今日という一日

書くことが大好き!日々の気づきを楽しく書いていきます。

東大でジョギングもどき

2009-11-30 23:40:26 | 東京

文京区白山のマンションに住んでいる友人から、「キムチ鍋パーティやるよ」、とお誘いを受け、「イェーイ、鍋だ、鍋だ」、と喜んでいたら、数日前に別のメールが届いた。

「早めに集まって、東大の外周をジョギングしない?」

えっ、ジョ、ジョギング?

ジョギングという運動は、人生の中でずっと避け続けてきたことで、みんなにとっての「軽くジョギング」は、私にとっては「生きるか死ぬかのジョギング」なのである。

1日考えても結論が出ず、

「ジョギングはちょっと無理だと思う。競歩だったらできるかもしれないけど…。私は歩くから、待ち合わせ場所を決めて集まるっていうのはどう?あー、でも東大は広いから、迷子になるかもしれないよね。やっぱり走った方がいいのかな?やってみたら案外出来るかもしれないし…。あー、でもやっぱりダメかも。ちょっと考えていいですか?」

というような、意味不明なメールを送ったら、

「歩くでも競歩でもいいよ。ところで何かあったの?」、と怪訝がられてしまった。

11月28日(土)は絶好の秋晴れ。スエットを着て、見た目はランナーのような格好で東大まで歩いて行き、「さぁ、走るぞ」と思って、正門を入ったら黄金色の銀杏並木が目に飛び込んできた。あまりに綺麗で、その瞬間走ることはすっかり忘れ、スエット着てウェストポーチをした変な観光客になってしまった。

             

東大卒のリコちゃんの案内で、アカデミックな休日の午後に。ジョギングじゃなくて助かった!ほっ でもジョギングを諦めていたら、この銀杏の木は見られなかったと思うと、『やっぱり何でも行動することに意味があるのだ』、と秋晴れの東大で志を高く持ったのであった。

          

           (東大といえば安田講堂)

ところで東大なんて、私にとってはさっぱりご縁のない大学で、東京在住暦13年目にして、初めて東大に来たのが先月10月。「これが安田講堂か」と思って見上げた建物を、また今月見る事になるなんて。不思議だなぁ。

そうそう、甥姪の悠君と理沙ちゃんに東大ストラップと東大4色ボールペンを買ってあげましたよ。今年のクリスマスプレゼントはコレ!しっかり勉強するようにね!

 


シンガポール2009

2009-11-28 00:56:04 | シンガポール

昨年の11月に出張で行ったシンガポールに、今年もまた行ってきました。

滞在3日半の駆け足出張で、朝は7時半ホテル発のバスに乗り、会社のある郊外まで約1時間のドライブの後、9時から5時半までびっしりミーティング。その後ディナーに行き、ヘトヘトになってホテルに着く、というスケジュールを3日間こなしたので、シンガポールを楽しむ余裕ゼロ。 何も特別なものは見てこなかったので、観光の記録ではなく、今年と1年前は何が違ったのかを、私目線で書いてみました。

1.航空券が安い!

リーマンショック以来、当社も御多分に漏れず、7時間のフライトはエコノミー(涙)。今回もジーンズ姿の旅行者に混じってエコノミーに乗ったのだが、ANAの普通エコノミーが何と42,000円の破格でした! 片道じゃないですよ、もちろん往復、食事付き。いつの間にかこんな安売り競争が勃発していたのですね。これは旅行に安く行ける千載一遇のチャンス到来!? でもこんなんじゃ、JALの再建も前途多難ですね。

2.オフィスの温度が…

シンガポールのオフィスに行って、我慢ならなかったのが、体の芯まで冷え切ってしまうほどの空調の温度設定。シンガポールの女性に「冷え性」という言葉を言っても、意味すら分からないだろうなと思いつつ、ガチガチ震えながら会議室で固まっていた昨年の轍を踏むまいと、マストアイテムのカーディガンにストールを用意して行ったのだが、何となく去年と様子が違う。「あれ、あんまり寒くない」、と思ってシンガポール事務所の社員に聞いたら、今年から室温を4度上げたそうである。CO2排出量を考慮しての対策だそうだ。

3.ますます小さくなるマーライオン

3日目の夜に、シンガポールと言えばマーライオンの、マーライオン公園にチリクラブを食べに行ったのですが、公園の周りを取り囲んでいる高層ビル郡の向かい側に、来年オープン予定の巨大カジノのビル建設ラッシュが始まっていて、見渡す限りビルビルビル。その中にポツンと一人で頑張っているマーライオンは、年々小さくなっているような感じだった。がんばれー!

