今日という一日

書くことが大好き!日々の気づきを楽しく書いていきます。

蛇足

2013-09-21 13:17:11 | 気付き

蛇足の意味をWikipediaで調べると、このように書いてありました。

(紀元前3世紀頃まであった国)の人が先祖を祭る行事をして、召使いたちに酒を与えた。召使いたちは相談した、「何人もが飲むには足りないが、一人で飲むには充分ある。地面に蛇の絵を描いて、一番先にできた者が酒を飲む事にしよう」。一人の蛇が真っ先に完成し、その男は酒を引き寄せて飲もうとして、左手に杯を持ち、「私はまだ足を描き足す余裕がある」と言って右手で蛇の絵に足を描き出したが、それを描き終わらないうちにもう一人が蛇を描き上げ、杯を奪い取って、「もともと蛇に足はない。そなたに足を描けるわけがない」(蛇に足を描いたら、それはもう蛇の絵ではなくなり、描いた男の勝利は無効になる)と言って酒を飲んでしまった。おかげで、蛇に足を付けた男はついに酒を飲み損なってしまった。

このことから「蛇足」とは、わざわざ余計な事までしてしまう意味の熟語となった。また、物事がうまく行っている時に、調子に乗ってやたらに手を出すべきではないという教訓にもなっている。

これは最近読んだメルマガである人が言っていたのですが、『人はなぜ余計なことをしてしまうのか?それは余裕があるからだ』 と言っていました。

例えば、貧乏な人が急に大金を手にしたり、コツコツとまじめにやっていた事業家が急に成功して余裕ができてしまったりすると、人は常軌を逸したことをやってしまい、失敗してしまう例が後を絶たないのは、明らかに余計なことをやってしまった結果なのですが、本人は余計なことだと気付かないようです。

同じ例をポルトガルでも見ました。

ポルトからリスボンをつなぐ高速道路がそれ。ポルトガルはこれといった産業も育たなくて、経済発展に苦労していた国なのですが、そんな国に突然大金が舞い込んだのです。

それがユーロ。

ユーロマネーがジャブジャブポルトガルに入ってきて、そこで作ってしまったのが立派な高速道路。
ガイドも、「ポルトガルには立派すぎます」と言っていたけど、利用者も少なく、道路の立派さだけが目立つ道路でした。
こんなバカなことをそこらじゅうでやったんでしょうね。そのつけが、債務超過、ユーロ危機。

どこかの国と全く同じ。

私の以前いた会社も、明らかに余計なことをいろいろ始めて、業績が傾き始めました。余裕が判断を狂わせてしまったんでしょうね。

それにしても、昔の偉人の言葉は深い!


ポルトガル-ケーブルカー

2013-09-19 22:01:22 | ポルトガル

リスボンの市街地を走っているケーブルカーに乗りました。

 

車体は落書きだらけ、走行距離はわずか1キロぐらい、坂の上から下に降りておしまい。
その上料金は3.5ユーロぐらいだったから、500円ぐらいする。

『何だよこれ、ぼろもうけじゃん』

最初から分かっていたけど、観光客はとりあえず乗ってみたくなるものなのです。
分かっているけど、敢えて騙されたい客は、日本人だけじゃなくて欧米諸国からもたくさん集まり、
満員になったところで、しゅっぱ~つ。

時刻表もないこのケーブルカーは運転手の判断で、「こんなところでしょ」というタイミングで動き出す。
その上、料金も運転手にキャッシュで払うというアバウトさ。

「どこで切符を買うの?」 と聞くと、

「俺に払え」 というので、お金を出したら、胸ポケットからおつりを1枚、2枚出してぶっきらぼうに渡された。

全く、顧客サービスがなってない!なんだそのやる気のない態度は!
日本の 『お・も・て・な・し』 を見習えと言ってやりたい。

ところでこのケーブルカーは日本人には何で有名かというと、『消臭力』 のコマーシャルの撮影に
使われたことで有名。ミゲル君はポルトガル人らしいです。

知ってました?


ポルトガル-リスボン

2013-09-18 23:18:32 | ポルトガル

教科書に出てきた、エンリケ航海王子、バスコ・ダ・ガマ、マゼラン、フランシスコ・ザビエル、全員ここに勢ぞろいしていました。

  

これは発見のモニュメントと言われるもので、1960年にエンリケ航海王子の500回忌を記念して造られたそうです。

大航海時代に活躍したこれらの偉人たちによってもたらされた富で、ポルトガルは次々と植民地を作って行き、
1541年に日本を発見し、種子島に鉄砲を持ち込み、フランシスコ・ザビエルがキリスト教を布教したその歴史を
ポルトガルで確認することができます。

ここから船で日本まで…、気が遠くなりそう。地球は丸いって知っていたんでしょうか?

