ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

今頃、録画DVDで鑑賞 「悲しみよ、こんにちは」1958年公開 アメリカ

2020年07月31日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「悲しみよ、こんにちは」1958年公開 アメリカ

小学生の時、淀川長治さんの日曜映画劇場で、何度も見た記憶がありますが、内容はほとんど忘れていました。原作が、フランソワーズ・サガン。なんかといってもロマンチックなイメージがありました。大人になりきれない少女の想い。そんな映画の記憶でした。しかし再見してみると、内容は記憶とあまり間違いなかったのですが、記憶違いがいっぱい(笑)まず、
フランス映画と思っていましたが、実際はアメリカ映画。だからセリフは英語。
全編白黒映画と思っていたのですが、白黒部分は少しで、ほとんどカラー(笑)
音楽は、ブラームスが流れていると思っていましたが、全くそんな事はありません。
これだけ勘違いしていると、自分の記憶って全然信じられませんね(笑)ジーン・セバーグのセシルカットは、剛力彩芽ですね(笑)ミレーヌ・ドモンジョの名前に記憶がありました。「アイドルを探せ」で覚えたのかもしれません。こんなに記憶が間違っていると、それはシルビー・バルタンと勘違いして記憶しているのかもしれないなぁ(^^ゞ

今頃、録画DVDで鑑賞「暗くなるまでこの恋を」 F・トリュフォー監督 1989年公開

2020年07月30日 | そんなご舞台な2019
今頃、録画DVDで鑑賞「暗くなるまでこの恋を」 F・トリュフォー監督 1989年公開

この映画も、学生時代名画座で何度も見たのですが、内容はすっかり記憶から飛んでいます。パリの話だと思っていたら、半分はフランス領レユニオン島での話。そうだったか・・・(笑)
ジャン・ポール・ベルモンドーがドヌーブに一目惚れして、彼女に純愛を貫く話なのですが、ベルモンドーのひょうひょうとした顔つきに、どうしても「純愛」を感じないのです。私は彼が苦手なのかもしれない。それにしても、カトリーヌ・ドヌーブは美しい。

今頃、録画DVDで鑑賞 「8 1/2」 F・フェリーニ監督 1963年

2020年07月29日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「8 1/2」 F・フェリーニ監督 1963年

「カビリアの夜」も「アマルコルド」も若い頃見て感動したのに、この「8 1/2」と「甘い生活」だけは、どうしても好きになれない。この映画が世界の名作の一つに必ず入れられる。理解出来ない私は、どうしていいかわからない。わからない映画は、わからないと言っていい。そのわからなさに黙っていた若い頃の自分が、恥ずかしい・・・・今ははっきり言います。自分で思う名作の中から外していいと(笑) ただ、この映画を撮り切るエネルギーはすごい。それも60年以上の前だから。でも60年ってあっという間か・・・・・

今頃、録画DVDで鑑賞 「沈没家族」

2020年07月28日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「沈没家族」

90年代半ば、シングルマザーの母が始めた共同保育の試み“沈没家族”。当時マスコミにも、あたらしい“家族のカタチ”として取り上げられたらしい。その子供が22歳になって、自分の子供時代を振り返るドキュメンタリー映画でした。なかなかおもしろかった。ポスターの母親の写真が美しくて、引き寄せられました。

今頃、録画DVDで鑑賞 「甘い生活」 F・フェリーニ監督 1960年公開

2020年07月27日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「甘い生活」 F・フェリーニ監督 1960年公開

学生時代、何度も名画座に見に行って、そのたびに途中で寝てしまった映画です。何度もチャレンジしましたが、必ず寝てしまいました(笑) 世界の名画に必ず取り上げられる映画で、その意味を理解しようと思っていました。この年になって、果たしてこの映画を読み取れるのか? 2日に渡ってやっと見終わりました(笑) 結論として、私にはこの映画のよさがわからない。理解出来ないという事です。いろいろ考えたのですが、音楽などで、かなりテンション高く表現されている映画が、そんなに好きではない事。なにかを表現しようとして、たくさんのエピソードをちりばめていますが、ちりばめただけで、それぞれの小石を、後半に拾い切れてない感じがするのです。例えば、かなり前半で、ヘリコプターに吊され空中を運ばれているキリスト像があるのですが、もし後半そのキリスト像が出てくれば、繋がるのに、全く出てこない。そういった宗教にからむエピソードは、何度も出ては来るのですが、ピタリとははまらない。そんな百花繚乱的なエピソードが、一つの流れとなっていればいいのだけど、流しっぱなしとしか、私には見えませんでした。きっと、キリスト教的素養が私にあれば、全然違った風に見えるんでしょうけど・・・・「カビリアの夜」「アマルコルド」は大好きなんですけどねぇ・・・これで、喉のつかえが下りた気分です。さよなら「甘い生活」

