポだってぇぇェ! これもワからん!かった。
(このナゾ解き、このままではWish Listに入れちゃいそう)

今日もありがとう










青梅雨…

2015-06-27 22:18:35 | 日記
みなさん、こんにちは!

今日の気象庁の発表で、東北地方も例年になく遅い梅雨入りをしたそうです。
暦の上では梅雨真っ最中のはずなんですが、
ここ「青い柿山荘」では、梅雨の晴れ間というには不自然な天気のいい日が続いてました。

でも昨日あたりから雨が間断なく降り始めて、なんとなく梅雨の実感です。
山荘は本瓦の屋根で軒先には樋がありません。
雨が瓦の先から落ちるのが見えます、雨だれ!です。
激しい降りにはザァッと流れ落ち、弱い降りにはポタポタ…です。

今ではどこのお家もちゃんとした雨樋があって、こんなふうには雨を見られません。
落ちて地面に当たる音も聞けません。
雨だれは、まわりの樹々の緑をキラリと一瞬、写しこんで落ちてゆきます。
山荘の軒は深いから、窓を開け放って雨の眺めを楽しみます。
時折風が吹くと雨だれが吹き込みます。

庭の樹々からも、たくさんの葉っぱが落とすいろんな雨音が聞こえてきます。
ポタポタ、ざわざわ、ザ~っ……ときどき遠くのうぐいすの声が混ざります♪

なんとなく嫌な雨もここでは目の音楽です。
それに樹々たちはいっそう緑を濃く、つややかに瑞々しく清々しくなっています。
僕たちには憂鬱な梅雨も、樹々たちにとってはたしかに生命を輝かせるためのものだなぁ!って思えます。

嫌いな梅雨も本当はこんな生命の活動の時季だったと思えば、感じ方も変わります。
「青梅雨」はそんな先人たちが考えた、この季節ならではの言葉なんですね。

山荘では雨が降ったら外仕事ができません。
そこでタタミにごろりとして、雨だれや庭の樹々をながめます。
やがてまぶたが重くなって…至福の昼寝のお時間です!

今まで、やまなかった雨はありませんから、

では、みなさん、また明日…


ありがとう