食用菊が安くなっていたので.....
blogを始めて驚いたのは。
「日本は広い!」ということだ。
『情報伝達手段が発達し、地域色が失われつつある』とはいっても、
まだまだ、各地、各県。
文化、食生活に違いがあって、
とても興味深い、と。
冷蔵庫にあったものといろいろ合わせて、春色の食卓。
『北海道では豆まきに落花生をまく』とは、
このblogをはじめて、
それこそ初めて知った驚愕の事実であったし、
【ちくわパン】や【ようかんパン】なるものを知った際にも、
かなりの衝撃を覚えたものだった(笑)
関東では【エボダイ】と呼ばれる魚が四国では【ぼうぜ】と呼ばれ.....
さらにそれが押し寿司として食べられていることを知ったときなど、
驚くより先に「食ってみたい!」が先に立ち(爆)
blogがきっかけで仲良くなったGONCYA様に、
【フィッシュかつ】なる、未知の食べ物を送ってもらった際には、
その美味しさに「なぜこれまで関東の食品業者はこれを放っておいたのだ!?」と、
軽い怒りさえ覚えたものである(笑)
まずは菊の花びらを散らして(むしって)酢の少量入った熱湯で、
さっとゆで上げ、冷水にさらして水気をしっかり絞って下ごしらえ。
各地域で異なる風土や風習は、
そこにまつわる食文化を独自に発展させていったのだろう。
長細い日本列島には、まだまだ秘密が隠されている。
そういえば、山形出身の母親を持つがゆえ、
私が何度かここで取り上げた【鯉の甘露煮】なんかも、
もしかすれば、食べる地域が限られているのかもしれないし、
薄紫の食用菊、【もってのほか】などは、
考えてみれば、まだ、あまり一般的ではないものかもしれず.....
そんな情報を集めてみたら、おもしろいなぁと思うのだ。
「それなあに?」「どうやって食べるの?」と、情報交換したりして。
【じゃこと桜えびと菊の混ぜご飯】
じゃことゆで上げ桜えび、菊のおひたしをそれぞれ、
適当に炊きたてご飯に放り込んで、仕上げに白胡麻を散らして香ばしく。
奥に見えるのは【竹の子と牛蒡と高野豆腐の煮物】
食べることは人の基本だから、話題にゃこと欠かないし、
まだまだ、興味も尽きない。
さて。
あなたの住む地域には、何か独自の食文化がありますか?
列島縦断してみれば、あちこち、雑煮のおつゆも中身も違うニッポン。
これからも何が出てくるか楽しみ~♪
手前が【菊と菜の花のおひたし&雪うるいの辛子酢味噌】
奥は、【下仁田ねぎたっぷりの厚焼き卵】
それに、【キャベツの味噌汁】をつけて、出来上がり♪
ほんのり香る菊の香とほろ苦さ、甘さは、大人のお味。
シャキシャキ雪うるいも美味しい。
鯉の甘露煮や薄紫の食用菊などもとても珍しい食べ物です。
食文化や郷土料理のルーツを辿っていくと、きっとそこには、
何かしらの理由や秘密が隠されているんでしょうね。
気候や風土も関係あるでしょうし。
で、そんなにようかんパンが衝撃的だったなんて!
でも驚いてくれて…ちょっと嬉しい(笑)
『erimaもびっくり 北海道の味世界』がまだまだ沢山あるはず。
これからも折りにふれ、ご紹介していきますわ。
でも実は一体全体何が「驚愕」なのかがわかりませんの。
ようかんパンにしても落花生にしても、生まれた時から
「そうだった」ものばかりなので(笑)
それにしても本日の『erima御膳 special』は、
と~ってもお上品で、まるで料亭のお品みたい
あっ...やっぱり聞こえましたか?
私が遠く、「ふわり様~」と呼ぶ声が(笑)
ええ、ええ、あまりに衝撃的、および興味深い北海道の味世界に...
私は今、飲みこまれてしまいそうな勢いなのです。
「ようかんパンって、可愛い」「落花生をまいたら、きっとバラバラっっとすごい音がするに違いない」と。
...あ、アレ!?
ちょっとズレた反応だったかしらん?(笑)
しかし、各地各様の食文化は本当に興味深いですよね。
私の母の故郷はかつて貧しい藩だったゆえに、家の生垣さえ食べられる植物(うこぎ)で作っていたり、「かてもの」という独特の考え方がある場所なので、こちらもとても面白いです。
「生垣を食う」って、それこそ知らない人にとっては衝撃だと思うけど(爆)
本日の『erima御膳 special』。
ホントに簡単なものばかりなんですけど、和食って、見た目にも体にも優しくっていいですよね。
そろそろ体が優しいものを欲しがるお年頃。
私、弱っているのかしら?(笑)
いつも行くスーパーで見かけて買って食べたら、もんのすごく美味しかったことを、ブログに書くのを忘れてました~。
黄色い菊よりも、苦みがなくて美味しくて、そして何よりきれいな色にびっくりしたのでした。
教わって本当によかったことの一つです。
ありがとうございます。
ちなみにそのスーパー、なぜか略して「もって菊」と書いてあります。
これじゃあ、「もってのほか」とついた理由も、名前の意味もわからんだろ、と苦笑しました(って、私自身そもそもerimaさんに教わったのですが)。
は~、それにしてもerimaさん邸のお食事は、和洋ともにみんな目に美しく美味しそうなものばかり…
おお、召し上がってみて下さったのですね。
もってのほか♪
とても大人の味ですし、香りなども含め、正直好みが分かれる食材だとは思うのですけど...
好きな人にはたまらない味だと思います。
酢のものにもいいですし、工夫を凝らせば彩りも含め、とても素敵な食材ですよね。
そうそう、最近はもってのほかではなく、もって菊と名をつけて売っているのですよね。
まさしく、ツマ様のおっしゃる通り、名前の意味もわからんだろ、ですが...(笑)
もって菊より、正しい「もってのほか」で、名前の由来もパッケージに記したらうけると思うんだけどなぁ。
我が家の食卓。
基本、茹でたり混ぜたり焼いたりで、実はすんごい手抜きなんですが(笑)
「家で食べるものはシンプルなほうがいいのよ~」と、軽く言い訳してます(笑)
へへへ...