浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

清和文楽を楽しむ

2009年11月04日 | 日記・エッセイ・コラム

「自然遺産・文化遺産を歩く」、私たちのふるさとが育んだ豊かな自然遺産・文化遺産を訪ね、みんなで歩きましょう!とお仲間とバスハイク。

きょうは熊本県山都町、旧清和村の「清和文楽邑」を訪ねた。

冷え込んだが、快晴。阿蘇の外輪山俵山~高森峠をを越えた。

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「傾城阿波の鳴門」巡礼歌の段を鑑賞した。はじめて見た人形浄瑠璃の舞台。大いに楽しんだ。三味線と義太夫の語り、三人で一体の人形を操り、お芝居が展開される。

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阿波藩の御家騒動、若い藩主が傾城に溺れ、悪臣の横領などの騒ぎが続く。忠臣十郎兵衛は一人娘のお鶴を祖母に預け、妻のお弓と大阪に出て苦労をする日々。

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お弓の家に可愛い巡礼姿の女の子が門口に立つ。お国訛りが気になり「国はどちらか?」と聞くと、「国は阿波で、父の名は十郎兵衛、母はお弓と申します…」と答える。有名なくだり。

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涙が頬を伝う。

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江戸時代の末、村の農家の人たちが阿波の一座から習いおぼえて、春の祈願、秋の願成をはじめたのが興りと伝えられている。熊本県重要文化財指定。現在年に200回ほど公演をしているという。

このあと、同じ山都町にある五老ケ滝から水を通す橋、通潤橋を見学する。

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紅葉がようやくはじまっていた。銀杏の黄葉はまだだった。

2006 .12.08 布田保之助の遺訓 を参照してください。「勤勉、勤労、自治」これが150年前の布田が目標としたこと。