今日という一日

書くことが大好き!日々の気づきを楽しく書いていきます。

世界遺産プランバナン寺院

2015-10-07 23:52:20 | インドネシア

ジャワ島にある、もう一つの世界遺産、それがプランバナン寺院です。

こちらはヒンズー教の寺院です。

高い塔の周りにあるのは、崩れてしまった石がそのまま積み重ねられているものです。

この寺院は1549年の地震でほぼすべてが崩れてしまい、1937年から修復工事が始まったのですが、
2006年5月のジャワ島中部地震で、修復中にまた崩れてしまうという、悲劇の運命を背負った遺跡のようです。
現在も修復工事が行われていましたが、一体いつになったら完成するのか、全く分からないそうです。
もっとも、この周りにある石も、全てのパーツが残っているわけではなく、盗まれたり紛失したりで、
元の形に戻すことは不可能だと聞きました。

 

この猫の人形は、ツアーに参加していた若い女の子がいつも連れて歩いている猫ちゃんで、
観光スポットでお気に入りの人形やぬいぐるみと一緒に写真を撮るのが流行っているようです。

ファンタジーとの融合。アニメ映画のワンシーンのようなショットになりました。

  

こだわりの写真スリーショット。

世界遺産に沈む夕日を眺めて、1日が終わりを告げましたが、私たちの1日はまだまだ終わりません。
この後、フットマッサージに行き、ビュッフェディナーの後は、ジャワ島伝統の舞踏を1時間ぐらい見て、
ようやく活動が終了です。


ジャコウネココーヒー

2015-10-06 22:07:04 | インドネシア

ジャコウネコの排泄物から作る、コピ・ルアクという希少価値の高いコーヒーはご存知ですか?

日本でこのコーヒーの話は聞いたことがあったのですが、まさかここで出会えるとは。

出会いはいつ訪れるかわかりませんね。

 

そしてこのコーヒーの生産者(労働者?)がこのケージに入った猫ちゃんです。

この会社のオーナーの働き者の猫ちゃん40匹が、毎日コーヒーの実の赤い部分をせっせと食べて、それがお腹の中で発酵されて、
7~8時間後に糞と一緒に排泄されて、それを拾い集めて、きれいに洗って、乾燥させて、その後で一粒一粒皮を手でむいて、
中のコーヒー豆だけを取り出し、それを焙煎したものがコピ・ルアクとなるそうです。

  

こちらの茶色い方が、排泄物を洗って、乾燥させているものです。臭いにおいは全くなし、コーヒーの匂いもしない
乾燥豆みたいな状態になっています。実際に触ってみると、軽くてスカスカ状態。こんなものが本当に美味しいのか?

この会社の社長さんの、どこで覚えたのか、変に慣れている日本語と同じぐらい怪しい… とこの時は思っていました。

  

谷中のコーヒー店(満々堂)で1杯1700円で売られていますという、日本のTVの録画を見せられ、よその土産店で売っているのは、5%ぐらいしか
コピ・ルアクが入っていないけど、うちで売っているのは正真正銘100%の本物だということを、さんざん聞かされて、「飲んでみたい…」 
という気持ちが高まってきたところに、出てきました、試飲用のコーヒーです。

土産を買わせるための最終ステップに入ってきました。

ここで評価されなければ買ってもらえないので、最後のパフォーマンス、勝負どころです。

さぁ、日本人の味覚を満足させることができるのか~~~ 

勝負を挑まれましたが、あっさり白旗を上げちゃいました。

それもほぼ全員がお土産用に5個、10個とお買い上げ。簡単なものですね~(笑)

でもなぜ買ったかというと、素直に美味しかったから。
しっかりしたコクがあるのですが、のど越しがすっきり爽やか、今まで飲んだコーヒーの中でも、かなり美味しいレベルに入ります。

