先日。
ゴンザと自転車で走っていたら、
進むべき方向に規制線が張られているのにぶちあたり。
大きく迂回をせざるを得なかった。
周辺には多くの消防車が停まっており.....
すぐ先にある、小さなビルの窓は、黒く焼け焦げ、
規制の原因が火事であることが、一瞬にして見てとれる。
迂回した先には、レスキュー隊の車両と、
煤で顔を真っ黒にした、消防士の姿。
目に飛び込んできた瞬間、
「ああ、彼らはどれほど危険な仕事をされているのだろう。
感謝を忘れてはいけない」と、強く再認識をした光景。
結局。
後日明らかになったのは、その火事の原因はタバコの不始末で。
上階に住む、二人の人が亡くなったということだった。
階下にある会社の従業員が、
ゴミ箱に放り込んだタバコの火のせいで。
.....本当に、なんということか!
喫煙者をすべていっしょくたに論じるつもりのない私でも、
こういうニュースは本当に腹立たしく、
日々、街中で目にする喫煙者のマナーの悪さを思い出す。
歩道も河原もポイ捨ての吸い殻だらけ。
車の窓から放り投げるヤツ、火を消さないまま捨てるヤツ、
人が食事をするそばで無神経に煙を吐き散らかすヤツ。
いい印象などひとつもない。
しかし.....
それでも彼らは嗜好品ぐらい自由にさせろといい、
他人に「嫌いなものを無理やり体内に取り込ませる」ことを強要し、
その我慢ならない体臭と口臭を世の中に撒き散らし.....
あまつさえ、火の不始末から、
こんな大惨事を引き起こすことさえあるだなんて。
こういうことをいえば、また結局は、
「喫煙者を皆いっしょくたに論じるな!」といわれるのであろうが。
いっしょくたに論じられたくなければ、
喫煙者同士で、ルールをもっと重んじるよう注意しあえよ、
と、私などは思う。
『女の敵は女』であるのと同様、
喫煙者の敵は、非喫煙者ではなく、やはり喫煙者だ。
亡くなられたお二人のご冥福を祈る。