浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

トラの耳

2008年04月30日 | 日記・エッセイ・コラム

ためしてガッテンという番組で難聴を取り上げていた。

私は自分が難聴だと自覚している。つれあいから難聴で困る!と度々なじられる。呼びかけても答えない!テレビの音量が大きすぎる!話を間違って聞き、誤解して怒る!「まったくコマッタ爺さんだ!」と怒り心頭のわが家のオクサン。「ウン、そのイカリ、わからないじゃあないヨ」と私。

私は軽度の難聴か、中くらいの難聴か、たしかに、会議の会話は聞こえづらい。小声の会話は聞こえない。耳鼻科での検査をまだ受けたことはないが、簡単な補聴器はときどき付ける。補聴器を耳に付ければ確かに声が明瞭になる。

“スーパー聴覚高齢者”といわれる方もいらっしゃる由。3m離れたところで針が落ちる音を聞きとれる。爪楊枝をポキンと折る音が聞こえるのだそうだ。

我がつれあいも“スーパー聴覚者”に負けないくらい耳が良い。窓を閉めていても雨音が聞こえる。宅配便の手押し車が近づいてくるのが10階の部屋から聞こえる。私のケータイのメール受信の信号音(マナーモードにしているが机の上に置いているので振動音が起る)の音が隣の部屋にいても聞こえる。私のイビキが2か所のドアをすり抜けるように聞えるという。それくらいイビキが凄まじいのも事実だが…つれあいは日々、音が聞こえすぎて苦しいのだそうだ。

だから、私は“トラの耳”と呼んでいる。

私はもともと右耳が少し聞こえにくいことを知っていた。日常生活で不自由さを感じることはなかった。だから70歳を過ぎての難聴は加齢によるものと思っていたら、原因は加齢ばかりではないという。耳の聴覚を脳に送り届ける器官の障害が難聴の原因だという新しい研究結果を紹介していた。聴覚の障害を起こすのは、高脂血症、糖尿病、腎臓病だという恐ろしい事実も…

かつて耳が遠いと長生きするなんて聞いたこともあるけれど。


シギに出会った

2008年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

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きょう午後歩いた糸島半島の向こうに陽が落ちていく。

落日はいつも美しい。

寄せる波が砂浜に吸い込まれていく。

やさしいシュワシュワという音。

鳥がいる、くちばしが長い。「こんばんは!」

Img_17581 もう一羽、「やあ、おふたりさんですか…」

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図鑑で見ると、チュウシャクシギのように思える。

下に湾曲したくちばし、目の上に淡色の頭央線。繁殖地は遠いツンドラ地帯で、日本には旅鳥として春秋にやってくるという。

遠来のお客さんなんだ!驚かせましたかね…


糸島半島

2008年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

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糸島半島にぶらりと旬の食材を求めて出かけた。タケノコ、サンショ、ウド。朝獲れたばかりの生きた巨大甲イカ。

野北港で弁当を食べる。市場で買った250円の弁当がウマイ。

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野北半島の北端を回る道を走った。左:芥屋大門(ケヤノオオト)をのぞむ、右の島は姫島。

断崖の新緑が美しい。

玄界灘を初夏の風が吹きわたる。

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海も初夏の色。

畑の大根もキャベツも花を開いた。

Img_17561tannpopo 路傍のタンポポ。

タンポポも旅立ちの季節。


パンのみみ

2008年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_17411 おばあとマゴのプリクラ。

空港まで送ってくれたマゴが撮ってくれたという。

ふたりはやはり似ているかなあ。

マゴは幼いとき、小学生のころは母親や母親の両親に似ていた。最近の写真を見ると父親や父親の母、わがつれあいに似てきた。だが、私には似ていない。

ばあさんとマゴは顔が似ているだけでなく、もうひとつ似ていることを発見したそうな!それは、パンのみみを食べないという不思議なへんな癖がそのまま、長男をへてマゴに伝わっているという。

私はパンのみみも喜んで食べる。少し焦げた部分は香ばしいし、食パンなどは真中はフワフワで体積は少ないが、みみの部分は密度が高いから、腹にたまる。

思えば、決して豊かでもなかった我が家だが、つれあいは不思議なことにパンのみみを残すのだ。「もったいない!と私が言っても、どうしてもみみは食べなかった。その習慣が長男にしっかり伝わった。そして、長男の娘にまで伝わった現実を、先週土曜日の朝、知ったという。

「あなたはドーシテ、パンのみみを食べないの?」。何度か聞いてみた。

「理由はないけど、わたしの母もパンのみみを食べなかったヨ!」

おかしな習慣!これもDNAの所為か…


ナンジャモンジャ(ヒトツバダコ)

2008年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_17331 ヒトツバダコ(ナンジャモンジャ)の白い花が咲いている。

昨夜、バスの窓から夜目にも白いナンジャモンジャの木が見えた。

Img_17321 プロペラのような細い花びら。

白い、雪のような白さ!お天気が良いと、雪を冠ったようになる。

お隣の団地の植え込みにある1本。

この木は、去年は花をつけなくてどうしたのかな?と思っていたら今年は見事な花を咲かせた。

去年、真白に咲いた近所の病院玄関にあるヒトツバダコは、どういうわけか咲いていない。緑の若葉だけが輝いている。果物と同じような表年と裏年があるのかな?

Img_17361hitotubadako バスからいつも眺める早良区城西橋近くのマンションまわりの植え込みにヒトツバダコが2本ある。

Img_17371 先週金曜日には若葉が芽を吹きはじめていた。

きょう昼過ぎ、若葉の間から白い小さな花が咲き始めていた。