浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

芳紀○○歳

2014年04月30日 | 日記・エッセイ・コラム

「じいじ、入っちゃダメ!女性の部屋です・・・」凛とした声!

一瞬、茫然。そしてたじろぐ私。

そうか、孫たちは、いつまでも小学生ではないのだ。
まさに芳紀19歳。ともに大学1年生。
はじめての大型連休を利用して我が家にやってきている。
起こしてやろうと何気なく部屋に入ろうとして一喝されてしまった。
長女の長女と長男の長女は、誕生日が1か月違い。まことに仲が良い。

二人を仏壇の前に座らせ、爺と婆のそれぞれの両親の写真を見せ、不思議な縁で二人の母と父が生まれ、それぞれに連れ合いを得て、いまこうして芳紀19歳の二人がいることを話した。

きょうは一人が行ったことがないという下関、門司港へ。
二人がもし男子なら、海や山へ強引に連れていくところだが、女の子の扱いはどうしていいかわからない。
不思議な存在!

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3日、先帝祭が行われる赤間神宮にお参り、源平合戦や「耳なし芳一」伝説を語る。
唐戸市場で寿司をたらふく食べる。

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門司港では、北九州の子が東京の子を案内。


ヒトツバタゴ

2014年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

「福岡市役所の西側の植え込みで咲いてる白い花がヒトツバタゴですか?」と知人からの電話。

「ソウデス、ソウデス!」

一昨年1月、対馬を旅した折に、厳原や鰐浦で天然記念物「ヒトツバタゴ」自生地という標識をいっしょに見た。
冬枯れの海岸林は一枚の木の葉もなく、海風がヒョウヒョウと枝を揺らしていた。
5月、木々は雪のような花をつけ、海辺はこの白い花に囲まれると、あたり一面、明るく照り映えるのだと地元のおばあさんが教えてくれた。

「ヒトツバタゴ」は正式な名前、「ナンジャモンジャ」は俗名、もうひとつ「海照らし」という名前がある。

数日前、小戸公園の脇を走ったら、白い色に淡いみどり色をうすく混ぜたような花が咲いていた。「アレー、去年は純白のヒトツバタゴではなかった?」
急いでいたので、そのまま見過ごしてしまった。
きょう、改めて眺めると、純白のヒトツバタゴではないか!
車を止めて写真を撮った。

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あの淡い緑がかった白い花を撮らなかったのが悔やまれる。