今頃、録画DVDで鑑賞 「血槍富士」 内田叶夢監督作品 1955年公開

2020年07月26日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「血槍富士」 内田叶夢監督作品 1955年公開

権八は東海道を、若様酒匂小十郎の槍持ちをつとめて、供の源太と江戸へ向う。お酒が大好きな若様がどうしても、道中お酒を飲みたくてたまらない。そうして悲劇が。
東海道を旅する様子がとてもリアリティーがあって、実際にこのように旅をしていただろうし、途中立ち寄る、宿や居酒屋のセットも見事でした。
「千槍富士」ファンはたくさんいるだろうから、迂闊な感想も書けませんが、この殿様が困った酒好きで、つまるところ、酒さえ飲まなければよかったわけで、飲み過ぎると、このような悲劇になりますよという、その説教臭さが、私にとって古い時代劇の苦手なところなのです

今頃、録画DVDで鑑賞 「ぼんち」 市川崑監督 1960年公開

2020年07月25日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「ぼんち」 市川崑監督 1960年公開

主演が市川雷蔵さんです。学生時代、新宿や池袋の名画座、ロマン劇場や文芸座で何度か見て、これはおもしろい映画だなぁと思った記憶がありました。あれから40年以上経って、はたしてどう感じるか、ドキドキして見ました。祖母、本妻、2号さん、妾1、妾2、妾3の間を、独特の付き合い方をして生きていく。見事というほかない。今、女性がこれを見たらどう思うんだろう。お妾さん達3人で、お風呂に入っているシーンはすばらしい。戦時中なのに、肌艶・肉付きがよく、ふくよかな中年女性3人が、見事でした。女性達の意見が知りたい。女性経験も少なかった学生時代、私は何を持っておもしろいと思ったんだろうなぁ(^^)

今頃、録画DVDで鑑賞 「亡国のイージス」 2005年製作

2020年07月24日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「亡国のイージス」 2005年製作

もう10年前の映画になるんだなぁ。あのころ、「ローレライ」という映画も撮影していて、俳優さんは、みんな忙しそうにしていた。ただ自分には、関係ないなと傍観していたな(笑) なかなかおもしろかった。主人公の真田広之さんが、やっぱりスパーマンで絶対殺されないだろうという安心感が常にあって(笑) 悪の集団の中に必ず美人さんが出てくるのは、お決まりですね。そういったお決まりごとを、ぶち破った映画を見たいです(^^😉


今頃、録画DVDで鑑賞 「マッケンナの黄金」 1969年製作

2020年07月23日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「マッケンナの黄金」 1969年製作

高校生の時、田舎の映画館で見て、とても興奮した記憶があって、本当に50年ぶりぐらいに見たかもしれません。今見てもおもしろいし、特に走っている馬上からのカットがすばらしい。大きなパナビジョンカメラだと思うのですが、どうやって馬上で構えたのか、攻めの撮影をしているのが、この映画のよさだと思います。グレゴリー・ペックかっこいいなぁ。

今頃、録画DVDで鑑賞 「空母いぶき」 2019年

2020年07月22日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「空母いぶき」 2019年

なかなか戦争物を作るのは難しいですよね。よく頑張って製作されていたと思います。私的には仕事柄ついついキャスティングに目が行くのですが、この映画のキャスティングは、日本映画の出演者の世界を変えた、歴史的映画だと思います。というのは、この映画ではもう過去の大スターが、ほとんど出て来ません。唯一、藤竜也さんぐらいでしょうか。政治家や自衛隊の大将クラスは、これまでは、いわゆるベテラン大スターが起用されていました。もしくは老舗の新劇系劇団のスタークラスからキャスティングされていましたが、今回はほとんどそういうキャスティングになっていません。益岡徹さんぐらいでしょうか。その代わりに、中井貴一・佐藤浩市・高嶋政宏という大スターの2世達の出演。西島秀俊という撮影所以外で育ってきたスターと、関西の惑星ピスタチオという劇団出身の佐々木蔵之介がメインを張り、同じく関西の劇団リリパット・アーミー出身山内圭哉と、東京の劇団カクスコの、中村育二・岸博之などが脇を固めている。こんな事態になっています。大阪と東京の小劇場のメンバーが、相並んで活躍するなんて・・・もう時代が大きく動いたと確信する映画だと思いました。