4.初めて行ってみたチャイナタウン

                   

ホテルがチャイナタウンの近くだったので、ちょっとだけ歩いてみました。こういう怪しい雰囲気のところ、大好き!この怪しさは日本にはないですよね。いいなあ!

          

          (ちょっと近代的なチャイナタウン地下鉄の入り口)


日光中禅寺湖

2009-11-27 00:43:12 | 国内旅行

アラスカの山もいいけれど、やっぱり日本人の魂を揺さぶるのは「桜と紅葉(?)」、ということで、紅葉ベストシーズンの10月後半の週末に、日光中禅寺湖に行ってきました。        

          

           (男体山)

ところで、言っておきますが、ただ紅葉を見に行っただけではないですよ。アラスカ帰りの私は、とうとう日本でのトレッキングデビューを飾ったのでした。アラスカ用に揃えた数々のお宝グッズが早くも再登場。グッズがあったお陰で、友人からの突然の誘いにも、「行く、行く」、と二つ返事で応じることができたのです。持ってて良かった、パックパックとトレッキングシューズ?

人生に無駄なことってないですね。アラスカ⇒トレッキング⇒日光 と繋がり、トレッキングという新しいアクティビティが、自分の生活の中に入ってきたのを感じました。

          

               (アラスカ仕込トレッキングポーズ)

今までの私だったら、日光駅からバスに乗って、いろは坂の展望台でロープーウェイに乗って紅葉を眺め、日光金谷ホテルでお茶して帰るっていうパターンだったのですが、やっぱり山は歩かなきゃね。だって、いろは坂の展望台で吸う空気と、木立の中で吸う空気は、わずか数メートルしか離れていないにも関わらず、全然違うことに気付いてしまったから。そして峠の風の音を聞いてしまったから。

          

             (中禅寺湖と華厳の滝)

ところで、中禅寺湖の湖畔にある、「イタリア大使館別荘記念公園」に行った事ありますか?広大な敷地を持つ公園で、その公園内の紅葉の美しさも見事だったのですが、建物内から見る湖畔の自然の美しさは必見の価値ありでした。人工物が一切見えなくて、穏やかな水面のゆらめきは、アラスカのキャンプ場そのもの。ここにカヤックを浮かべて、キャンプをすれば、アラスカに行く必要ないのでは…と思わせるほどでした。

          

なーんだ、東京から電車に乗って2時間で来れる、小アラスカ発見しちゃった。灯台下暗しとはこのこと?日本にもいいところが沢山あることを知った、ジャパンディスカバリー第1弾。

それにしても、明治の中頃から昭和にかけて、各国の大使館員はここでヨットやボート遊びをしていたようです。映画のワンシーンのようなモノクロ写真が、遠い昔の栄華を語ってくれました。


アラスカ番外編

2009-11-22 22:07:00 | アラスカ

事件はシアトル空港で唐突に勃発した。

シアトル市内への短いショートトリップが終わり、空港に戻ってきて、チェックインも済ませ、出国検査も終え、後は搭乗準備が整うのを待つだけだった彼らを襲った事件。旅行上級者であるが故の油断!?

その事件とは、搭乗時間に間に合わず、ゲートに着いたときには、飛行機が目の前で離れていくという、信じがたいことが起こったのであった。信じられます?

飛行機が離れていくその同時刻に、一人だけ機内に乗り込んでいた私は、可哀想に、一人茫然自失状態。

「友達のMihoがまだ乗っていないから、彼女を探して

と、訴えていた私は、強面のフライトアテンダンスから、無情な最後通告を受けていたのであった。

「私達はMiho を探したけれど、彼女は残念ながら空港内には居なかったのよ。私達はもう行かなければいけないから、残念だけど諦めて頂戴」

「ちょちょちょ、ちょっと待って。彼女は空港に居るから、絶対に居るから、ちょっとちょっと… ちょっと、お願い」 

と、しどろもどろな英語で必死に訴える私を彼女はじっと見つめて、搾り出すような声で一言、

「SORRY!」

と言って、行ってしまった。

「えーーーーー、まじ 

と蒼白で言葉を失っていたら、回りの客が、前からも後ろからも横からも、

「どうしたんだ」、「どうしたんだ」

と声を掛けてきた。

「えっ、あの、友達がまだ乗っていなくて……、どうしよう 

泣きそうになっていたら、前の客が、

「僕も昔同じ経験をしたよ。同僚がバーで飲んでいて乗り遅れたことがあったんだ。怖いよね」

慰めているのだろうが、上の空の私は返事をすることもできない。呼吸が荒くなって、喉がカラカラになってきた。

事態が把握できない私の動揺をよそに、とうとう搭乗口の扉が閉まってしまった。

ジ・エンド……。

ミポリーン…… 

 

