今日という一日

書くことが大好き!日々の気づきを楽しく書いていきます。

茶道 3月と4月

2018-04-25 20:32:41 | 茶道お稽古

3月のお稽古は、「向切(むこうぎり)」でした。

 

いつもの茶室ですが、風炉先の位置を変えただけで、全く違う空間になります。

そして4月のお手前は「逆勝手」でした。

   

お客さんがお点前をする人の左側に座り、それに合わせて、袱紗を付ける位置や、お茶碗とお茶入れの置き合わせや、
いろいろな点前がいつもとは逆になります。知的な謎解きに挑戦しているようで、頭の体操にはなりましたが、
とてもじゃないけど、1回やっただけでは覚えられません。

お茶の世界は奥が深いから…、という意味の入口が少し分かりましたが、ここまで拘るか!というこの拘りこそが茶道なんですよね。

掛け軸

薫風自南来 (くんぷうじなんらい)(くんぷうみなみよりきたる)


利休忌

2018-03-02 21:16:46 | 茶道お稽古

2月28日は利休忌です。ということで、2月のお稽古は利休忌。

  

掛け軸 利休が死の前日に作ったとされる遺偈(ゆいげ)

人生七十 力囲希咄 (じんせいしちじゅう りきいきとつ)吾這寶剣 祖佛共殺 (わがこのほうけん そぶつともにころす)提ル我得具足の一ッ太刀(ひっさぐルわがえぐそくのひとツたち)今此時ぞ天に抛 (いまこのときぞてんになげうつ)

力囲希は、『エイッ」とか「ヤーッ」という擬音語。

人生70年というが、エィーッ、自己が宇宙大であることがわかれば、小さな物体にこだわることはない、釈迦も達磨も一刀両断である。

 


茶道お稽古8月

2017-08-19 21:49:30 | 茶道お稽古

8月のお稽古のお道具です。

釣瓶(つるべ)水差しと奥にあるのは亀甲竹で出来た結界です。

夏は風炉先の代わりに、結界を使うことがあるようです。

釣瓶の水差しは、そもそも井戸の水をくみ上げる物として使っていたので、
全体を水で湿らせて、蓋も湿った状態で使います。

 

掛け軸は、「一味清風」です。ネットで調べるとこの言葉は、相撲の行事軍配の裏に書かれているようですね。

茶花は桔梗、萩、青い実の千両、矢羽ススキです。真ん中の花は不明。

香合は沖縄の漆器です。

今日は七事式の一つである、数茶のお稽古をしました。

数茶の時には、煙草盆が出されます。

現代においてはこれは形式だけの作法になっていて、実際にこれで煙草を嗜む人にお目にかかった事はありませんが、昔は煙草でくつろぎながら、数茶で遊ぶなんて事をやっていたようです。煙草は公共の場では吸えない現代社会において、茶道の世界ではうやうやしく煙草盆が出される訳で、ここだけ時代から完全に取り残されていますよね。煙草を吸うというより、芸術作品の一つとして、これがあった方が格式高くなる(ようなかんじ?)という位置づけのものかなと個人的には思っていますが、正しい解釈かどうかは分かりません。

 


茶道お稽古6月

2017-07-21 20:37:40 | 茶道お稽古

今月からお稽古の記録をブログに残すことにします。

ブログって実は過去の記録を残す最強の武器です。自分が書いた過去のブログを読み返して、「そういえば、ここってこういう場所だったよね」と自分で書いた文章を読んで記憶をたどるのであればまだいいのですが、「こんなこと私が本当に書いたの?」みたいな感覚になることすらある私って、相当ヤバい次元ですよね。

この怪しい記憶力は、茶道になるとさらに深刻な状態で、ほとんど覚えていません。先生、すみません。

よって、ここに残せばいいんだということに気づきました。もっと早く気づけよって感じですが。

ここに残せば、一緒にお稽古している直子さんとたかよさんの備忘録にもなりますね。

織部焼きの敷板に鉄の風炉釜です。ガラスの平水差には割蓋。竹建水にサザエの蓋置きでお稽古しました。

この日は洗い茶巾というお手前です。

茶碗に水を入れて、茶巾を斜めに折り二つ折りにして耳の部分を茶碗の右端にかけてセットします。水が入っているので、お茶碗を両手でもって入り、その後で建水とお茶入れを持って入ります。茶巾をお茶碗の上で軽くしぼり、その後建水の上で固くしぼります。

この日の掛け軸と茶花、香合です。

   

掛け軸;瀧

茶花;むくげと縞葦 むくげは利休が好きだった花で、韓国の国花です。そうたんむくげとも言います。秀吉が朝鮮を攻めようとした時に利休が反対したのは、利休は韓国人だったからという説があるそうです。

香合;沖縄の漆器、鞭毛(べんもう)