浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

アサリを掘った

2007年04月30日 | 日記・エッセイ・コラム

朝起きたら、誰かさんがバナナやいろんなものを食べた形跡がある。フムフム、食欲が出てきたらしい。よかった!

朝の浜辺を歩く。博多湾で発生した白潮は薄れたかどうか?きょうから大潮の時期に入るが、潮位はさほど下がらない。

正月の「新春お楽しみ会」のビデオをそろそろ完成させなければならない。町内自治会の役員の改選時期だ。1年間のイベントがどんなものか、新しい役員さんに知ってもらうにはガーデンパーティーや新春お楽しみ会のビデオをみんなに見ていただくのが一番だそうだ。そんな話を聞くと急いで完成させなければならない。恥ずかしながら、ビデオの編集に取り掛かったまま、数ヶ月もほったらかしだった。スミマセン。さいわい、誰かさんが寝ている。仕事がはかどる。きのう、きょう2日間、モーレツな集中力でどうにか完成した。

目の前の浜辺で潮がだんだん引いていく。波もない。「アサリと採りにいく!」と宣言。午後1時半、ドアを開ける。

笑い声、それもそうだ、私の出で立ちは胸まである胴長、首にタオル、頭には野球帽。もう寒くはないから、泳ぐ格好で海に入ればいいのだが、やはり、骨折の跡を考えてしまう。冷やさないよう注意すれば、やはり、ゴムの胴長になる。

ことしはじめてのアサリ漁、トレマシタ!なぜかアサリがどこにいるか、歩けば足の下のようすが私にはわかる。ここは誰かが数日前、掘った跡、ここにはアサリが住んでいる!と。

去年はよくアサリを掘った。アサリを掘ると、なぜか父のことを思い出す。父もアサリ掘りが好きだったと思うから…


カゼだって…

2007年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

大型連休初日のきのう、わたしの大事なヒトは風邪をひいたと寝込んだ。

「風邪をひいたのには、ナニカ思い当たることは?」

「はい、泳ぎ過ぎました!もうひとつ、天神を歩き過ぎました!」

「どのくらい泳ぎましたか?」

「はい、アクアサーキット1時間弱、バタフライの練習20分、クロール500m、サウナetc.etc…3時間あまり」

「古希を前にした老婆としては、いささか無理だと思いませんか?」

「いささか…」

「して、翌日の天神はどうでありましたかな?」

「5時間ほど、ひたすら歩きました。名店街、地下街、ファッションビル、さらに、三つのデパートを制覇、少しツカレました。ハイ」

「ヒャー!!!よく、心臓麻痺を起こしたり、足にマメが出来たりシマセンデシタな?」

「メシを食わせろ!と言う奴がいないから、アシにもハートにも羽根が生えたのじゃ!

あ~しかし、喉が痛い!いま、37.8度。一晩寝ればダイジョウブ!」

けさ、まだ熱がひかない。


ハマヒルガオ君、おひさしぶり!

2007年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Uvs070428007 Uvs070428002

人工海浜の砂浜に薄桃色のハマヒルガオが咲いた。

「お久しぶりだね!」と声をかける。

Uvs070428004 Uvs070428003

砂漠のような浜辺、波しぶきや烈風に負けずに、

今年もみどりの葉を伸ばしていく。

Uvs070428005 Uvs070428006

まだ、花の数を一つ二つ三つ、と数えられるくらい。

これから5月の連休が終るころまで浜辺を彩る。

ここへ引越してきて、まもなく出会ったオトナリさんの仲間。

ハマヒルガオが咲く浜は唐津市の国民宿舎「虹の松原ホテル」前の浜辺、玄関を入り海に出ると、右手一面にハマヒルガオの群落が広がる。ハマヒルガオの見頃は10日か2週間と短い。

もう一箇所、福岡ドームの北側、伊崎漁港より東に行った浜辺、ヨットをつなぐ小さな入り江の付近。おそらく、愛宕浜の浜辺と似た環境だから、そろそろ見頃になるだろう。


ノバラが咲いた

2007年04月27日 | 日記・エッセイ・コラム

Dscf3036 ノバラの清楚な花。しばらく花の前でたたずむ。

純白!気品!少年でなくても、手折りたくなる美しさ。

待て待て!、爺は棘があることを知っている。

美しさをじっと目と心で鑑賞する術を知っている。

シューベルト作曲、近藤朔風作詞

 童は見たり 野中の薔薇 清らに咲ける その色愛でつ 

        飽かずながむ 紅におう 野中の薔薇

詩はゲーテ。

# 少年は見つけた小さな野ばら とても若々しく美しい

  すぐに駆け寄り 間近に見れば 喜びに満ち溢れる

  バラよ 赤いバラよ 野中のバラ

# 少年は言った「君を折るよ」 野バラは言った

     「ならば あなたを刺します

  いつも私を思い出してくれるように 私は苦しんだりしません」

# 少年は野バラを折った。野バラは抵抗して彼を刺した

  痛みや嘆きも彼には効かず 野バラはただ耐えるばかり

  バラよ 赤いバラよ 野中のバラ


名前のない花はない

2007年04月26日 | 日記・エッセイ・コラム

Dscf3038 Dscf3039

雑草にも名前がある。“名もない草”と呼んではいけない!と昔、教えられたことをすっかり忘れていた。

花さん、ゴメンナサイ!

青い花の名前がまだわからない。「ハタザオ」ではない。花の色が違う。「ネジバナ」でもない。茎も花もねじれていない。

四つ葉のクローバーがある。バスを待つ間、見つけることができた。私にとってははじめての発見。デジカメに収めた。