きのうの父の日、「はてさて、俺は家族にとってはどんな父親であったろうか?」なんて自問自答する。いままでそんなことは一度も考えたことはなかったが…
つれあいや子どもたちのことにはいっさい構わず、ひたすら己の心のままに行動した。「ずいぶん迷惑をかけました…」とつぶやく。
“いまやらなきゃ、いつできる。俺がやらなきゃ、誰がやる”、この言葉が戦後の電力界の再編などに辣腕を振るった松永安左エ門さんが言ったということを新聞の小さな記事で知ったのは最近のこと。
思えば、私の処世術はそれだけだった。イマ…、オレガ…と己の才覚も能力の限界もわきまえず、それを追った。
勝手気まま、独断専行、モッコス…、つれあいよ、子どもたちよ、許せ。黙って親父の行動を見守ってくれた家族に感謝!もっとも、ブレーキをかければ、ブレーキが火を吹いて壊れただろうけど。
あさ、窓の外をツバメが二羽、激しく飛び交う。写真中央右寄り、登校する子どもたちの前の
ぼやけた点がツバメの一羽。