趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

『ソロモンの偽証 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ巻』 宮部みゆき

2016年02月26日 | 
この本を読むきっかけとなったのは、映画の方なのです。

昨年ヴェネチア旅行の飛行機の中で、映画「ソロモンの偽証 前編」を見たのです。
あいにく後編は上映の中に無かったので、とても続きが気になったのです。

映画の後編もとっくに公開も終了していたので、
DVDのレンタルでもしようかなと思っていたのです。

そしたら、図書館の書棚に並ぶ宮部みゆきさんの原作を見かけたのです。
早速、借りてきました。


宮部みゆきさんの本は、本当に久しぶりで手に取りました。
デビューされた頃、盛んに読んでいたのですが、
最近はご無沙汰で、この映画を見なければ手に取ることは無かったと思います。

ただ、この本、一冊が厚いのです。
こんなに読めるかな~なんてちょっと心配していましたが、
そんな心配無用でした。

登場人物が多いので、名前を覚えるのに難儀しましたが、
多い分それらの人物の物語があるのだと思いました。

そしてその登場人物たちが交互に語る方法で、物語は進んでいきます。

物語の中心になっていくのが中学生なのだと、何度も思い返していました。
自分自身の中学生の頃を、懸命に思い出しながら。

長い物語、結末を何となく予感していましたが、
緻密に練り上げられたストーリーに感服しました。
長さをモノともせず、駆け抜けるように読ませる力はすごいなぁと思いました。

宮部みゆきさん、さすがです!
面白かったです。。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