「カチ、カチ、カチ、チ、チ、チ…」と、鳴声が聞こえる。カチガラスだ。
快晴、無風。わたしたちシニアの仲間がグラウンドゴルフをやっているそばまで一羽のカチガラスが遊びに来た。
さきほどまで、トンビが1羽、高校の防護ネットの上で昼寝していた。風が吹かないと、トンビは思うように飛べない様子でオヒルネだ。そこへカラスが1羽やってきて、トンビの昼寝の邪魔をしている。トンビが「うるさいな!ホットイテくれ。」と言っているようす。
そこへ、こんどはカチガラスがやってきて、トンビとカラスのそばに行ってカラカっている。
トンビはとうとう逃げ出し、カラスもどこかへ飛んで行った。カチガラスは1羽、忙しく飛び回っていたが、いつか姿を消した。写真はトンビとカチガラス。
カチガラス=カササギは佐賀平野の鳥だ。天然記念物、韓国では国鳥に指定されている。ユーラシア大陸、北アメリカ西部にも生息する由。
そのカチガラスが20年前ころ?あるいはそれ以前から長崎県の諫早平野や佐世保市周辺まで分布を広げた。佐賀平野から筑後川流域、筑紫平野、さらには、福岡市郊外の春日市付近でも見かけるようになった。数年前から、博多湾沿岸の私の住むあたりでも姿を見かけるようになった。さてさて、ねぐらはどこか?穀類や昆虫、小動物を食べるそうだが、餌はどこでとっているのか?
きょうは一羽だけ、いつも夫婦で飛んでいるカチガラスだが、つれあいはどうなさった?かな。インターネットでみると2~6月、子育ての間、つがいでいるらしい。
デジカメで写真を撮ろうとするが、3倍のレンズでは小さくしか写せない。なんとか、きっちり、写真に収めたい。