東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

幸運に助けられ帰郷

2006-02-03 17:55:00 | SKYMARK
往路:2月3日(金)
池袋  →品川  :山手線
品川  →京急蒲田:京急特急
京急蒲田→羽田空港:京急急行
羽田空港→関西空港:SKY207便
関西空港→鳳   :関空快速
運賃:¥650+¥5,000+¥780

2月から、スカイマークは、スカイバーゲンと称して、¥5,000の衝撃的な運賃を設定した。もちろん、その中に羽田-関西便も含まれている。予約は2ヶ月前から。無理かな?思いつつも、一応、チャレンジする。2ヶ月前の12月3日(土曜日)のことである。
※羽田-関西便は4月1日から廃止。

予約受付は、9時開始なので、PCの時計を正確に合わせて、9時丁度に、入力しようとするものの、画面は全く変わらない。9時2分、3分と時間は経過するが、状況は同じである。ANAの超割先行予約とかと違って、画面が固まっているわけではない。ただ、入力表示がされないのである。

専用の入力画面が隠れているかもしれないと、トップページから辿ってみても、状況は変わらない。きっと、バックグラウンドで何かやっているのだな。バーゲンチケットと言っても、所詮、そういくことか。と、半ばあきらめつつも、延々、トライする。すると、9時27分頃だっただろうか。突然画面が変わり、○とか△とか3とかが表示された。

おおっ! と急いでお目当ての、21時発のSKY907便を予約しようとするが、入力が完了して、最後の予約ボタンを押すと、満席になり予約できませんでしたという旨の表示がされる。そんなんありか! と思ったが、気を取り直して、すぐに一つ前の便に切り替えて予約し直す。しばらく画面が固まったかのように映った後、予約完了画面が現れた。ラッキー。しかし、WEBには、受付は9時からと表明されているのだから、ちゃんと9時から受け付けしてもらいたいものだ。それとも、粘った人だけにバーゲンをプレゼントしようとする作戦なのだろうか。

このようにして、辛うじて予約できたのが、当SKY905便である。ちなみに、このスカイバーゲン、羽田-関西便は予約開始から10分後には、ほとんど全ての便の予約状況が×になっていた。

ところで、このSKY905便は、羽田19時30分発である。つまり、金曜日の夕方、17時過ぎには会社を出ないといけないが、そんなに、都合よくいくものか?  という一抹の不安があった。2ヶ月先の事情などわかる訳はない、まぁなんとかなるだろうとタカをくくっていた。

はたして、当日午後、偶然、池袋で開催される展示会に出張することになった。展示会は16時までなので、間違いなくSKY905便に搭乗可能となった。こんなこと2ヶ月前には、予想だにしなかった。ラッキー。

展示会終了後、池袋から山手線で品川に向かう。品川到着時、いやにゆっくりとホームに入るので変だなと思っていると、池袋で、ホームから人が転落したため、次の列車は遅れますとのアナウンスが入った。またか! どこか一箇所で事故ると、山手線はストップするのが普通だから、多分、この電車も、品川駅出発が遅れるはずである。それにしても、もし、乗る電車が一本遅かったら、多分、渋谷あたりで埼京線に乗りかえる羽目になっただろう。それを思うとラッキーだった。

品川で、京急に乗り換え、羽田空港へ。SKY905便の出発時刻まで、2時間半もあるので、スカイのカウンターでチェックインするときに、SKY905便から、SKY207便に変更を申し出た。あっさりと変更可能。またまたラッキー。因みにスカイバーゲンの規定では、当日、出発空港において、早い便に空席がある場合、変更可能となっている。

SKY207便は17時55分発である。多分、20時過ぎには帰宅できる。なお、金曜夕方ということもあって、スカイのカウンターには、5人程度の係員がいて、非常にスピーディに発券してくれた。並んだ時には、前に10人位いたのだが、ほとんど、待つことはなかった。

手荷物検査を済ませると、後は、少し早い夕食を取り、飛行機を待つだけである。売店で、若狭の浜焼き鯖寿司を所望する。一度、口にしたいと思っていたのだが、いつも売りきれで、機会を逸していた。なるほど、話題を呼ぶだけのことはある。素直に美味しい。生姜がサバの臭みをうまくカバーしている。

駐機場に目をやると、今にも太陽が沈まんとしている。空気が澄んでいることもあって夕焼け空が美しい。これから、彼の空に向かって旅立つことを考えると、胸が高鳴る。

今宵の翼はSKY207便である。幸運に助けられ帰郷する


食後の飲み物が欲しくなったので、ゲート内にある、VISAカードラウンジに入ってジュースで喉を潤す。このラウンジは、ビジネス向けで、ソファーはもちろん、パーテーションで区切られたコンセント付きの机もある。まるで自習室みたいだが、落ち着いて仕事や勉強をするには最適と思われる。

搭乗時刻が近づいてきたので、階段を下りて、北の外れの39番ゲートに向かう。羽田にもこんなところがあるのか。スカイは安い分、冷遇されていると聞いたけど本当である。

39番ゲートを通り、バスに乗って駐機場まで運ばれる。へぇー羽田空港はこうなっているのだ、と感心することしきり。そして、SKYのロゴが入ったB767機のところでバスから降ろされ、タラップを登って搭乗する。アメリカやドイツでは経験があるが、日本では初体験である。でも、雨が降っていたら辛いだろうなぁ。

バスから降りた乗客が、それぞれ、自分の席に着く。乗客はこれだけ? とおもっていたら、案の定、10分後、次のバスに乗った乗客がどっとやってきた。これでおしまいかと思ったら、出発時刻を過ぎて、もう1台のバスが最後の乗客を乗せてやってくるという。結局、約20分遅れての出発。

機材は、B767-300ER。シート配列は一般的な2+3+2。 私はF席、でも、3列の一番左なのはなぜ? シート配列2+4+2時代の名残だろうか? 座席そのものは、ANAやJALと比べても全く遜色はない。むしろ、SKYの方が座り心地が良いように感じた。

まわりを見ると、所々空席がある。私の隣も空席なのでゆったりとできる。真ん中のD席?E席?が、ほとんど空いているのは別として、シグナスは半分くらい、B席G席もそこそこ空いている。これでは、関空から撤退するのもやむを得ないのかな。と感じた。

前方のモニターに写されるスクリーンの絵柄が、なんともアナログで懐かしい。地図の上の飛行機の絵が、ちょこっとずつ動くタイプである。関空ができた10年前と変わらない。

スカイマークでは2月1日から、運賃引き下げや、バーゲンチケットの設定と引替えに、簡素化の一環でドリンクサービスが無くなった。大阪までたった1時間のフライトであり、元より、新幹線にはそのような無料サービスは無いのだから、私は賛成である。でも、小型の自販機くらいは置いても良いのではないかと思う。ぼったくりは困るけど。

さて、本日、羽田は快晴だが、完全に冬型の気圧配置で関西行きは向かい風となるため、飛行時間が少し長くなるとのこと。おまけに揺れる揺れる。

結局、関空到着は、19時30分頃。定刻よりかなり遅れた。しかも、到着ゲートが端の方で出口からえらく遠い。しかし、たった¥5,000でここまでサービスしてくれるのだから、私は許す。いや感謝したい。惜しむらくは、スカイマークが関空便から撤退することである。本当に残念極まりない。もう一度考え直して欲しいものである。

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