浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

ハガネの骨

2010年06月10日 | 日記・エッセイ・コラム

きのう、電話の向こうから弾んだつれあいの声が聞こえた。「骨密度が異常に高いって…」「フンフン、いいことじゃない!」。電話の向こうで「もっと喜んでくれてもいいじゃあない?」と思っているような感じが私の六感に響く。

胃がん手術から4年半、定期健診の際、骨密度の検査もしたらしい。さいわい、胃がんの後遺症もまったく見つからず、もう心配はないらしい。生活は昔のまま、いやそれ以上に充実。プールで700mを泳ぎ、朝から床につくまで体を動かし続ける。

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古希をすぎ、そろそろ加齢現象も心配になってガンの定期検診にあわせ、骨密度の検査をしたらしい。骨密度同年代の155%、若い人たちに比べても110%の由。

「何を食べていますか?どんな生活をしていますか?」と、女医さんから興味津津、矢つぎばやに質問があったそうな。

特技は「梅の種を奥歯で噛み割ること」。自慢は「虫歯が一本もないこと。髪は染めたことがないこと。」 「食べ物は好きなものを食べる、嫌いなものは食べない」。「寝たいだけ寝て、眠くなければ徹夜もOK」。こんな話は骨密度とは関係なさそうだが…

「トラのように板張りで寝るのも平気」。「夜行性、独立独行、獰猛」。なんか、トラに似てきた。

私は“トラの骨”並みと思ったが、本人は“ハガネの骨”という。私の足の骨折箇所は“鉄板入り”だが、完璧、私の負けですね。