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気ままな映画生活

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『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』 2015年10月25日 TOHOシネマズ六本木ヒルズ

2015-10-25 22:14:49 | 映画 さ
残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』 を東京国際映画祭で鑑賞しました。

上映前に、竹内結子、橋本愛、中村義洋監督の舞台挨拶があった。
竹内結子、橋本愛の喋る前に掛け声があり、両名とも面白かった。
竹内結子は何をいうかすっ飛んでしまったと言って笑いをとり、
橋本愛は掛け声に英語でスピーチをと言われ、絶対無理ですと言って笑いを誘った。

【ストーリー】
 ミステリー小説家である私(竹内結子)に、読者の女子大生・久保さん(橋本愛)から自分が住んでいる部屋で変な音がするという手紙が届く。早速二人で調べてみると、そのマンションに以前住んでいた人々が自殺や心中、殺人などの事件を起こしていたことが判明。久保さんの部屋で生じる音の正体、そして一連の事件の謎について調査していくうちに、予想だにしなかった事実がわかり……。


ざんえと読むものの、穢れる(けがれる)という言葉が冒頭に意味と一緒に解説される。
この映画は怖いと前評判を聞いていたのであるが、怖さは中の下であった。
竹内結子は途中退場したらしいが...そんな怖い映画ではない。
そもそも竹内結子のナレーションは不要であろう(ゴメン/アンチじゃないよ)
ナレーションが怖さをマイルドにするし、説明があると考えることを止めてしまう。
繋がるをテーマに、いろんなものが繋がる。
そして、あなたの周りにも...
正直、期待値高すぎて期待外れな映画だった。

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『ニーゼ』 2015年10月25日 TOHOシネマズ六本木ヒルズ

2015-10-25 21:43:51 | 映画 に
『ニーゼ』 を東京国際映画祭で鑑賞しました。

今日は2本見た。
六本木ヒルズは賑わっていいですね。

【作品解説】
 ショック療法が正しいものとされ、暴れる患者を人間扱いしない精神病院に、女医のニーゼが着任する。芸術療法を含む画期的な改革案を導入するが、彼女の前に男性社会の厚い壁が立ちはだかる。ユングの理論を実践し、常識に挑む勇気を持った精神科医の苦闘をストレートに描く感動の実話。

ベルリネール監督は、過去にブラジルのストリートを生き抜く盲目の3姉妹や、飛行機事故で体の自由を失ったロックスターなど、苦境を跳ね返す人物に焦点を当てたドキュメンタリー作品を監督している。実在した不屈の女性精神科医は、監督が2本目の劇映画に取り上げるには格好の人物であり、無意識の領域を重視したユング理論をブラジルに導入し、芸術療法の分野に功績を残したヒロインの姿が見事に再現されている。保守的な業界の常識に正面から立ち向かうタフネスが、現代人へのメッセージとして突き刺さる。ニーゼを演じたクロリア・ペレスは、5歳でテレビドラマに出演して以来、40年以上のキャリアを誇るブラジルを代表する女優のひとりである。
(TIFFサイトより)


この映画は面白かった。(面白いというのは適切じゃなく、良かった)
遠い国ブラジルでの話である。
当時の精神科の療法としては、ロボトミー手術、電気ショック療法が行われていた。
これはどの国でも行われていて、その症例報告でアイスピックでロボトミー手術を
行うのが効率的であると発表していた。
そんな恐ろしい時代があったのね。
そんな中で根拠もない、この療法を使わずに、相手を知って(観察して)治すという
ことに真剣に取り組んだのがニーゼであった。
その中に絵を描かせるということが取り入れられているのであるが、
それが実に興味深い。
何も教えずに絵を描いているだけで心情が現れるのである。
ただし、そんな時間もかかるし、いつ治るかもわからない療法を良しとしない
世情であるため、いろいろとあるのである。
そんなことが描かれた(実話である)映画であり、精神科の患者も役者と患者の両方が
いると言っていたが、とてもよくできた映画であった。


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