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『遺体 -明日への十日間-』 2013年2月13日 ユナイテッドシネマ豊洲

2013-02-13 22:50:06 | 映画 い
遺体 -明日への十日間-』 を試写会で鑑賞しました。

遺体と死体の違い...考えてもみなかったが、胸の締めつけられる映画であった。

【ストーリー】
 東日本大震災の発生直後。定年まで葬儀関係の仕事に就いていた相葉常夫(西田敏行)は、仕事柄遺体に接する機会が多かったことから、遺体安置所でボランティアとして働くことになる。一人一人の遺体に優しく話し掛ける相葉の姿を見て、膨大な遺体に当初は戸惑っていた市職員たちも、一人でも多く遺族のもとに帰してあげたいと奮闘し続ける。


震災直後から津波に襲われ死者が多数にのぼった現地では
その遺体の安置所から搬送、諸々に追われることになる。
今回の映画が話を拡散せず遺体の安置所を中心とした
十日間に絞った話であったため、見ているのは正直つらいものがあったけど
映画として語りかけたいことは伝わったのではないかと思う。

私は東京で自身の恐怖を体験したけど、親族が無くなった方の
思いを受け止めたり、理解するには程遠い。
ましてや、このような安置所で再会でき、見送ることができた人や
未だに再会できずにいる人や、家族ごと亡くなってしまた人たちの
悲しみはとても受け止められない。

現在も残された家族は生活をしていると思うけど、
そのような体験をした人たちと、私のように単なる地震を経験した
だけのものとは、到底、生きていくうえでの強さや意思が違うだろうと思う。

私はこの方たちに何ができて何をしてきたんだろうと考えてしまうが
何もできないし、無力であることに無念を感じる。

この映画は是非見て何かを感じ取って貰いたい、そんな映画であった。


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