味に感動させられた上に、『谷中の満々堂で飲めば1杯1700円のところが、ここで買えば10杯分で1500円』 

これはお値打ちです。もちろん、谷中のコーヒー屋までわざわざ行って、ジャコウネココーヒーを飲めばの話ですけどね。

ところで、私が未だに疑問に思うのは、『40匹の猫が1日に排泄する糞の量って一体どれぐらいなんだろう?』ということです。

これだけのコーヒーの生産量を40匹の猫で賄っているとしたら、相当過酷な労働を強いられているのは間違いないですよね。

ここには、何かからくりがありそうです。

ところで、世界最高峰のジャコウネココーヒーを生産するインドネシアは、コーヒーの味には相当なこだわりがあるのでは?
と思うかもしれませんが、ホテルの朝食バイキングで飲んだコーヒーは、味も香りも全くなくて、ウーロン茶のようなコーヒーでした。
いえ、あれはウーロン茶でした。

インドネシアのコーヒー文化はいろいろな意味で奥が深そうです 


ジャワ島

2015-10-03 20:15:13 | インドネシア

今回参加したツアーは、「優雅なインドネシア、3つの世界遺産を巡る」というツアーで、
ジャワ島2泊、バリ島に3泊しました。

バリ島は20年以上前に行ったことがあったのですが、ジャワ島は初めて。

「バリ島とジャワ島ってどっちが大きいんだろう?」ぐらいの知識だったのですが、
なんと、ジャワ島には1億2千万人の人が住んでるそうです。

びっくり~ 

そしてインドネシア全体の人口は、2億4千万人

中国、インド、アメリカに次いで、人口世界第4位の国だそうです。

2度びっくり~  

そしてインドネシアは1700の島で成り立っている国で、
一番大きいのはスマトラ島、その次がジャワ島で、3番目がパプアだと聞きました。
知らなかったのですが、パプアニューギニアのある島の半分はインドネシアらしいです。

そんなところまで、インドネシアだったとは、知りませんでした。

従って、ジャワ島は、確かに島には違いないけど、日本と同じ人口の人が住んでいる、
一つの国だと思った方がよさそうです。

ところで折しも、ジャワ島に高速鉄道を作る計画で、日本が中国に負けましたよね。

これについては、いろいろな意見があると思うけど、そもそも私は、この国に、日本の
最先端技術を駆使したハイテク新幹線が本当に必要なのか?と感じました。

大都会のジャカルタを見ていないので、何とも言えませんが、ジャワ島には 『東海道線』 ぐらいで
いいんじゃないの? という肌感覚。

そもそも、ホンダ製のバイクに、2人乗り、3人乗りは当たり前で、ヘルメットも着用しない、
果ては、バイクはまだ運転できないはずの子供まで平気でバイクに乗る国です。

そんな国の国民が考える安全基準と、日本の新幹線の安全基準では、相当なギャップが
生まれるのは、当然のこと。

「安全、技術、高品質」で、売り込みをかけた日本に対して、「いや、そんな高いレベルじゃなくてもいいから、
もっと安い新幹線を…」 というのが、インドネシアの本音だったのではないかな~。

これは技術大国日本の弱みでもありますよね。シャープの液晶テレビと同じで、技術者の驕り。

ちなみにジョグジャカルタの中心から少し離れると、こんな感じでした。

日本も田んぼの真ん中に新幹線が走っていますが、ジャワ島の田舎にも新幹線が走る日が来るのでしょうか?

 


ボルブドゥールの朝

2015-09-30 06:22:48 | インドネシア

ボルブドゥール史跡公園の中にあるホテルのテラスレストランから、バナナの天ぷらを食べながら撮った、朝の写真です。

ジャングルではなく、手入れされた公園の木々の間から見える寺院の堂々としたたたずまいと、木々の緑とのマッチングが美し~い。

渾身の一枚です!

「写真の腕が上達したのでは?」 と思われる方がいるかもしれないですが、そうです、上達したのです。

実は、種明かしをすると、現地ガイドさんに撮り方を教えてもらったから。

ジョグジャカルタの現地ガイドさん(日本語ペラペラのジャワ人)は、ただの観光案内をするだけではなく、
写真を撮るスポットや、デジカメのモード設定、構図、スマホの傾け方などなど、写真指導もしてくれる、
付加価値の高いガイドさんだったのです。

このサービスは観光客にはありがたいですね~。これができると、ほかのガイドさんとの差別化が図れます。

これから観光業を目指す人にはお勧めのスキル!

