趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

「プリンセス・トヨトミ」万城目学

2009年07月29日 | 
万城目学さんの作品を、初めて読みました。
『週刊ブックレビュー』という番組に出演されたのを観て
読んでみたいと思ったのです。

早速図書館に予約しましたが、とても人気で
ようやく順番が回ってきました。
先だっての直木賞の候補にもなっていましたね~
若い作家さんですが、その著作はドラマになったり
映画になったりで気になっていました。

長編です。
ですが、読みやすくとても具体的な描写なので
映像のように目に浮かびます。
読みながらこの作品もきっと映画かドラマになりそう、と思いました。
万城目さんは奇想天外な物語の名手なのですね、きっと。
途中テンポダウンしてしまうところが惜しいと思いました。

一番心に残ったのは
‘正直に行動する人間が一番強い’
最近このことを実感する出来事があったので
本当に強く心に残りました。
そして、父親と息子。
こんな話があったら救われる親子は多いだろうな~
大阪庶民の心意気の詰まった作品だと思いました。。