今日という一日

書くことが大好き!日々の気づきを楽しく書いていきます。

京都禅寺と千家十職を訪ねて(後半)

2010-02-28 15:19:42 | 茶道ときもの

午後はまず、大西清右衛門美術館を訪ねました。

          

大西家は、室町時代後期から400年以上続く、京釜師の家で、千家十職の釜師です。千家十職とは、利休が好んだ独特の茶風を残すために選ばれた茶道具の職家のことで、いろいろな歴史を経て、現在の十職になったようです。

とにもかくにも、茶道の世界では、ゆるぎない地位と名誉のある釜の職家です。現在の清右衛門さんで16代目、伝統が脈々と400年に渡って受け継がれているのです。すごい!

お茶を習っていても、茶釜をしげしげと眺めることはあまりないのですが、茶釜は力強くてカッコイイものであることを再認識。代々の当主が作った茶釜が展示室に並べてあるのですが、それぞれ独創性があって単なる茶釜というよりは、アートの世界でした。

いつかは、こんな作り手の情熱のこもった茶釜を手に入れて、お茶を楽しむことができたらなぁ……、なんておっそろしい事をちらりと想像してみました。

大西家について説明をしてくれた方は、若い女性だったのですが(多分大西家に関係のある方)、しっかりした物言いで、大西家の十職としての誇りと自信のようなものをこの方から感じました。

美味しいお茶とお菓子も楽しみました!

そして、次は、私たち4人の中でのメインイベント、楽美術館を訪ねました。

          

          

楽焼は、桃山時代の初めに、長次郎によって始められ、千利休の侘茶の思想を造形化した人です。長次郎茶碗と言えば、茶人で知らない人はいないと思いますが、その初代長次郎が作った茶碗を美術館で見ることができました。

400年経って、世の中はこんなに変化しているのに、400年前のお茶碗に感動するというのは、不思議なことですよね。一切の装飾を取り払った、「侘」という精神に基づいた茶碗を見ていると、その人の持つ「感性」というものは普遍であることを感じました。「感性」こそが時代を超越できるのだなと思いました。

ビデオで、15代吉左衛門氏の作品作りを見たのですが、一つ一つ手捏で形成して、ヘラで丁寧に削り、特殊な釜で、一椀づつ焼き上げられていく工程の手間暇のかけ方は想像以上でした。ビデオを見ていても、その真剣さと緊張感が伝わってきて、一椀一椀、命を注ぎ込んで製作するお茶碗は、私がイメージしていた陶芸のそれを、はるかに上回り、数十万~数百万の値段がつくも納得できました。

そして最後は、禅寺の建仁寺。その中で私達が訪れたのは、両足院 です。

          

境内で聞いた住職のご法話の中で、面白いことを聞きました。両足院は日本にお饅頭を伝えた元祖と言われているらしいです。私の大好きな饅頭はここから広まっていたのですね。

         

                                       (両足院内の茶室)

               

お菓子とお茶を頂きながら、禅寺のイケメン住職のありがたいお話を聞きました。

簡素に生きることが一番の贅沢という話を聞き、深く考えることしかり。物質的な贅沢を求めて、物を買い続けている限り、決して満足することはないのでしょうね。

利休の茶室のように、潔く全部取り払ってしまって、徹底した簡素を追及する。でもそれは物が買えないから簡素なのではなくて、信念と美意識に基づいた、精神性を追求した簡素な世界。

昔の茶人はどうやってこの境地に至ることができたのでしょうか?どこからこの美意識を習得し、簡素に生きることが一番の贅沢だと気付いたのでしょうか?

やっぱり利休はすごいですね。

帰りは京都駅で一杯ビールを飲んで、お土産も買って、充実度120%、バス旅行の良さを見直した、京都小旅行でした。

JR東海ツアーズさん、また面白い企画をお願いします!


京都禅寺と千家十職を訪ねて(前半)

2010-02-21 11:21:44 | 茶道ときもの

 

2月14日、バレンタインデーには縁遠い(?)私達は、バレンタインデーより心惹かれる、茶道の世界を訪ねるツアーに参加しました。

行き先は京都。東京駅を朝6時50分発ののぞみに乗ると、9時11分には京都についているのです。いつもの日曜日だったら、まだ布団の中にいる時間。早起きして行動すると、こんなに違うのですね。

バスが向かった先は、まず茶道資料館。ここでは立礼のお手前でお茶を頂くことができます。元総理大臣、今陶芸家の細川護煕氏のお茶碗で、お茶を頂きました。そのほかにも、外国人茶道家である、リチャード氏のお茶碗も登場しました。裏千家は数ある流派の中でも、一番国際的な活動に熱心らしいです。

次に、大徳寺の中にある、塔頭の一つである玉林院へバス移動。表千家7代如心斎と深い関わりのある茶室があるのですが、残念ながら中を見ることはできず、外から眺めるだけ。ここは最近7億円をかけて改修工事をしたらしいです。7億円!?一体どこにそんなお金が?

          

玉林院の隣にある、高桐院です。

ここは紅葉の絨毯の美しさで有名です。11月後半になると赤い紅葉の絨毯の景色が見れます。11月にまた行かなきゃ!

               

          

          

さてお待ちかねのランチは、同じく大徳寺の中にある、大慈院内にある、「泉仙」で鉄鉢料理をいただきました。

          

鉄鉢とは、僧が食べ物を受ける為に用いた鉄製の丸い鉢のことで、全部頂いた後に空いた鉢を重ねて一つにまとめることが出来ます。お料理は精進料理だったのですが、十分な量があってお腹いっぱい、心もヘルシーになりました。

後半は、千家十職として名高い、お茶道具の工房を訪ねます。


How to make a woman happy

2010-02-18 23:28:37 | 気付き

どうやったら女性をHAPPYにすることができるか?

