浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

砂浜のメンテナンス

2010年06月23日 | 日記・エッセイ・コラム

人工で作ったものはどうしても手入れ、メンテナンスが必要らしい。目の前の人工海浜は今年も“養浜現状回復”という砂浜の修繕が行われている。

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風と波が、砂浜に打ち寄せ、人工海浜の波打ち際はいつか優しい弧を描く。

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出っ張ったところを削り、湾曲した個所に砂を入れる。そんな作業。

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午前8:30、巨大なユンボとブルドーザーが浜辺に轟音を響かせる。

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例年の工事で珍しくなくなったが、やはり自然の力と向き合うのは大変だ。

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おかげさまで、渚の音を聞き、台風や季節風ともうまくお付き合いができる。


俺が植えたハマユウが咲いた

2010年06月23日 | 日記・エッセイ・コラム

私が種を植えたハマユウが昨日、大きなツボミをふくらませていた。

拾ってきたハマユウの種子を砂に埋めたのが、5年前、あの福岡沖地震があった。そして、私は6月末、足の骨を折った。

あのときのハマユウが咲いた!

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このハマユウが何処にあるかというと、人工海浜の立て看板の根方。コンクリート杭のわきに植えた。

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5粒ほど植えたが、きょうまで生き延びたのはこの1本。兄弟のハマユウは下の写真、手前の小さい株。これも私が植えた。大きい株はすでに私がはじめてここへ来た時、4,5本の群落を作っていた。

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去年、大きい株は花を開いた。おそらく、この大きい株は誰か人間が植えたものではないかと私には思われる。一木一草も生えていなかった砂の人工海浜に突然、一株ではなく4.5株が一斉に芽を吹くとは思えない。

この株を植えた方は、「よくここまで大きくなった!」と、親のように安堵の気持ちで見守っていらっしゃるような気がする。私が植えた種はこの株の周囲に20粒くらい植えた。しかし、成長した株は4,5株のみ。炎暑と寒風に負けないその姿は、健気というほかはない。

親株は砂浜ではなく公園化された一角で巨大な株に成長し、毎年花を咲かせ、種子をつける。

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