リーダーシップとマネジメントの違いを解き明かしていくと、面白い結果が得られました。
一般的には、組織の中でのリーダーとマネージャーの役割って同じように考えてしまいがちですが、実はまったく別物、ある部分のおいては全く別の考え方をしなければならないようです。
例えば、リスク。リーダーはリスクを取る人で、マネージャーはリスクを最小限に抑える人。
ルール。リーダーはルールを破る人で、マネージャーはルールを作る人。
争い。リーダーは争いを利用する人で、マネージャーは解決する人。
ほかにもいっぱいあります。
方向性。リーダーは新しい道を行き、マネージャーは既存の道を行く
関心事。リーダーは何が正しいかを考え、マネージャーは正しいことをする
エネルギー。リーダーは感情的で、マネージャーは冷静にコントロールする
影響力。リーダーはカリスマ性のある人で、マネージャーは正式な権力を持つ人
伝え方。リーダーは心で伝えて、マネージャーは頭で伝える
等々。。。
こうやって考えてみると、一人の中にリーダーの資質があって、その上でマネージャーとしても能力を発揮できるって、かなり無理な相談ですよね。
要は、フレキシブルに行きましょう!って事なのでしょうか?
こんな結論を出してしまったら元も子もないので、前言撤回しますが、要する人間の欲望に限りがないのと同様に、組織もスーパーマンがどうしても欲しいのかもしれません。
優秀なリーダーと優秀なマネージャー。これは組織が渇望して止まない理想郷なのでしょうね。