趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

『この世でいちばん大事な「カネ」の話』 西原理恵子

2009年07月30日 | 
理論社の「よりみちパン!セ」シリーズ の一冊です。
このシリーズは、ヤングアダルト新書として
‘中学生以上のすべての人に’とうたっています。

西原理恵子さんの作品は初めてです。
言わずと知れた漫画家で最近は原作が映画にもなっていますね~
友人に「毎日かあさん」のファンがいて
何度かすすめられていたのです。
ですが最近どうもマンガを読まなくなっていて
気になりながらそのままになっていました。

この『この世でいちばん大事な「カネ」の話』は
その刺激的な題名にひかれ、手に取りました。
そこには、西原さんの生い立ちから現在までが綴られています。
自身の体験したことからわかった大切なことを
飾らない言葉で、こども達に向けて発信しています。

読みながら、アカデミー賞を受賞した
映画『スラムドック$ミリオネア』を思い出していました。
どこかで負の連鎖を断ち切ること
そのために先ず一歩を踏み出すこと
そして一生懸命に‘働く’ということ。

この本を若い人たちに読んで欲しいと思いました。
普段読書なんてタルイ、なんて言ってる人達に
是非読んで欲しいと思いました。
YA新書なので、漢字にはルビがふってあり
わかりやすい言葉で綴られているので
あっという間に読めます。
夏休みの宿題に困っていたら、是非!!

子ども達に教えていかなくてはいけない大切なことが
たくさん詰まった本だと思いました。。