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映画「あん」

2016年02月23日 | 
映画「あん」は、昨年見たものです。
すぐに記事にしないと、いつ行ったのかも忘れてしまいました。

でも、この映画は見たくて見たくてあちこち探していたことを覚えています。
そして地元の映画館で上映が決まった時はうれしくて・・・。

なので是非とも書き留めておきたいと思っていました。



河瀬直美監督、主演の老女に樹木希林。
どら焼き屋の店長に永瀬正敏、店に通う中学生に内田伽羅。
それぞれの事情を抱えながら織りなす人間模様を描いています。

映画はとても静かで、少しずつ少しずつ物語に入っていく感じがしました。
どの人も口数は多くないし、見ていると何となくそれぞれの事情が分かってくるのです。

分かってくると、だんだんだんだん広がる不安な気持ち。
美しく、何度も登場する満開の桜が、暖かさと深い悲しみをたたえているようでした。



原作はドリアン助川作の同名小説です。
映画化するなら希林さんがいいのではと、本を送られたそうです。

物語には大きなテーマがあるのですが、静謐な描き方がとても心に残っています。

希林さんはもちろんの事、永瀬正敏さんもとても良かったです。
中学生役の内田伽羅さんは、希林さんのお孫さん、つまりもっくんの娘さんだそうです!
パパそっくり~♪


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2 コメント

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こんばんは (ソルト)
2016-02-25 18:44:36
この映画、去年 私も観ましたよ。
とても良かったですよね。
出演者も皆さん素晴らしかったですね。
テーマは深刻なものですが、
静かに訴えかけようとしていました。
映画館の出口で、臨時に どら焼きを販売していて
思わず買ってしまいました。
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Unknown (Poke)
2016-02-26 18:48:37
ソルトさん、こんばんは。

私も、映画を観ながらどら焼きが食べたくなった事を思い出しました。
たまに小豆を煮たりしますが、やはりこの映画を思い出し、
もう少し丁寧に作ろうとしています。
最近の記憶力の減退に愕然としていますが、
この映画の事はよく覚えていて、記事にしなかったことを気にしていました。
心に残るって、ホントの事ですね。。
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