今頃、録画DVDで鑑賞 「日本の悲劇」木下恵介監督 1953年公開

2020年07月21日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「日本の悲劇」木下恵介監督 1953年公開

私が生まれた頃の映画でした。舞台が「熱海」で、今の熱海駅前あたりがはっきりと映っていて、すごい。この頃からずっと親子の問題は未だに変わらない。一生懸命育てた、娘や息子が、結局は自分の幸せを優先し親孝行なんて後回し。親孝行のために貧乏するのはいやだ。
そんな素材を、お説教臭くならずに、真っ正面から取り上げて、最後は強烈なシーンで終わらせている。今見ても、全然古くさくなく心に突き刺さる。松竹特有の、笑いや人情でごまかさずにストレートにぶつけてきて、さわやかでもある。名作だと思う。説教くさくないのが本当にいい。

今頃、録画DVDで鑑賞 「ペンタゴン・ペーパーズ」 2017年

2020年07月20日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「ペンタゴン・ペーパーズ」 2017年

スティーブン・スピルバーグ監督のもとで、メリル・ストリープとトム・ハンクスという2大オスカー俳優が初共演を果たした社会派ドラマ。ジャーナリストにとっては、非常に重要素材で、アメリカ人にとっては、誰でも知っている人達なんだろうけど、日本人の私は見ていて人物関係がわかりづらくて、あの人は誰?この人はどっち派?とたびたび迷ってしまって、なかなかドラマの中に入っていけなかった。日本のTVドラマだと、画面の下に紹介があるのだろうけどね。海外にセールスする時は、人物紹介バージョンあってもいいのかもなぁ。逆に、文字が出るとしらける人もいるだろうし、難しいところだなぁ。

今頃、録画DVDで鑑賞 「チェンジリング」 2008年製作

2020年07月18日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「チェンジリング」 2008年製作

1928年のロサンゼルスで実際にあった、子供の誘拐事件をもとに、クリント・イーストウッドが監督。
事件がかなり昔なので、現在の監視カメラとか、DNA鑑定とか一切ないので、警察の無能ぶりにかなりイライラする。母親(アンジェリーナ・ジョリー)が、迫真の演技しているのもよくわかる。ただ、映画として残酷で救いがなく、見終わってモヤモヤ感が残ってしまった。この時代の警察の無能ぶりは、現代の警察と変わらないと、イーストウッドは言いたいのか?母親が長生きしたという事だけが救いかもなぁ・・・

今頃、録画DVDで鑑賞 「太陽はひとりぼっち」 1962年制作

2020年07月17日 | そんなご舞台な2019
今頃、録画DVDで鑑賞 「太陽はひとりぼっち」 1962年制作

60年ぐらい前の映画です。「情事」「夜」に続く「愛の不毛」3部作の最終章となった恋愛ドラマだそうです。「情事」も見たけど、よくわからなかった(笑) よくわからなくて当たり前のようですが、それもちょっと気持ち悪いし(^^ゞ この映画の日本題名も、不思議。でもいいタイトルです。証券会社のトレーダー達の動きがすごい。あれは、本物の人達か?それとも俳優さん達か?なかなかリアリティのあるシーンだった。学生時代、アントニオーニの映画の事を、仲間達と話したような記憶があって、ちょっとわかったような事言うのが、かっこいい雰囲気がありました。子供でしたね・・・・(笑) モニカ・ビッティの話もして、ちょっと大人ぶった時もありましたねぇ(恥笑)


今頃、録画DVDで鑑賞 「情事」 1960年

2020年07月16日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「情事」 1960年

学生時代、映画好きには必ずアントニオーニとかベルイマンとかアラン・レネとか、小難しそうな監督の映画を話題にするのが、映画通という風潮がありました。私も、そんな話題に少し参加したりもしましたが、実はアントニオーニとか、ほとんど見てはいませんでした。コロナ騒ぎの中、若い頃見逃した映画を、一度は見てみようと思っているのですが、本当は若い頃に見ておくべきだったのかもしれません。
レア・マッサリは、私が大好きな映画「狼は天使の匂い」とアラン・ドロンの「高校教師」に出ていました。この映画では、前半で失踪して、あと全然出てこない展開にびっくり。わかったような、わからないような展開に少しイラだちました。そうなるのも監督のねらいどおりなんだろうなぁ(笑) イタリアの避暑地っぽいところがきれいでした。どこかで見た風景だったけど、思い出せない。
モニカ・ヴィッティは、1960年代を通してアントニオーニとは公私ともにパートナーだったけど、1968年にはアントニオーニからプロポーズされたが、結婚することはなかったそうです。そんな小話をいれると格好いいと思われる、錯覚(笑)