ガイドさんに教えてもらって、スマホを少し傾けただけで、同じ時間に撮った写真でもこんなに違います。

 

ミラクルマジック!


ボルブドゥール寺院の謎

2015-09-30 04:36:28 | インドネシア

ボルブドゥールに行ったことのない人でも、黒っぽくてトゲトゲした建物の写真は目にしたことがありますよね。

トゲトゲの正体が分かりました。

これです

 

釣鐘のような形のこの物体は、ストゥーバと呼ばれるもので、一番中央にある窓のない大ストゥーバの回りに
72基並んでいて、中には仏像が入っていると聞きました。

窓のない大ストゥーバの中には何があるのか、誰も見たことがないらしいです。

ミステリーですね~。中に何があるのか、のぞいてみたいですね~。

ボルブドゥールは未だに謎だらけで、そもそも何の目的で建てられたのかすら解き明かされていないようです。
そして780年~830年ごろに建造されてから、1000年もの間、土砂に埋もれたままの状態で、忘れ去られていたようです。

こんな巨大なものを作っておきながら、忘れてしまうってどういうことなんでしょうか?

何か想像を絶するような天変地異、スぺクタルなドラマがあったに違いありません。

そして特筆すべきは、この建物は仏教の寺院です。

ところが現在のジャワ島は、国民の90%がイスラム教の場所です。

おかげで朝5時ごろからコーランのお祈りがブツクサ始まり、ホテルのプールのビーチチェアでプチリゾートしながらも
BGMはコーランでした。ブツクサブツクサ…

  

なぜ仏教が滅びてしまったのか?ここにも謎がありそうですね~

ところで私がジョグジャカルタにいる間、ずっと何でだろう? と思っていた謎は、
Yogyakaruta と書くのに、なんでジョグジャカルタと読むのか。

なんで ヨグヤカルタ じゃないんでしょうかね? 

謎だ。


ボロブドゥール寺院サンライズ

2015-09-27 01:35:48 | インドネシア

シルバーウィークを利用して、9月16日からインドネシアに行ってきました。

インドネシアの世界遺産と言えば、ボロブドゥール寺院! 

朝の3時にモーニングコールを受けて、3時半ロビーに集合し、バスに乗り込んでサンライズを見るツアーに参加しました。

観光旅行とは非日常を楽しむことですが、起床時間も非日常です(笑)

余談ですが、海外旅行に行くと言うと、誰しもが、「いいね~、のんびりしてきてね~」と言うのですが、本当にのんびりしている人が
一体どれぐらいいるのでしょうか?少なくとも私の場合は、のんびりしているのは日常生活の方で(いつもだらだらしています)、
旅行は限られた時間の中に、どれぐらい密度の濃い活動ができるかの挑戦をしている気がするのですが…

ゆえに、『海外旅行でのんびりする』 というのは永遠の課題です。 いつかはのんびりしてやるぞ~~

余談でした

さて話は戻ってボロブドゥールですが、私はアンコールワットの朝陽も見たのですが、この両者には決定的な違いがあります。

それは何かと言うと、アンコールワットは寺院の外から寺院の上に出る朝陽を見るのに対し、
ボロブドゥールは寺院の中に入って、世界遺産の建造物のそこらへんに座り込んで、寺院の中から朝陽を眺めるのです。

こんな感じです

 

それじゃ、普通に朝陽が出るのを見るだけ?だったらここじゃなくても?と思ったのですが、
カメラ越しに覗いてみると、建物の先頭やら仏像が入り込み、ここでしか撮れない幻想的な写真になりました。

6時18分

6時32分

6時48分

6時52分

仏像の後ろ越しに太陽を撮る、なんていう高度な構図の写真も、実はスマホで撮った作品です。

この景色は1200年前と同じはずですよね。

朝3時に起きた甲斐がありました