秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

先斗町「十五大明神」

2009年03月15日 08時14分35秒 | 京都非観光迷所案内
カメラのバッテリーを充電器にセットしたまま家を出たもんで、携帯で撮ったから
不鮮明な写真になってしまった・・・。

この大明神(といっても小さな祠です)の由縁は昭和53年4月27日の先斗町火災の
際、この場所で突然火の勢いが止まり、「ますだ」の前に置いてあった信楽焼き
の狸がパックリ割れていたそうです。

それで、「ますだ」の女将が狸が身代わりになってくれて店を守ってくれたんだ、
と、祠を造られたとか。

以前は賽銭箱にお金を入れると御神籤占いが音声で聞けたそうです。

「大凶」の声が聞こえたら、振り返ると顔の焼けただれた舞妓が背後から襲い
かかってくる!なんて都市伝説もありましたが、今は音声付御籤は停止中。

この「ますだ」はかつてはサルトルやボードレールも訪れ、また司馬遼太郎氏も
常連だったお店です。

若い頃、2度ほどこの店で二代目と麻雀したっけ。(友人の兄の友達です。)

場所は先斗町と木屋町の間の抜け路地あるから、気がつく人はほとんどいないで
しょうね。

場所は四条先斗町上ル西側十五番地。