もう1冊、道尾秀介さんの作品です。
2010年出版の、全6篇からなる連作短編集です。
前の章にちょこっと登場する脇役達が、次の章の主人公になるという構成です。
第1章は当然ですが気付かず読んでいました。
何か思いがあって手にした作品ではないですし、読み進めていくうちに
物語の暗さに気持ちが着いて行かず、
第3章あたりから、こういった話はもういいかな、と感じていたのです。
それが、そのうち段々と、物語のトーンが変わってきたのです。
あれっ?と思いました。
表題作は無いのですが、物語からその光が感じられるようになったのです。
個人的には最終章の作品が一番好きかな。
自信の無い若い女教師の、自らの力の無さを自覚していく姿が
とても旨く表現されていて、
子どもの持つ正直さと頑なさとのぶつかり合いがいいなと思いました。
言葉の選び方や、言葉に対する思い入れの深い著者ならではの
短編集だと思いました。。
2010年出版の、全6篇からなる連作短編集です。
前の章にちょこっと登場する脇役達が、次の章の主人公になるという構成です。
第1章は当然ですが気付かず読んでいました。
何か思いがあって手にした作品ではないですし、読み進めていくうちに
物語の暗さに気持ちが着いて行かず、
第3章あたりから、こういった話はもういいかな、と感じていたのです。
それが、そのうち段々と、物語のトーンが変わってきたのです。
あれっ?と思いました。
表題作は無いのですが、物語からその光が感じられるようになったのです。
個人的には最終章の作品が一番好きかな。
自信の無い若い女教師の、自らの力の無さを自覚していく姿が
とても旨く表現されていて、
子どもの持つ正直さと頑なさとのぶつかり合いがいいなと思いました。
言葉の選び方や、言葉に対する思い入れの深い著者ならではの
短編集だと思いました。。
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