  

こちらは世界遺産のジェロニモス修道院です。大航海の偉業をたたえて作った修道院で、海外からもたらされた富をつぎ込んで
約1世紀かけて作ったらしいです。こっちも気が遠くなりそうな歳月。

面白い時代だったんだろうな~。


ポルトガル-シントラ

2013-09-16 13:52:26 | ポルトガル

リスボンから西へ約28キロ、電車だったら40分ぐらいで行けるところにあるのがシントラです。

  

ここは王家の避暑地だったところで、人気の観光地。風光明媚な景色と建物と石畳がマッチしていて、東洋人には
街並みすべてがオッシャレーに見えます。あ~、もっと滞在していたかった。

王宮も避暑地らしい、肩の力の抜けた面白い工夫やデザインが施されていて、思わずほほの力が緩んでしまいます。

でっかい2つの煙突は台所から出ています。台所は一体何人分の料理を作るかというぐらいの大きさ。

 

天井には白鳥の絵とカササギの絵

 

チェストの上に置かれた、豚や牛の頭の形をした陶器の置物は、実際に豚肉や牛肉を入れて使っていたそうです。
美しい青いタイルは、金(ゴールド)を使ってこの色を発色させていたらしいです。
世界中の富を享受した当時のポルトガルの財力のなせる業。

  

 


ポルトガル-ロカ岬

2013-09-16 13:14:29 | ポルトガル

ユーラシア大陸最西端にある、ロカ岬です。

目の前に広がっている大海原は大西洋なので、この先にはアメリカ大陸があります。

  

この石碑には、「ここに地果て、海始まる」と書かれているそうです。

ここから大航海に乗り出したのでしょうか? 『この先に何があるんだろう』 と行ってみたくなるのも分かります。

 

それぞれ思い思いのポーズで

  

 


ポルトガル - ファドを聴く

2013-09-15 01:03:49 | ポルトガル

ポルトガルと言えば、ファド

ファドは人生の喜びや悲しみ、郷愁の思いなどを奏でる、ポルトガル人の心の歌だそうです。

日本の演歌みたいなものかな。
サブちゃんと言うよりは、美空ひばり、矢代亜紀 って感じ、

ファドで一番有名なのは、故アマリア・ロドリゲスという女性シンガーで、これを聴かずして何を聴く
と言われるほど、絶大な人気があるようです。

ファドが聴けるレストランは、こんな古い街の狭い路地を入って行ったところにあり、
中に入ると、見事に改装された、おしゃれな空間がありました。

 

この建物は、鎌倉幕府と同じ時期に作られたものらしく、1755年の大地震の影響を受けなかった
この地区の建物は、当時のものをそのまま使っているというからビックリ。

甘美な大人の夜に酔いしれ(途中でちょっと寝たけど)、最後はシンガーと一緒に写真も撮らせてもらいました。

彼らの歌声は一見の価値あり。人間の声って美しい~


ポルトガル-バターリャ

2013-09-14 00:53:44 | ポルトガル

ポルトガル2日目。

朝から着物を着て、観光バスに乗り込み、大使館公邸に行く前に、バターリャで観光を楽しみました。

バターリャ修道院ときもの姿のコンビネーションはどうですか?

この修道院は、時の王様、ジョアン1世がスペイン軍の侵攻に勝利した記念に建てたものです。

  

ガイドの説明に何度も出てきたけど、マヌエル様式という建築だそうです。

このジョアン1世とイギリスからお嫁に来たフィリパ王女との間に生まれたのが、エンリケ航海王子で
ここからポルトガルの大航海時代が始まったようです。


ポルトガル-コインブラ

2013-09-13 00:02:11 | ポルトガル

コインブラはポルトガル第3の都市で、世界遺産になっているコインブラ大学を有する学園都市です。
その歴史は古く、1308年に創立され、今でも当時の建物が残っていて使われています。

 

ここの見どころは1724年に建てられた図書館。写真は撮らせてもらえなかったけど、天井の高さまである書棚に
並べられた古い蔵書や金細工や調度品は圧巻でした。ハリーポッターの世界、と言えばイメージしやすいかな?

名門大学で学業に励む学生も、ポルトガルの経済危機を受けて奨学金が減ってしまっているので、観光客相手に
写真を撮ったり、カードを売ったりして、アルバイトをしていました。

輝環会メンバーは、行く先々でパフォーマンスを繰り広げるのですが、大学の講堂みたいなところで、
ゲリラ的に 「富士山」 を歌ってきました。

外人も「なんだ、なんだ」と驚いていたけど、もっと驚いていたのは、、別のツアーで来ている日本人

変な宗教団体じゃないですから、ご安心を!


ポルトガル-ポルト

2013-09-12 00:38:31 | ポルトガル

文化交流の合間を縫って、観光もしっかりやってきました。
訪れたところは、ポルト、コインブラ、リスボンの3都市。

最初に訪れたのは、ポルトガル第2の都市、ポルト。ポルトガル発祥の地で人口23万人の都市。

 

ドウロ川の両岸には古い街並みがしっとりと並んでいて、その両岸を近代的な橋がつなぎ、その上をなぜか地下鉄が走っています。

ポルト市民にとっては、この近代的な橋(ドン・ルイス一世橋)と地下鉄が世界遺産に次いで、自慢できるもののようです。

この辺りは、町全体が世界遺産に登録されているところです。

 

そして「サン・フランシスコ教会」

 

ランチはドウロ川沿いにある、レストランで。メインはビーフシチューでした。

 

そしてポルトガルと言えば、日本人にはカステラ。
文明堂のカステラは長方形のきれいな姿だけど、ポルトガルのレストランで出されるカステラは、こんな雑な感じでした。
でも味はカステラ。カステラ独特のしっとり感も同じような感じでしたよ。

次に紹介するのは、コインブラです。