いま長崎県西海市--九州の最西端の地にいる。
旧友の孫二人、男子大学生。
伊勢海老を食べた。
あす朝、また魚釣りをする。
追記
高校時代の旧友にK.Y君がいた。私のイニシアルもK.Y。
席は彼が前の席、いつもいっしょだった。
彼は大学へ、帰省すれば、いつも酒を飲んだ。
酔っぱらって「自分たちの子ども同士が結婚すればイイナ!」なんて話し合った。
まだ結婚はしていなかったのだが・・・
やがて、彼も私も伴侶を得た。
その伴侶たちもクラスメート。
二人の若者は彼と彼女の孫。いとこ同士。
旅の宿で二人が私に尋ねた。
「私たちの祖父とどうしてそんなに仲が良かったのですか?」
「アハハ・・・」
よく話し、よく飲んだ。
若者たちの祖父は残念ながら働き盛りのころ病気で亡くなった。
私の孫は女の子ばかり、友の孫を魚釣りやアサリ貝掘りなどに連れていった。
少年たちは今や若者となり、建築学やロシア関係論を学ぶ大学生。
彼らの祖母が孫たちに寄せる愛情は深い。
ならば、日本の現実を見るには格好の場所がある・・・と
イセエビの宿、魚釣りを餌に彼らを引っ張り出した。