きょう、九州大学フィルハーモニーオーケストラは福岡市民文化活動功労章を受章した。地域に根ざした文化活動を行ったというのがその理由。
1909年(明治42年)、京都帝国大学福岡医科大学(現、九州大学医学部)教授、榊保三郎博士によって日本で最古級のアマチュアオーケストラが設立され、今年100周年を迎えた。
日本人による初めてのベートーベン「交響曲第9番≪合唱付≫」を演奏するなど我が国のオーケストラ活動の草分けとして福岡における黎明期に大きな貢献をした。
さらに、第2次大戦で一時演奏活動を中断したが、戦後、故石丸寛氏、荒谷俊治氏らの活動や音楽家の育成などでクラシック音楽活動を牽引した。
松村晶音楽部長が吉田宏市長から表彰状を受けた。
23日、アクロスでの100周年記念演奏会で展示されたこれまでの指揮者のみなさん。
明治時代の楽譜や当時は珍しかったコントラファゴットなども展示されていた。