超簡単です。ここに書いてあることを、そのまま実践するだけ。

ねっ、簡単でしょ!

          

 

It's not difficult to make a woman happy.

A man only needs to be:


1. a friend
2. a companion
3. a lover
4. a brother
5. a father
6. a master
7. a chef
8. an electrician
9. a carpenter
10. a plumber 
11. a mechanic
12. a decorator
13. a stylist
14. a sexologist 
15. a gynecologist
16. a psychologist
17. a pest exterminator
18. a psychiatrist
19. a healer
20. a good listener
21. an organizer 
22. a good father
23. very clean
24. sympathetic
25. athletic 
26. warm
27. attentive
28. gallant
29. intelligent
30. funny
31. creative
32. tender
33. strong
34. understanding
35. tolerant 
36. prudent
37. ambitious
38. capable
39. courageous 
40. determined
41. true
42. dependable
43. passionate
44. compassionate


WITHOUT FORGETTING TO: 


45. give her compliments regularly
46. love shopping
47. be honest
48. be very rich
49 not stress her out
50. not look at other girls


AND AT THE SAME TIME, YOU MUST ALSO:


51. give her lots of attention, but expect little yourself
52. give her lots of time, especially time for herself
53. give her lots of space, never worrying about where she goes 


IT IS VERY IMPORTANT:


54. Never to forget:
* birthdays
* anniversaries
* arrangements she makes


 

*
HOW TO MAKE A MAN HAPPY

Leave him alone 

 

  


A Child's Year-January

2010-02-10 23:36:45 | 気付き

1月はあっと今に終わり、2月もすでに10日過ぎました。早いですね!

ところでハワイで1月1日を過ごしたのは、前のブログに書いたとおり。あまりにも普通の一日だったので肩すかしを食らった感じがしたのですが、その理由が分かるものに偶然出会いました。

それは "A Child's Year"という、子供向けのアメリカの絵本。1月から12月までのイベントが書かれている絵本です。

12月はもちろんクリスマス。December is Christmas ......  the Best time of year! と書いてあって、子供達がプレゼント交換したり、ツリーの回りで遊んだりしている絵が描かれている。

なるほど!私のイメージの中にあるクリスマスだ。

そして1月。January is cold and snowy!

マフラーや手袋をした子供達が雪だるまを作ったり、そり遊びをしている絵が描かれている。ふーん、なるほどね、でも何だか殺風景。

そして気付きました。お正月の絵が一切ないのです。

日本の絵本だったら、1月は初詣行って、おせち料理を食べて、凧揚げして、羽根つきして…、と延々とお正月のイベントの絵が描かれるであろうところが、アメリカの1月は単なる雪遊びの月であるようです。

だから、ハワイの1月1日は何もなかったんだ。

絵本から学ぶ、生活習慣の違い。面白いですね。

ところで、日本のお正月も変わりつつあるので、今の子供が絵を描いたらどんなお正月の絵になるのでしょうか。興味があるところです。


物事には必ず二面性がある?

2010-02-03 23:37:45 | 自己啓発

仕事柄、派遣会社や人材紹介会社の担当者と仕事をすることが多いのだが、2社から全く異なる話を聞いた。

まずは、誰もが知っている大手派遣会社A社の担当者の話。

リーマンショック以来の長引く不況、採用凍結の影響は派遣業界にも及び、企業は派遣契約を切り、オーダー数も激減し、果ては派遣会社の社員もリストラされ、お先真っ暗状態。その上民主党の派遣改正案が通ってしまうと、職種によっては企業の直接雇用に切り替えなければいけないので、ますます厳しい状態になるとのこと。

「僕もどうしようかなぁ、と思っちゃいますよ」、と担当者が言うので、「だったらうちの会社で営業やる?」なんて、冗談とも言えない様な会話をしたのがつい数週間前。

ところがである。

今週会った、外資系の人材紹介会社は真逆の戦略をとっていたのである。

以前は人材紹介、ヘッドハンティングだけをやっていた会社だったのだが、数年前から派遣業も始めたらしく、担当者が営業活動にやってきた。

「ところでなぜ派遣のビジネスを始めたのですか?最近外資系の人材紹介会社さんで、派遣業をやっているところが増えてきたように感じるのですが、何か理由があるのでしょうか?」

「はい、当社は今年(2010年)は派遣社員が増えると読んでいるので、派遣に力を入れる事になったのです」

「えっ……。でもそれって民主党がやろうとしている方向性と逆行しているように感じますけど…」

「はい。でも今は正社員で仕事が決まる人は少なくなっているので、派遣でもいいと言う人が増えているのです」

「……」

どうやら民主党がやろうとしていることと、世の中の動きは全く正反対になっているようである。正社員の仕事が少なくなれば、派遣でもという人が増えてくるのは当然の現象。企業側にしてみれば、優秀な人材が派遣で採用できることになる。

日本の大手派遣会社は、派遣業に未来はないと嘆き、外資系人材会社は、派遣業にチャンスがあると読んでいる。

どっちが正解なんだろう…。

世の中の動きを読むのは本当に難しい時代。

メディアの一辺倒の情報に流されないように、常に「本当かな」と疑いの目を持っていないと、間違った方向に行ってしまうことを、身近に感じてしまった。

物事には必ず二面性があると言うけど、本質を見る目を養わないと、簡単に騙されちゃいます。人相悪くなりそうだけど、それぐらい疑って見たほうがいいのかもしれないですよね、この時代。