ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

舞台77「夜更かしの女たち」 直人と倉持の会vol.1 @本多劇場

2013年12月29日 | そんなご舞台な2013
舞台77「夜更かしの女たち」 直人と倉持の会vol.1 @本多劇場

最近見た舞台の中では、かなりレベルの高い舞台だと感じました。前半、物語がなかなか進まなくてイライラしましたが、その事が後半戦にジワジワとボディーブローのように効いてきて、納得の舞台でした。出演者の全員に心配り気配りがされていて、それが破綻していないのです。練りに練られたストーリー展開で、いろんな所に伏線がはりめぐらされていて、すっごく気持ちよかった。ただ、「彼」の死因に納得がいくかどうか、難しいところですね(笑)

舞台76「ライチ☆光クラブ」@ AiiA Theater Tokyo

2013年12月28日 | そんなご舞台な2013
舞台76「ライチ☆光クラブ」@ AiiA Theater Tokyo

衣装・メーク・舞台装置など仕掛けが大きくて、とても楽しい舞台でした。佐津川愛美さんもとてもかわいかった。特筆するべきは、オレノグラフティーの役は彼の代表作になるぐらいのハマリ役だった。さらに言えば、木村了君がしっかりしていなかったら、とてもこの舞台は成立しない。そして、彼は見事に演じ切ったと思います。いや、彼はもっと出来る気がします(笑)

舞台73「死ンデ、イル」 モダンスイマーズ@下北沢スズナリ

2013年12月27日 | そんなご舞台な2013
舞台73「死ンデ、イル」 モダンスイマーズ@下北沢スズナリ

モダンスイマーズの放浪の旅のスタート地点なのかもしれない。「痛い」ストーリーであったが、話は単純明快。映像を使った演出は、もう目新しくもない。お金をかければかけるだけ、映像は凝る事は出来る。しかし、それがはたして芝居の助けになってるのだろうか?そんな素朴な思いにとられてしまう。何か新しい事をやってみたいのだろうか?「新しい事」はやってみると、すぐにもう古くなってしまう・・・黒バックのみで耐えられる事からリスタートするのも、新しいかもしれない。出演者の中では、高校生役の西井幸人クンが、自然な演技ですばらしかった。モダンのメンバーも、ゲストの高田聖子・松本まりかさん達も、かなわなかったよう。とりたてて演技しようとしない、その演技。他の出演者達が演技しようと頑張っていた分、すごく目立った西井幸人。覚えておこう。この先が楽しみだ。

舞台75「SEMINARセミナー」 @紀伊国屋ホール

2013年12月26日 | そんなご舞台な2013
舞台75「SEMINARセミナー」 @紀伊国屋ホール

大嫌いな翻訳劇ですが、北村有起哉・黒木華・黒川智花とくれば、どうしても見たくなりました。さすが、北村有起哉、セリフのひとつひとつが、聞いていてちゃんと頭に入ってくる。しかし他の俳優達のセリフは、スーッと抜けていく。これってなんだろうなぁ。やっぱり翻訳劇は、ニガテかなぁ(笑)

舞台78「イタコ探偵工藤よしこの事件簿」渡辺源四郎商店@こまばアゴラ劇場

2013年12月24日 | そんなご舞台な2013
舞台78「イタコ探偵工藤よしこの事件簿」渡辺源四郎商店@こまばアゴラ劇場

期待している渡辺源四郎商店は、絶対に見逃せません。ふざけたタイトルにちょっと不安感がありましが、TVの2時間サスペンスドラマのパロディーになっていて、楽しめました。ただ、あの傑作「どんといけ」の感動を期待していた私には、ちょっと肩すかしでした。

舞台74「サムライ・ナイト・フィーバー」 WBB第5回公演@赤坂レッド・シアター

2013年12月23日 | そんなご舞台な2013
舞台74「サムライ・ナイト・フィーバー」 WBB第5回公演@赤坂レッド・シアター

2010年に見た、浅沼晋太郎の作演出、bpm FESTA 2010/シーサイド・スーサイドedition』&『bpm FESTA 2010/ハイカラedition』がとてもおもしろかったので、今回も期待して当日券を買って見ました。すごく楽しんだんですけど、期待値が高かったのがわざわいしたのかもしれません。前回は全く期待していなかったんで(笑)予備知識全くなかったし(笑)ラストの締めが、なかなか難しかったのかもしれません。しかしながら、観客は、最初笑って見ていましたが、後半は泣いてる人もいて、観客の心は強く揺さぶったのは確かなようでした。

舞台70 「片鱗」 イキウメ@青山円形劇場

2013年12月20日 | そんなご舞台な2013
舞台70 「片鱗」 イキウメ@青山円形劇場

やっぱりクオリティーが高いなぁイキウメは!おっ、岩本幸子さん少し痩せてきれいになったぞ。でも、今回もかわいそうな役。そろそろ、名前通りの幸せな役ふってあげてください。大窪人衛くん、イキウメになくてはならないキャラになってきたね。あれ、背が伸びてない?20才過ぎて背が伸びるなんて、君らしいな(笑)異星人だね。清水葉月よかった。手塚とおる、怪宴(笑)安井順平、伊勢加世みんないい俳優だ。

