浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

水を飲んだ!

2006年01月31日 | 日記・エッセイ・コラム

きのう(手術から5日目)午前、オトメちゃんが友だちに発信したメール。

『おかげさまで順調に回復しています。きょうから待望のお茶がはじまった。But 24時間で“楽飲み”2杯。

昨夜はたべものの夢を見なかったゾ!食事は2日後(2月1日)からはじまります。

いま一番辛いこと…咳や痰を出すとき、傷口に猛烈に響く。腹を押さえ脂汗タラタラ、ダンゴ虫になって治まるのをひたすら待つ。陣痛並だ~(泣き顔)

全身麻酔の後遺症で痰がたまりやすいのだそうです。昨夜の陣痛?の後遺症できょうは微熱が37.3度。体のあちこちが強張っている。赤ん坊1匹、生んだ後みたい。』

きのう昼過ぎ、お茶が飲めるようになって痰、咳が治まって楽になったそうだ。ベッドを降りて歩く様子をみてもさほど痛みを感じていないらしい。胃と腸がうまく接合され、うまく働きはじめたのだ。水を飲むことが、劇的に回復をはやめている。

昨日午後、ようやく個室が空いたので移った。この病院では個室は重症患者さん優先とのこと、おばあは重症患者ではなかった!また、重症の方が現れたら、即座に大部屋に戻るという条件付なのだ。

けさ9時、おじいへメール。

『昨夜は心身ともにゆったり爆睡した。トラ婆は大部屋では我慢強いが、寝る場所だけは1匹で静かでなければ死んでしまう。あの場所(大部屋)でよく、ここまで回復したもんだ!! きょうからお茶は無制限、明日から流動食(笑顔)。半分抜糸。』

メールの続報。

『けさは回診で、偉い先生を先頭に主治医、イケメンの若いドクター看護士5人がやってきて、私の腹を開いて「傷痕がキレイ…」とか言いながら、16の眼で10分位、観察していた。まるで手負いのトラを見る目付きだったよ』

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けさは煙霧が立ち込めている。暖かい。週末にはまた寒波襲来らしい。


赤頭巾もどき?

2006年01月30日 | 日記・エッセイ・コラム

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昔々、そのムカシ…

あなたのおじちゃん(みわちゃんはアップンオジチャンと呼ぶ、みわちゃんが小さいとき、大きな口を開けてみわをアップンと食べようとしたから)の小さい頃。

アップンおじちゃんは脱腸だった。小学校に入る前に、手術をして治そうということになった。そのとき、手術をしたのが、オトメちゃんが今度手術を受けたこの病院だった。見舞いにきたアップンおじちゃんはしだいに、当時のことを思い出し、話したことの一つ。

「退院が近づいたある日のこと、トイレに行って、自分のベッドに戻ると、オトメちゃんが先生に叱られていた。おじちゃんがベッドを降りた瞬間、オトメちゃんがさっさとベッドに入り寝てしまった。そこへ回診の先生が来て、布団をそっとめくったら!そこには小さなオトコの子ではなくて、丸々と太った立派なオバサンがイビキをかいて寝ていた。先生は、コヤギを食べて寝ていたオオカミを連想したらしい。あの赤頭巾ちゃんのお話を…しかし、先生は気をとりなおし、子どものベッドで寝てはイケマセン!と叱りつけた」

アハハハハ。


小熊を食った夢

2006年01月29日 | 日記・エッセイ・コラム

139_3983 ビルの谷間の水仙。

寒波の影響で水仙も梅も開花が遅れているそうだ。

きのう、オトメちゃんが、あなたのママとおじちゃんに小声で何か話している。小声なのでおじいにはあまり聞こえないが、ときどき3人で口を覆って笑っている。何か“コグマ”なんて言葉が聞こえた。きょう、その話をメールで友だちに送ったのだそうだ。

『順調に回復しています。BUT、未だ点滴のみ。ドクターに「もう限界だ~餓死寸前だ~!」と必至に訴えるが「累積黒字があるからまだ大丈夫」と鬼主治医は聞いてくれない。昨夜は恥ずかしながら“小熊を食う夢”まで見てしまった。

山小屋みたいなところに爺と私と息子が行ったら、周囲に大熊、小熊が5,6頭横たわっていた。その光景を見た私は「小熊の肉は美味しいというヨ。食べたい!」それを聞いた爺は、「わかった、お前たちは家の中に入りなさい。俺がさばいてくる…」

夢はここで終わった。飢餓状態なのね。(泣き顔マーク)』

メールをもらった友だちから“大爆笑”との返信メールだった由。

139_3985 なぜ?小熊が登場するのだろう。さっき気付いたのだが、オトメちゃんのベッドの上に3匹の熊さんがいる。一匹はプーさん。もう2匹は名前もついていないし、丸々と可愛い熊さん。この小熊さんを食べようと発想するのはかなり難しそうだ。


和布刈神事

2006年01月29日 | 日記・エッセイ・コラム

139_3982 和布刈(めかり)神事が、未明に行われたとテレビニュースが伝えている。関門海峡にのぞむ和布刈神社の恒例の行事、干潮時、急潮が洗う岩場に神官たちが立ち、伸び始めたワカメを刈り取り、そのワカメを神前に捧げる初春の神事だ。

海中では海草が成長し、ニナやサザエがその海草を食べ、いちだんと成長している。目ではなかなか確認できないが、魚屋さんをのぞけば、ワカメが並んでいる、牡蠣(カキ)が旨みを増した。

アサリも少しずつ成長しているにちがいない。干潮の水位が少しずつ下がり春になれば、貝堀りがしやすくなる。古代の人たちも春が来て貝を採ることができる日を待ったことだろう。