６時前の空。雲が染まる。
飯盛山がよく見える。
ご飯を盛ったような端正な山容。
夏がくれば、わずかな時間を見つけては海へ行った私。水中メガネとシュノーケル、そして足ひれだけで海中を散歩するのが私の趣味だったが・・・
仕事が忙しくなったせいでもあるが、窓から海を眺めるだけで満足している。やはり年齢かな。
入道雲は一瞬の間に姿を変える。
けさのこと、私の団地の周りから、トンボが姿を消したことに気付いた。あの大群は山へ避暑にいったのか？と思った。
夕方、湧水を汲みに糸島へ向かった。
なんとトンボの大群がいる。車に当たるのが心配なくらい。しかし、トンボは素早く飛び、車のフロントガラスに当たるような間抜けなトンボはいない。
青田の上を気持ちよさそうに飛んでいる。きっと餌がいっぱいいるんだろう。
里のトンボはやがて山へ避暑へ行き、おいしい餌をたくさん食べて、やがて、また里に戻るという。
そのころはトンボの体はアカネ色に染まっている。８月のお盆のころ、私の団地の周りでも飛び回るだろう。
いつもお世話になる理髪店。
奥さんが育てられているゴーヤのグリーンカーテンが繁っている。
ゴーヤだから当然、ゴーヤが実った。
「ゴーヤだけではありませんよ！」と奥さん。「この黄色の花は何かわかりますか？」
「かぼちゃでしょう？！」と私。
「●●●●！」
「ヒャー！」
黄色の花の下に小さな実がなっているのがわかりますか？
トウガン（冬瓜）、すでに俵型のトウガンの姿になっている。
赤青白のサインポールはくるくると休みなく回っていて、薬院六つ角のなくてはならない風景になっている。静止画だから止まっているように見えるのがザンネン。
福岡市の緑のカーテンコンテストに参加すると奥さんが張り切っていらっしゃる。
ようやく、ハマゴウが咲いた。
人工海浜で花をいっぱい咲かせていたハマゴウの大株は去年、ブルドーザーで根っこから剥ぎ取られてしまった。
生き残った若い株が花を咲かせはじめている。
海辺の砂浜という過酷な環境でハマゴウは細い枝を地に這わせながら成長する。
朝６時、浜辺への道を歩くとトンボがたくさん飛んでいる。
小道の上も、松林の上も、マンションの周りも、トンボが飛んでいる。
トンボを撮影するにはもっと工夫が必要。
（※画面をクリックすると拡大されます）
2005.07.29 ナツアカネ
2005.06.27 ナツアカネが飛ぶ バックナンバーから検索できます。