猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

チラリズムのススメ。

2010年01月20日 18時48分18秒 | つぶやき

 

本日の美味しいものは、ゴンザ特製クレームブリュレ。

 

私は時代劇をめったに見ないが、
何やら批評欄でのぞくところによると、
毎年恒例、年末長時間時代劇が酷かったらしい。

そういえば放送日、チャンネルを替える過程で、
チラリとその一部を目にした記憶があるが.....

その番組にまったく興味のなかった私も、
主演のイケメン俳優の殺陣のひどさだけは、
(↑この【イケメン】って言葉、実生活で聞いたこともないし、使ったこともない・笑)
「ああ.....」とはっきり覚えているから、
その批評を書いた人の、
『脇役が豪華な実力派ばかりなだけに、主演の稚拙さが目立った』
という意見も、やはりその通りなのであろう。

 

そしてこちら、ゴンザ特製カスタードクリームを、
私の上着に乗っかって、横たわったまま舐める、我が家の最高権力者(笑)
鼻にクリームついてますけど。

 

そして、実際。
それは私が思ってきたことでもある。

「時代劇をやるのであれば、殺陣と、それにまつわる身のこなしは、
 最低限身につけてないとダメでしょう」

と。

私がかつて、ある大奥にいたり、花魁だったことについては(笑)
このblogにもいつか書いたが

その際、プロの本気の殺陣を目の前で見られたことは、
本当に素晴らしい体験だったと思う。

 

大奥にいた頃(笑)
撮影が終わり、かつらをとって、解放感に満面の笑顔はいいが.....
なんかちょっと怖い姿(爆)

 

特に、そのときはまだ若手だった某俳優が、
殺陣の相手に怪我をさせてしまったことは、

「ああ、ちゃんとした技術がなければ、これはやっぱり危険なんだ」

「メリハリのある、魅せるこの動きは、
 昨日や今日練習した者などには出来っこない」と。

それはもう、プロの仕事を認識出来る、
とても象徴的な出来事だったのだ。

(ちなみにこの作品の主演だった大物俳優に、ひとこと話しかけられたときの
 鋭い眼光は、今もはっきりと目に浮かぶほどの迫力で...ちびるかと思った・爆)

だから、それほど時代劇にとっては、
殺陣や、何気ない所作のひとつひとつにきちんとした技術が必要で、
逆にそれが出来ていないのなら、
ほんの【番宣】のワンシーンを見ただけで人は、
「あ、こりゃダメだな」と、判断してしまうと考えて。

ダメならダメで、本放送まで、大事な部分を見せるべきではないと。

.....まさに、チラリズムのススメをするのだ(笑)

 

花魁だった頃(笑)
その時代には日本になかったであろうコーヒーを、
こんな格好で飲んでいたあたりからも、
私には才能のサの字もなかったのだというのがうかがえる(笑)

 

無意識ながらも、ちゃんとした時代劇俳優の所作や殺陣を見て育った日本人には、
無意識ながらも、ちゃんとそれを見分ける目が備わっている。

そういえば、時代劇に出演する美しい女優たちが、
着物を着た際の所作のために日舞を習っていると。

私がそれを知ったのは、いざ衣装とかつらを身につけて、
カメラの前に立つ、直前のことだった。

今考えればもっと前にわかってなきゃいけなかったのに(笑)

怖いもの知らずで馬鹿で、若かったんだねぇ。

(それらのことは【あの日々がくれたもの】に書いてます)

 

ゴンザ・男の料理シリーズ。
こちらは【ペンネのグラタン】

 

コメント
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