浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

微震

2005年09月30日 | 日記・エッセイ・コラム

130_3032 午前9時すぎ、9:20ころ?

歯科の診療台の上で、治療を待っていた。静かな診療室、わずかに鯰がチョット動いた気配。震度1に満たない、1秒ほどのわずかな揺れ。

帰宅して、九州大学地震火山観測研究センターの震源マップを見る。玄界島の付近に小さい赤○2箇所。気象庁の地震情報を見るが、記録はない。震度1にも満たない微震だったのだろう。体には感じない地震は依然発生している。


コリウスの花

2005年09月30日 | 日記・エッセイ・コラム

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夏の間、葉の美しさを楽しんだコリウスに花が咲いた。

葉っぱの形から紫蘇の仲間だとは思っていたが、シソの花とそっくり。

デジタルビデオ編集機の修理が出来て我が家に帰ってきた。コントローラー、ケーブル不良。FLブクミ、ピンチローラー、コンデンサー劣化etc。基盤を補修したとのこと。

さあ、しばらく、編集を楽しませてもらおう。


おじいを釣った!

2005年09月29日 | 日記・エッセイ・コラム

ハゼ釣りに出かけた。月曜日、那珂川で見たハゼが目先をチラチラする。

ようし!室見川にもハゼがワイテいるに違いない。青虫(ゴカイ)を買った。もう一つ秘伝の餌がある。冷凍アサリをムキ身にして針に刺そう。おばあにテンプラの用意するように言う。

11時。ようやく潮が引き始める。胸までのゴム長を履く。一昨年、水泳パンツでハゼ釣りをしたとき、散々小さいフグやチヌにいたぶられた。膝くらいまで流れに入り釣っていると、小魚が足をツツクのだ。くすぐったい。追っ払っても追っ払っても足を齧ろうとする。あれにマイったので、きょうはゴム長を履いた。水へ入る、少しドキドキ、少し緊張する。きれいな水、太陽がまぶしく水面に跳ね返る。

ゴム長は少し暑いが、冷たい水がほどよく体を冷やす。海から涼しい北風。引き潮で川の水は南から海へ向かっている。アタマに麦わら帽子、太陽を背にするとまことに釣りの条件は揃った。餌をつける。二つの針にゴカイ、一つの針にアサリ。さあ来い!

ところが…当たりがナイ!まったく魚影の気配がない。餌をつつく小魚すらいない。どうした?

空は青く、水清く、風爽やか、遠く都市高速の橋を渡る車の流れも鮮やか。ナーンモ言うことないが、魚だけいない。爛漫の桜の下に来たのにお酒を忘れたとか、ご馳走をいっぱい、旨いお酒を持ってきたのに桜が咲いていないとか、そんな感じ。マイッタなあ。

ハゼはあきらめた、アジゴを釣ろう。そう思って堤防の自転車に戻ろうとしたところへ、一陣の風!アレッ、針が背中にヒッカかったぞ。

ようやく陸に上がり、針をはずそうとしたが、今度は針がシャツを通して下着にまでメリ込んだ気配。チカッ!針が背中の皮膚まで刺し出した。困ったぞ!

とうとう、オジイはベストを脱いだ。麦わら帽子もとる。サングラスも邪魔だ。暑い!ゴム長を半分下ろす。ようやくシャツを脱ぐ。ところが釣り針はすでに下着のシャツまで食い込んでいる。しかも針がチカチカと痛い。シカタガナイ。恥ずかしいけどシャツまで脱いで上半身裸。幸い人通りこそ少ないからいいようなものだが、車はひっきりなしに走る。向こうでホームレスのおじさんがニヤニヤ。水辺に並ぶアオサギも一列になっておじいを観察している。

ようやく、シャツから釣り針をはずした。はずしたところでみつからなかったハサミがポロリ。早く、糸を切れば、釣り針がシャツ2枚に食い込むことなんてなかったのに、なあに、すぐ針はとれると思ったのがマチガイのもとだった。

そいうわけでハゼ釣りならぬオジイ釣りの一巻、オソマツ!