浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

「平和の詩」

2010年06月24日 | 日記・エッセイ・コラム

日の出の時間、最低気温22℃、ひんやり爽やかな空気。うす雲が太陽を隠す。

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アジゴがボツボツ釣れている。

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昨日は沖縄慰霊の日。心に残った記事。

沖縄戦没者追悼式で高校生の「平和の詩」が朗読された。毎日新聞、西日本新聞に全文が紹介されている。

「変えてゆく」
  普天間高校3年 名嘉司央里
   ×   ×   
今日もまたはじまる
いつもの日常
当たり前に食事をして
当たり前に好きなことを学んで
当たり前に安心して眠りにつく
そんな普通の一日

今日もまたはじまる
いつもの日常
当たり前に基地があって
当たり前にヘリが飛んでいて
当たり前に爆弾実験が行われている
そんな普通の一日

一見「平和」に思えるこの小さな島
そこにいつの間にか当たり前ではない
当たり前であってはならないものが
入り込んでしまっていた

普通なら受け入れられない現実を
当たり前に受け入れてしまっていた

これで本当にいいのだろうか

平凡な幸せを感じながら
ただただ「平和」を望む今
簡単にこの違和感を
無視していいのだろうか

黒いたくさんの礎
刻まれるたくさんの名前
そこで思い知る
戦争が残した傷跡の大きさ深さ
何も幸せなど生まれなかった
何も手に入れたものなど無かった
すべて失ったものばかりだった

忘れてはならない
この島であった悲しい記憶
目を背けてはならない
悲しい負の遺産
それを負から正に変えてゆく
それがこの遺産を背負い生きてゆく
私達にできること

変えてゆくのは難しい
しかし一人一人が心から
負である「戦争」を忌み嫌い
正である「平和」を深く愛する
そんな世界になれば
きっと正の連鎖がはじまるはずだ

六月二十三日 慰霊の日
あの黒いたくさんの礎には
たくさんの人々が訪れる
そして その一つ一つの名前に触れ
涙を浮かべながら語りかける

「今年も会いに来たよ」と
手を合わせ目を瞑り祈りを捧げる
その訪れた人々に
「平和」を願わないものはいない

「一度あった事は二度ある」
そんな言葉を聞いたことがある
しかし こんな悲惨な出来事は
もう繰り返してはならない
だから…
「一度あった事は二度とない」に
変えてゆこう 平和で塗りつぶしていこう

その想いはきっと届いているはずだから

*本来ならブログといえども、新聞の著作権についても、作者の著作権のことも、きちんと了解をいただかなければならないのだが、きょう、自分の眼に入った事象として、心に残ったひとつのニュースとして紹介をさせていただきたい。