前作「BOX!」がとても良かったので
新作「風の中のマリア」を楽しみにしていました。
「BOX!」の評判が良く、知名度も上がり
図書館の予約数も増えてようやく順番が回ってきたのです。
今度の小説はオオススメバチのお話。
主人公マリアは、大帝国に生まれたワーカー、
つまり働き蜂なのです。
オオスズメバチの生態が詳しく語られ
その一生というものを初めて知りました。
さながら『昆虫記』。
読みながら、著者はこの本で何を一番伝えたいのかな、
とずっと考えていました。
‘運命’?‘遺伝子’?‘昆虫の世界’?
そう考えてみると、一番‘運命’を受け入れないのは
人間かも。
自然や運命に抗って生きようとする人間に対し
自然界の掟、運命に従いつき進んでいくマリア。
物語に人間は登場しないのですが
オオスズメバチの不思議な生態を知るにつれ
わが身人間の生態に思い巡らせてしまいました。
物語の中で多くの虫たちが登場するのですが
できればオオスズメバチを筆頭に、
写真か挿絵があると良かったです。
読みやすいので、小・中・高生たちにもオススメです。
夏休みに親子でも読めそうです。。
新作「風の中のマリア」を楽しみにしていました。
「BOX!」の評判が良く、知名度も上がり
図書館の予約数も増えてようやく順番が回ってきたのです。
今度の小説はオオススメバチのお話。
主人公マリアは、大帝国に生まれたワーカー、
つまり働き蜂なのです。
オオスズメバチの生態が詳しく語られ
その一生というものを初めて知りました。
さながら『昆虫記』。
読みながら、著者はこの本で何を一番伝えたいのかな、
とずっと考えていました。
‘運命’?‘遺伝子’?‘昆虫の世界’?
そう考えてみると、一番‘運命’を受け入れないのは
人間かも。
自然や運命に抗って生きようとする人間に対し
自然界の掟、運命に従いつき進んでいくマリア。
物語に人間は登場しないのですが
オオスズメバチの不思議な生態を知るにつれ
わが身人間の生態に思い巡らせてしまいました。
物語の中で多くの虫たちが登場するのですが
できればオオスズメバチを筆頭に、
写真か挿絵があると良かったです。
読みやすいので、小・中・高生たちにもオススメです。
夏休みに親子でも読めそうです。。