街路樹の根方や、垣根のあちこちに、白い彼岸花が群生している。しかも、いまが盛りで美しい。
台風13号が通り過ぎてから開花したようす。お仲間のお宅の庭でお話をする。山ラッキョウがある。30本あまり、もう一息で蕾が開きそう。風に揺れている。花が一斉に開いたら風情があるだろう。伺えば山で種を採ってきて鉢に植えたのだそうだ。ヤマボウシの木はもう1メートルを超える大きさ。一粒の種がこんなにも大きくなったそうだ。楓の若木も種から育ったもの。おみやげにゴムの若木をいただいて辞去した。
並木道を二人で歩きながら、話題は白い彼岸花に移った。「もしや、白い彼岸花を植えたのはNさん、あなたですか?」、「・・・」
そうでしたか!花咲か爺はやはりいましたよ。通りがかりの人たちが「まあ、キレイ!おもわずため息をもらす、町が光輝く瞬間!
思えば、10年ほど前、Nさんが珍しい白い彼岸花が熊本に多いこと。その彼岸花を自分の庭で増やしていることなどをバスの中で話されたことがあった。何気なく聞いていたが、その白い彼岸花が町中を飾るまでになっていたのだ。
パソコンの文字変換に“花咲爺”のコトバは出てこない。枯れ木に花を咲かせた昔話など、遠い世界のことになったのかもしれないが、いやードッコイ!!!すぐ近くに、ハナサカジイサンが住んでいる。
骨折から92日目。自分の足で歩くことができる。ありがたいことだ。
きょうは、執刀医のM先生に足を見ていただく日。X線写真を見ながら、「手術のあとは順調に回復している」とのこと。
手術した箇所の腫れはまだ残っているが、うっ血で色が変わったところは元の足の色に戻った。写真は夕方、自宅で撮ったので、足首周辺に少しむくみが見え、靴下が圧迫してできた痕がある。しかし、かつての己の足を知る本人の目から見れば、驚くほどの回復状態なのだ。
これまでチョコチョコと小幅に歩いていたが、今夜いつのまにか、歩幅が大きくなっていることに気づく。おばあも「そうだ!」という。マッコト不思議な気持ち。アサガオの蔓が伸びていくのを目で確認できるように、自分の足の変化を日々視認できるのだ。
昨夜は、温泉に入り、ビールを飲んだ。久しぶりに痛飲した。シニアの仲間と飲みかつ歌った。ビールの影響で足が腫れるかと心配したが、朝には少し腫れていたものの、昼ころには腫れは減った。写真:右足が少し細い。右足首は腫れで左より大きい。
おかげさまで、順調に回復していることを実感する。お世話になった皆々様に感謝です!
M医師に診察していただいたあと、入院していた階のナースさんたちに会った。敬老会のビデオは好評で、毎日、談話室のビデオでおばあさんたちが自分達の顔を見つけては喜んでいただいている由。リハビリルームの熱演4人組も喜んでもらっていた。よかった!
「幸せのサムシング・フォー」という言葉をかなちゃんは聞いたことがあるでしょう。
幸せな結婚式の“おまじない”として古来、言い伝えられてきたらしい。
きのうのこと、おばあのアッシー君で近くの手芸品店へ行った。おばあはここで、自分の服を作るための布地やファスナーを買った。しかし、手芸品店におばあが行くと、途方もなく時間がかかる。いろんなものがあるからなあ。ボタンや針、ミシンや編み物の材料、トールペインティングの絵の具や造花の材料などなど。おばあは布地を買うまで一つ一つ見て回る。私もお付き合いで店内を回る。あるコーナーへ来たとき、写真の手作りポスターが目に入った。雑誌の記事を切り抜いてイーゼルに乗っけたポスターの言葉だ。8、9年前から捜していた恋人の写真のように嬉しい再会だった!
『幸せのサムシング・フォー(Something 4)』
実は、かなちゃんが先だってお世話になったミサコさんとハズのカオルさんの結婚式で、このサムシング・フォーということばを私ははじめて聞いた。司会者の女性がさりげなく紹介したこのコトバに良いおまじないだな!と思った。彼女はブルーのドレスを着ていて、「これはサムシング・フォーのひとつ、“サムシングブルー”です。きょうはそのブルーを身につけて出席しました…」
私はビデオで結婚式を撮っていた。だから、彼女のドレスの色も彼女のコトバもきちんと記録できていた、それを編集するとき、繰り返し聞いたので覚えていたのだ。
『サムシング・フォー』、花嫁が結婚式で身につければ幸せになると言い伝えられているという。幸せをよぶ“おまじない”だ。いや、おまじないとよぶより深い人生の智慧が覗いている。
1 Something Blue 青いもの 清純の象徴、さりげなく心をこめて
2 Something New 新しいもの 新しいもので心を新たに
3 Something Old 古いもの 古いものとともに幸せを受継ぐ
4 Something Borrow 借りたもの borrow は、本来の意味は、借りてもっていくこと
私が調べてもわからなかったのが、Borrow もし、あなたが結婚するとき、「これを使ったら…」親やおばあさん、親戚のおばさんらがウェディングベールやアクセサリーを貸してくれるとする。それは貴女への愛情のしるしなんだ。貴女もいつの日か、逆の立場になって、誰かにそっと貴女の愛情のしるしを見せてあげるときがくるだろう。
世の中はすべてを一新することは難しい、結婚式にしても、古いものに新しいものを加え、あるものはご先祖様のものを受継ぎ、そうして二人で新しい世界を作っていく。Something 4 は、花嫁がひとさまのお蔭を感じるように、古人が伝えるおもいやりのコトバのような気がする。
きょう、グランドゴルフの仲間のお誘いを受けて、郊外の食事処へ。
稲田と彼岸花をマイクロバスから久しぶりに目にした。
“フン詰まり”で七転八倒、苦しんだのが20日、なんと、東京にいる長男が、この日、痔の手術をしたのだと、メールが来た。そして、きのうのこと、前触れもなく、トイレが“フン詰まり”してしまった。途方にくれた。
“フン死”するか?と思った途端、“フン詰まり”。いやー、フーンとに困った!何故だ?私がビー玉のように固いナニを私が流したからか?ほかに原因が思い浮かばない。責任を感じた。
実は、こんな話をブログに書くべきか否か悩んだ。結論、書くことにした。
トイレの詰まりはスーパーでゴム管清掃器を買って試してみたがダメ、ウンはついたが、やっぱり流れない、業者に連絡して夕方、ようやく流れた。ホッ…カミサンはフンガイするが、こればかりは誰に文句の言いようもない。
しかし、どこまで“ウン”がついてまわるのか?1月、おばあが胃がんで手術、6月、おじい骨折、そして、糞詰まり。きのうのトイレ詰まりはオマケというか付録だたかな?