東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

間一髪

2004-09-05 22:20:00 | 夜行バス

復路:9月5日
あべの橋→京王八王子:近鉄夜行バス トレンディ号 
運賃:¥7,350(回数券)


慣れたコースで東京へ戻る。

今宵の宿は近鉄夜行バス トレンディ号である。


しかし、トラブルがあった。阪和線が事故のため一部不通になっており、ダイヤが大幅に乱れているとのこと。改札で問い合わせると、まもなく各停がやってくる、天王寺へは、多分、各停が先着するが正確には分からないとのことであった。


21時53分頃に各停が到着。ここから天王寺まで20分くらい掛かる。バスの発車時刻は22時20分であり、まともに行っても、結構ぎりぎりである。いつもなら堺市で降りて、後から来る快速を待つところだが、駅員の言葉を信じてこのまま各停に乗って天王寺へ向かう。堺市到着前の車掌のアナウンスは、天王寺へは快速が先に着くのか、この各停が先に着くかに関して何もふれられてはいなかった。また堺市駅の列車案内にも何も表示されていなかった。

ところが、突然、杉本町で快速待ちをするとアナウンスが入った。それはないだろう! 数分後、この時間帯には決して走ることのないガラガラの快速が走り去っていった。

バスに間に合うかどうかいよいよ怪しくなってきた。この際マナーを度外視して、電車内からあべのバスターミナルに電話をかけ、事情を話す。”バスは予定時刻に発車します”というありきたりの答えしか返ってこなかった。ただし、もし間に合わなかったらキャンセル扱いにするので、とにかく、あべのバスターミナルに来てほしいとのことであった。後は、運を天に任すしかない。もし、間に合わなかったら、どうするか? この時は、大阪発0時過ぎの東京行きの寝台特急があることは考えも及ばなかった。

天王寺到着22時16分、扉が開くやいなや、荷物を抱えて東出口を目指して、走りに走った。天王寺駅東出口と近鉄あべのバスターミナルとの間には道路があるが、ラッキーなことに横断歩道の信号が青だった。おかげでなんとかバスには間に合った。発車10秒位前であった。

JR西日本のアーバンネットワークは、緻密な計算でダイヤが組まれているようで、乗換等、非常に便利になっている。東京で暮らしておりJR東日本に乗り慣れてくると、一層、その感が強くなる。反面、どこか一カ所でトラブルがあった時には、ネットワーク全体に影響が及ぶという弱さも兼ね備えている。例えば、山陽本線の網干で事故があると、100km以上離れた阪和線のダイヤも乱れる。網干で事故→山陽本線のダイヤが乱れる→東海道線のダイヤが乱れる→関空特急はるかのダイヤが乱れる→阪和線のダイヤが乱れるという図式である。そうでなくとも阪和線は、何かとダイヤが乱れることが多い。

この事件?以来、自宅を出る前にJR西日本の列車運行情報を必ずチェックする習慣が付いた。それでも、移動中に生じた事故まではフォローはできないわけで、ストップした場合に備えた事前検討と臨機応変の対応力を身につけるしかない。
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