今日という一日

書くことが大好き!日々の気づきを楽しく書いていきます。

母と娘の温泉旅行

2011-05-30 22:13:01 | 国内旅行

この写真は母とGW に行った湯谷温泉の写真。

湯谷温泉とは愛知県奥三河にある古~い、古~い温泉郷で、母が小学生の時に遠足で行った事があると聞いてビックリ。

そうとう鄙びたところだろうなと覚悟はしていたのですが、予想通り鄙びていました。観光ホテルというネーミングも、昭和が感じられてレトロクラッシック。というよりも、ただ古くなっただけという感じだったのですが…。あっ、泉山閣さん、ごめんなさい

温泉以外に見るものもやることも何もないと、かえってあきらめがついていいものです。

ホテルについて、温泉入って、夕食を食べて、温泉入って、寝て、朝温泉入って、朝食食べて、帰る。

あ~、極楽極楽!

他にやることがないので、必然的に母親と話す時間が増える。親戚の話から、母親の今昔話まで、際限なく続く。

その時、昔から疑問に思っていたことがあったのを思い出した。

母親は結婚前はテニスで国体を目指し、社会人になってもテニスを続けていたのだが、突然着物の着付けの先生になろうと目覚めるのである。そこからの十数年間は着物に関わるビジネスに没頭するのだが、なぜテニスから着物になったのかが疑問だったのだ。父との結婚式には、絶対に着物はイヤだと言い張り、ウェディングドレスしか着なかったのにである。

「なんで着物に目覚めちゃったわけ?」

「そりゃ、初めて行った着物着付け教室の先生に、『あなた着物が良く似合うわね~』 って言われたからよ」

「はっ?それだけ?」

「そうよ、それだけよ。その時、『へぇ~、私は着物が似合うんだ』 って気付いちゃったのよ。それで閃いちゃったわけ」

「……」

昔から直感と閃きで行動する人なのだが、まさかその一言だったとは。たったその一言で、7~8年後には3階建てのビルを建て、岡崎着物綜合学院を開校しちゃたのであるから、その思い込みの強さはすさまじい。

その人の人生に影響を与える言葉って、こんな些細なことだったりするのですね。

これからもその閃きで新しい挑戦をしてください。楽しみにしています!


有楽流お茶会

2011-05-29 20:28:07 | 茶道ときもの

京急北久里浜にある、織田有楽ゆかりのお寺で有楽流の後継者、織田長好の法事の茶会があるというので行ってきました。

 

有楽流(うらくりゅう)をゆうらくりゅうと読んでいたぐらい無知で行ったお茶会で、へぇ~、そうなんだという新たな発見。

有楽流は織田信長の弟の有楽斎が始めた流派で、徳川家康より数寄屋橋周辺の土地を拝領して屋敷を設けたことから、有楽町の地名がついたらしい。

へぇ~~~~~!

ところでこの有楽斎は信長の弟でありながら、秀吉と家康の間を渡り歩き、今で言う世渡り上手な人だったらしい。

命をかけた世渡り。策略家だったのか、それとも茶人として一歩引いたところに身を置いていたのでしょうか?

ところでこの有楽流、格式ばったことが嫌いなようで、気楽にやりましょうという精神があちらこちらに散見されて、楽しいお茶会だった。写真も自由に撮れるし、お道具も自由に拝見させてもらえる。亭主のお話も、喫茶店で近所の主婦友達と交わす世間話のよう。

こういうお茶会に眉をひそめる人もいるかもしれないけど、自分が正しいと思うのは、それは傲慢というもの。

他の流派に参加する時は、その流派の価値観を尊重して、広くいろいろなものを見て、自分の価値観に合うものを見つけたいと思います。