1分、2分、3分……

突然、搭乗口が開いた。

「えっ、もしかしたら」

と思って前を見たら、ミポリンの姿が見えた!

「あー、良かった 」 

ホッと安堵のため息をついたのと同時に、私の目に入ってきたのは、巴投げ5段のボーイズ3人の姿。

「えー、まじ! 4人とも乗っていなかったの?ミポリンだけだと思っていたら、4人とも?」

そうなのです。

彼らは、「まだ時間あるから大丈夫」なんて言って、4人でのんびりビールなんか飲んでいて、慌てふためいて搭乗ゲートに行ったら、目の前で飛行機が離れていくシーンを見ることになったのです。

こっちは機内で心臓が止まるかという思いをしていたというのに。。。

人騒がせ!!!

でも間一髪、間に合って良かったよ。ホントに!

 

ここで教訓です。

旅行上級者の皆様。油断は禁物です。

飛行機は遅れた人を待ってくれません。

搭乗ゲートには、搭乗開始時間前には行くようにしましょうね。


アラスカへの旅-最終章アラスカ鉄道2

2009-11-01 00:25:39 | アラスカ

アラスカ鉄道は、ゴトンゴトンと音を立てながらゆっくり走り始めた。

          

アラスカ鉄道は元来、石炭輸送のための鉄道だったらしいが、今は観光用の鉄道になっているようだ。平均時速は50kmのスローペースで、その上観光スポットに来ると、突然アナウンスが入り、更にスピードが20kmぐらいに落ちる。新幹線のように、最新鋭のハイテク技術を結集して、秒単位の正確性を競う乗り物ではなく、あくまでもアナログで、自然を眺めながらのんびり行きましょうというスタイルである。

ところでこの列車には、日本ではお目にかかれなくなってしまった食堂車が付いていた。

          

今日は朝からマフィンと、フルーツを少し食べただけなので、食事らしい食事はこれが最初。食堂車の食事なんて大した事ないだろうなと、余り期待していなかったのだが、予想外にこれが美味しかったのです。

1時間ぐらい窓の外を流れていく壮大な自然の景色を見ながら、美味しい食事をして、楽しくおしゃべりして…、よく考えたら、これ以上に贅沢な食事の仕方って他にはないのではないかということに気付いた。食堂車の魅力、再認識。値段はちょっと高いけど、絶対お薦めです。

それでは食事をしながら私達が堪能した、「世界の車窓からアラスカ版」を動画で少しお楽しみください。

http://www.youtube.com/watch?v=nFVmd5lDPZE

この4時間の鉄道の旅は、私の気持ちを少しずつアラスカから遠ざけて、日本に帰る心構えをするのに丁度良かった気がする。あまりにも早く帰ってしまうと、心が置き去りになってしまい、気持ちも体もついてこない経験、ありませんか?

               

電車は夜のアンカレッジに到着!とうとう帰ってきちゃった。とうとう終わっちゃったな。

それにしても、この旅行の密度の濃さと充実感は、今まで経験したことのないものだった。1日24時間、こんな風に使っても同じ24時間であることを、身をもって体験した。 

旅行の楽しさ、喜びを再発見し、旅行にアウトドアを取り入れることで、楽しさが倍増することを経験できた!旅行はどれだけ非日常を作り出すことが出来るかで、その満足度が違ってくると思うけど、今回の旅は、非日常200%!こんな経験が出来て、無事に帰ってくることが出来たことに感謝感謝!

みんな、ありがとう!

2ヶ月に渡って続いたアラスカ旅行はここで終わりです。読んでくれていた読者の皆様、お付き合いいただきありがとうございました!

実はこの後、シアトルで事件が勃発し、めったに出来ない経験を、巴投げ5段チームはするのですが、これはいつかまた番外編で!