本日の美味しいものは、ゴンザ特製クレームブリュレ。
私は時代劇をめったに見ないが、
何やら批評欄でのぞくところによると、
毎年恒例、年末長時間時代劇が酷かったらしい。
そういえば放送日、チャンネルを替える過程で、
チラリとその一部を目にした記憶があるが.....
その番組にまったく興味のなかった私も、
主演のイケメン俳優の殺陣のひどさだけは、
(↑この【イケメン】って言葉、実生活で聞いたこともないし、使ったこともない・笑)
「ああ.....」とはっきり覚えているから、
その批評を書いた人の、
『脇役が豪華な実力派ばかりなだけに、主演の稚拙さが目立った』
という意見も、やはりその通りなのであろう。
そしてこちら、ゴンザ特製カスタードクリームを、
私の上着に乗っかって、横たわったまま舐める、我が家の最高権力者(笑)
鼻にクリームついてますけど。
そして、実際。
それは私が思ってきたことでもある。
「時代劇をやるのであれば、殺陣と、それにまつわる身のこなしは、
最低限身につけてないとダメでしょう」
と。
私がかつて、ある大奥にいたり、花魁だったことについては(笑)
このblogにもいつか書いたが。
その際、プロの本気の殺陣を目の前で見られたことは、
本当に素晴らしい体験だったと思う。
大奥にいた頃(笑)
撮影が終わり、かつらをとって、解放感に満面の笑顔はいいが.....
なんかちょっと怖い姿(爆)
特に、そのときはまだ若手だった某俳優が、
殺陣の相手に怪我をさせてしまったことは、
「ああ、ちゃんとした技術がなければ、これはやっぱり危険なんだ」
「メリハリのある、魅せるこの動きは、
昨日や今日練習した者などには出来っこない」と。
それはもう、プロの仕事を認識出来る、
とても象徴的な出来事だったのだ。
(ちなみにこの作品の主演だった大物俳優に、ひとこと話しかけられたときの
鋭い眼光は、今もはっきりと目に浮かぶほどの迫力で...ちびるかと思った・爆)
だから、それほど時代劇にとっては、
殺陣や、何気ない所作のひとつひとつにきちんとした技術が必要で、
逆にそれが出来ていないのなら、
ほんの【番宣】のワンシーンを見ただけで人は、
「あ、こりゃダメだな」と、判断してしまうと考えて。
ダメならダメで、本放送まで、大事な部分を見せるべきではないと。
.....まさに、チラリズムのススメをするのだ(笑)
花魁だった頃(笑)
その時代には日本になかったであろうコーヒーを、
こんな格好で飲んでいたあたりからも、
私には才能のサの字もなかったのだというのがうかがえる(笑)
無意識ながらも、ちゃんとした時代劇俳優の所作や殺陣を見て育った日本人には、
無意識ながらも、ちゃんとそれを見分ける目が備わっている。
そういえば、時代劇に出演する美しい女優たちが、
着物を着た際の所作のために日舞を習っていると。
私がそれを知ったのは、いざ衣装とかつらを身につけて、
カメラの前に立つ、直前のことだった。
今考えればもっと前にわかってなきゃいけなかったのに(笑)
怖いもの知らずで馬鹿で、若かったんだねぇ。
(それらのことは【あの日々がくれたもの】に書いてます)
ゴンザ・男の料理シリーズ。
こちらは【ペンネのグラタン】