情熱大陸にも出演したことのある、出張料理人の小暮剛さんのお料理をラウフェンさんのお誕生日会で賞味する機会を得ました。
季節野菜がたっぷり入った洋風卵豆腐、和風コンソメゼリー添え、完熟トマトのソースと帆立貝が入った軽いマヨネーズでさっぱりとどうぞ!!
(感想)白いマヨネーズソースはバターとクリームの重そうなソースに見えるのですが、実はバターもクリーム使っていない入っていないソースで、バターの代わりにオリーブオイルが使われているのでさっぱりしています。洋風卵豆腐は初めての食感。ふわっとした卵豆腐にマヨネーズソースと和風コンソメとさっぱりしたトマトソースを絡み合わせると口の中で溶けます。好物の帆立貝も贅沢にいっぱい入っていて◎
オリーブオイルで焼いたりんごとドライマンゴー。湯引きした天然えびのイタリア風サラダ仕立てです!
(感想)このサラダのアクセントは何といっても、オリーブオイルで焼いただけのりんご。普通のりんごをただ焼いただけなのに、りんご本来の甘さがギューっと凝縮されて、やさしい自然の甘さにちょっと感動。リンゴとえびと野菜をフォークで重ねて口の中に入れてみると、甘さとえびの食感とバルサミコ酢が絡み合って美味しかった~
コグレ流、和風ミネストローネスープです!オリーブオイルをかけてお召し上がりください。
(感想)はまぐりと鯛のお頭で取っただしが濃厚に効いていて、日本人には超幸せな具沢山スープでした。このスープにオリーブオイルソムリエでもある小暮氏お勧めのRAVIDAのオリーブオイルをたらたらっと贅沢にかけると、スープの味が驚きの味に変身!「スープにオリーブオイル…?」、という既成概念が崩れました。オリーブオイルの威力再発見。
和牛の柔らか煮込み、フランスリヨン風のクネル仕立てです!数種の豆と小さな野菜の入ったクリームソースと赤味噌入りカレーソースの2色でお楽しみください。
クネルというのは、リヨンの代表的な料理の一つのようで、普通は魚で作るらしいですが、それを牛肉で作った小暮氏のオリジナルです。一見すると丸いハンバーグのような外見なのですが、ナイフを入れるとその柔らかさにビックリ。口に入れるとさらに柔らかく、牛肉を食べている感覚を忘れてしまうぐらい。
本日のデザートはフランス・バイヨンヌ産のチョコレートで作ったココナッツ風味のムースケーキとセイロンティーで煮た有機栽培のプルーンです!
(感想)知りませんでしたが、フランスバイヨンヌというのは、チョコレート発祥の地だそうです。その世界初のチョコレートを作ったところのチョコレートムース。確かに懐かしい味がしました(ほんと?)チョコレートとミントの陰に隠れているプルーンがまた美味でした。こんなに美味しいプルーンを食べたのは初めて。ミントは小暮さんの庭で作ったものだそうです。
さてさて、こんな素敵なお料理を作ってくれたのはこの方です。
情熱大陸のテレビの中にいる人が、何と後ろを向くと、そこにも小暮さん。贅沢ですね~。そして情熱大陸の裏話もたっぷり聞くことができました。海外ロケも含めて8ヶ月もかけて製作したそうです。何気なく見ているテレビの裏にはいろいろな苦労や気の遠くなるような時間があるのですね。
それにしても、料理を作って、サーブして、片付けて、その上オリーブオイルの解説、情熱大陸の解説、全部を一人でやってしまう小暮さんのパワーには感心しました。これ、半端じゃなく大変だと思ったのですが、笑顔を絶やさず、時々汗をかきながら、手抜きなしで仕事をこなしていく、小暮さんのお仕事は正しくプロフェッショナルでした。
お客さんの反応が直に伝わるから出張料理は楽しいと小暮さんは言っていたけど、裏を返すと失敗も直に伝わるのですよね。その緊張感が楽しいのかな~。きっと苦労の何倍もの喜びがあるんでしょうね。
美味しかったです!ご馳走様でした。