舞台68「退かぬ、コビヌ、カエリミヌヌ」 ロ字ック第7回公演@シアターサンモール

2013年12月19日 | そんなご舞台な2013
舞台68「退かぬ、コビヌ、カエリミヌヌ」 ロ字ック第7回公演@シアターサンモール

真面目に、真剣に自分を、見つめている。そんな「若さ」あふれる舞台でした。過剰に大声でセリフを言わしている事も「若さ」なのか。もっと普通にリアルにやれば、もっと心をうったかもしれない。「自分探しの道」それに続く「その先」を見たいと思うのは、私自身の若さがなくなってしまったのかなぁ・・・

舞台71「紅小僧」 劇団桟敷童子 @スズナリ

2013年12月18日 | そんなご舞台な2013
舞台71「紅小僧」 劇団桟敷童子 @スズナリ

まるでスズナリが、帝国劇場とか新橋演舞場になったみたいでした。2時間飽きさせない展開で、堪能しました。大手忍さんのヌードも効果的で、ベストなキャスティングでしたね。近藤正臣さんも、この小さな空間を楽しんで演じられているのが、よくわかりました。

舞台72「ナツヤスミ語辞典」 キャラメルボックス俳優教室2013卒業公演

2013年12月17日 | そんなご舞台な2013
舞台72「ナツヤスミ語辞典」 キャラメルボックス俳優教室2013卒業公演
@中野ポケット

何人か、いい素材がいるなぁって思いました。夢や希望を持っていても、人生はなかなかうまく進まない事もあります。演劇って、点数や実力で決まるものでもないし・・・続けるしかない。10年続ければ、どんな職業でもプロになれると思う。ただプロになったとしても、それで生活を成りたてる事が出来るとは限らない、理不尽な世界なんですよね。好きだと思ったら続けるしかない。人生の途中で方向転換もあるでしょう。結婚したり、子供が出来たり・・・それはそれで、納得出来るまで続けるといい。そうでないと、思い切れないでしょう。芝居と他の事を秤にかけて、芝居の方に振れたとしても、しかたなく芝居を諦める場合もあるでしょう。そんな状況になる事の方が多いじゃないかなぁ・・・ただ、今ここで、なんであんなにオーバー演技を、みんなするんだろう・・・これが、「現代」を写しているとは思えない。映画も演劇も、「今」を写すべきじゃないだろうか? 
私の若い頃は、「神田川」でした。私も、あの歌詞と同じような生活していました。そんな時代に、まんまの映画が作られました。その映画自体はそれほどいい出来ではなかったかもしれません。でも、それが作られる理由はあったのです。それが、時代そのものだったんです。映画も演劇も、「時代」の香りが必須だと私は思うのですが・・・映画も演劇もいろんなアプローチがあっていいと、それはちゃんとわかっていますよ(^^;)(^^;)

舞台67「売春捜査官」 @下北沢オフオフシアター

2013年12月16日 | そんなご舞台な2013
舞台67「売春捜査官」 @下北沢オフオフシアター

インパクトのあるフライヤー。これで見に行く事を決めました。フライヤーの見本ですね。つか物をやるとは、なんとハードルの高い企画を選んだものか。つか作品の「けれん」をどう料理するつもりだったのか?男性陣俳優にとって、この圧倒的な美人怪優の野口かおるを受け止める事が、もしかしたら至難の業だったかもしれない。

舞台66「ダチョウ課長の幸福とサバイバル」ラッパ屋30周年記念公演

2013年12月13日 | そんなご舞台な2013
舞台66「ダチョウ課長の幸福とサバイバル」ラッパ屋30周年記念公演
     第40回公演 @紀伊國屋ホール

さすがに満足・納得出来る舞台でした。ベタベタの喜劇にならずに、涙と笑いと風刺に満ちあふれていましたそのバランスが絶妙でした。最近、風刺のある演劇が全然ありません。直球でテーマを伝えるよりも、この大人の風刺が心に届きます。大人の最高のエンターテイメントでした。

舞台64「ショーシャンクの空に」 @サンシャイン劇場

2013年12月12日 | そんなご舞台な2013
舞台64「ショーシャンクの空に」 @サンシャイン劇場

あの有名な映画をどう料理するか、喜安浩平さんの脚本が見物でした。完全に省略している部分もあり、リタ・ヘイワースなどの部分をおもしろおかしく追加しているのは、うまくいったのかもしれません。芝居のピークをどこにおいたのか、そのあたりが微妙だったかもしれません。ともあれ、あの名作の舞台化ですから、ハードルが高くなるのはしかたありませんね(笑)