今頃、録画DVDで鑑賞 「無頼 人斬り五郎」 予告編 1968年
偶然に予告編を見てみたら、本編で使われていないカットを見つけて、驚きました。予告編は撮影所によって違っていたと思いますが、日活では普通、本編で使われなかったカットを使う。撮影したもののNGカットを使う。その他、助監督に予告編用に撮影した物を使うという方法があります。なるだけ、本編で使うカットは避けるという、暗黙の了解があったと思います。それは、撮影したネガを予告編でいじる事で、万一、事故があると大変な事になってしまうからです。
私が気がついたのは、渡哲也が両手を怪我して、松原智恵子が包帯を巻いて治療をしているシーンです。そして、愛を告白して渡哲也の胸に倒れ込むというシーンなんです。添付したスチールがその場面です。私が見た本編内ではそんな場面はなかったのです。これって、非常に重要なシーンと思われるのに、なぜ予告編で使われて、本編ではカットされたのでしょう・・・
・この場面があると、かなりウェットな作品になり、もう少しドライな映画にしたかった
・本編の尺にどうしても収まりきれなかった
・日活の上層部の指示、松原智恵子が自ら愛を告白する事を避けたかった
・私が見たものは、公開時のものではなく、TV用短縮版だった
などなど、いろいろ想像しちゃいます
あと、フェリーに置き去りにされた松原智恵子が、桟橋にいる渡哲也に向かって「五郎さーーん!!」と右手を伸ばして別れるシーンがありますが。そこはきっちり、本編では松原智恵子の涙の正面のカットと、背後からのショット。そこも、予告編では、右手を伸ばした瞬間のカットを使い、本編では、手が落ちてゆく途中から使われています。このあたりは、ちゃんと本編を意識して、本編に使われていない部分を使って予告編が作られてます。
偶然に予告編を見てみたら、本編で使われていないカットを見つけて、驚きました。予告編は撮影所によって違っていたと思いますが、日活では普通、本編で使われなかったカットを使う。撮影したもののNGカットを使う。その他、助監督に予告編用に撮影した物を使うという方法があります。なるだけ、本編で使うカットは避けるという、暗黙の了解があったと思います。それは、撮影したネガを予告編でいじる事で、万一、事故があると大変な事になってしまうからです。
私が気がついたのは、渡哲也が両手を怪我して、松原智恵子が包帯を巻いて治療をしているシーンです。そして、愛を告白して渡哲也の胸に倒れ込むというシーンなんです。添付したスチールがその場面です。私が見た本編内ではそんな場面はなかったのです。これって、非常に重要なシーンと思われるのに、なぜ予告編で使われて、本編ではカットされたのでしょう・・・
・この場面があると、かなりウェットな作品になり、もう少しドライな映画にしたかった
・本編の尺にどうしても収まりきれなかった
・日活の上層部の指示、松原智恵子が自ら愛を告白する事を避けたかった
・私が見たものは、公開時のものではなく、TV用短縮版だった
などなど、いろいろ想像しちゃいます
あと、フェリーに置き去りにされた松原智恵子が、桟橋にいる渡哲也に向かって「五郎さーーん!!」と右手を伸ばして別れるシーンがありますが。そこはきっちり、本編では松原智恵子の涙の正面のカットと、背後からのショット。そこも、予告編では、右手を伸ばした瞬間のカットを使い、本編では、手が落ちてゆく途中から使われています。このあたりは、ちゃんと本編を意識して、本編に使われていない部分を使って予告編が作られてます。