ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

『セパレート・テーブルズ』

2005年12月30日 | そんなご舞台な2008
『セパレート・テーブルズ』
ラティガンシリーズの3作目。1作目がおもしろかったので、ちょっと期待したのですが、今回は残念ながら、それを越えるほどではありませんでしたね。一幕目では、なぜホテルの女主人が大佐に、そこまで心ひかれるのか疑問でした。2幕目では、いい話なのですが、見終わって、なぜこれをこの時代物で見なくてはならないのかという疑問を持ちました。しかし、久世星佳、神野三鈴の二人は最高だと思いました。


2005年12月19日(月)から

2005年12月29日 | ぼやき日記2005
2005年12月19日(月)
最近猛烈に寒い。12月でこんなに寒いのは久しぶり。うちの事務所は、パソコンの熱や、FAXの熱ですごく室温が高いので、実は窓側が寒くて、気持ちがいいのだけど、最近は足下が寒すぎる。で、東急ハンズで膝掛けを買った。来年の映画の準備に没頭。夕方5時から、近くのホテルの喫茶室で、監督とプロデューサーと打ち合わせする。

2005年12月20日(火)
朝からキャスティング作業に没頭する。夕方になってさすがに体がダルクなってきた。背中がはる。いつもの背中の筋肉痛だ。こういう時はヤバイ。夕方、6時から青山劇場の喫茶室で、打ち合わせ。そのまま『エビ大王』を見る。筧さん、サエコ、佐田真由美さんなどを注目して見る。

2005年12月21日(水)
今日も、朝からキャスティング作業に没頭する。あまりに背中が痛いので、いつものカイロプラクティスに行く。

2005年12月22日(木)
今日も、朝からキャスティング作業に没頭する。急ぎの来年の映画の仕込みが3本あるのだが、その内2本が、なかなかすすまない。ふう・・・・

2005年12月23日(金・祝日)
朝5時起きで、調布の大映撮影所に行く、CMの撮影の立ち会い。撮影所に6時30分に着く。するともう出演者は到着していて、あわててしまう。でも7時入りの予定だから、向こうが早めに着いたんだからしかたがない。ただ、ベテラン俳優さんはみんな約束の時間より絶対に早く来る。本当にプロだと思う。今の若い俳優はみんなギリギリ。どうかと思う。午後3時に、うちのスタッフのM嬢と交代して、今度は日活撮影所へ行く。来年の映画の打ち合わせ。終了後、渋谷の新しい映画館のお披露目会に出席する。有名な監督やプロデューサー、俳優さんも出席。途中で抜けて、知り合いの忘年会に出席。終了後、11時近くにM嬢に電話すると。まだ撮影は続いているとか・・・・・・・

2005年12月24日(土)
朝8時起きで、恵比寿に映画を見に行く。『ある子供』カメラワークがすごい。ああ映画が見たくてたまらない(^_^;)その後、下北沢で舞台を見る。で、妻と吉祥寺で夕食。
2005年12月25日(日)
朝9時から今年最後のテニススクール。なかなかうまくならない・・・午後から、渋谷で映画を見る。『男たちの大和』。感動する。吉祥寺で妻と合流して、夕食。

『兄妹どんぶり』 道学先生シリーズ

2005年12月27日 | そんなご舞台な2008
『兄妹どんぶり』 道学先生シリーズ
とても楽しめました。大満足でした。別に目新しい、サムシングニューはないのですが、なぜか引きつけられます。これは、脚本と俳優陣の頑張りによるものだと思います。けして、飛んだりはねたりしたスピード感もありません。でもなぜか楽しい舞台なのです。出演者それぞぞれに気配りされた脚本に、とても感動しました。中島淳彦さんは、今最高の脚本家だと思います。映画も舞台も、サムシング・ニューと現代性が大切だと思っています。その二つを満たす事が絶対に必要だと思います。しかし、この舞台はその2つを完全には満たしてくれません。にもかかわらず、とても感動するのです。私はもっと勉強しなくてはいけないなあと思いました。


『パウダー』

2005年12月26日 | そんなご舞台な2008
『パウダー』
とても真面目な舞台でした。まぁ真面目にならざるを得ない題材なので、こうなるのは理解できるのですが、だからこそ、もう少し違った視点での構成もあったように思いました。たとえば、記者は標準語、取材される側は関西弁に統一してもよかったかもしれません。結果論ですが・・・取材される側が標準語なので、何か本音や心の声が強く迫ってこなかったように思いました。もし関西弁なら、もっと痛みを感じたかもしれないなぁと思いました。


2005年12月12日(月)

2005年12月22日 | ぼやき日記2005
2005年12月12日(月)
午前中、事務所に行ってすぐ麻布で来年の映画の打ち合わせ。全国で200館近く開ける予定の映画という事になるらしい。それなりのキャスティングが必要となる。という事は、ネームバリューが必要という事でインまでに時間がないなか、あわただしい困難な作業になりそうな予感・・・すぐ戻ってそのキャスティング作業を始める。夜は、D3のワークショップの打ち上げ忘年会に参加。体調も心配なので、1次会で失礼する。

2005年12月13日(火)
午前中、2組の来客の対応におわれる。みなさん売り込みたい気持ちはわかるのだが、それに対応する精神状態ではないのだが・・・一日中キャスティング作業に追われる・・・・夜は、新宿で舞台を見る。これがおもしろく、ちょっと癒された気分。よかった(^_^;)

2005年12月14日(水)
朝、7時30分に大泉の東映撮影所に行く。CMの撮影の立ち会い。11時にうちのスタッフのM嬢と交代する。事務所でキャスティング作業。16時30分から新橋で、CMのオーディションの立ち会いに行く。終了後、赤坂へ行きCMのアフレコの立ち会いに。終了は23時。電話でM嬢に電話したら、まだ撮影中とか、あっちも大変そうだ・・・

2005年12月15日(木)
朝、10時から事務所で打ち合わせ。来年2月イン予定の映画だが、まだ台本がなく、どうなる事か。コミックが原作だが、このコミックがなかなかおもしろく、いいキャスティングにしたいのだが、あまりにも時間がないよね(^_^;) 午後2時から別の映画の打ち合わせで、溜池へ行く。なんだか、移動で疲れてしまった。前の日が遅かったからな・・・今日は、うちのスタッフのH嬢?の誕生日。みんなでケーキでお祝い(^_^;)

2005年12月16日(金)
事務所で一日来年の映画の仕込みに没頭する。

2005年12月17日(土)
吉川事務所のテニス部の忘年会。最初は、ボーリングで始まり、最後はカラオケ大会。約7時間騒ぎまくる。みんなもすごい熱気で、どうしちゃったんだろ(^_^;)

2005年12月18日(日)
朝、9時からテニススクールに行く。猛烈に寒い。どんなに飲んでもテニススクールには必ず行く(^_^;)でも、なかなかうまくならないなぁ・・・




『無理矢理』

2005年12月20日 | そんなご舞台な2008
『無理矢理』
よく練られた脚本だと思ったんですが、何かが物足りないのです。何でしょう?難しい事かもしれませんが、やはりサムシング・ニューなんですね。どこかで見たストーリー展開とキャラクター設定なんです。もう「死にたいけど死ねない」とか「狂った人が逆にまっとうな人間」とかいった、手あかにまみれたシュチエーションを使う必要はないのかもしれません。そういった特殊設定を使えば使うほど、私には志の低さを感じます。終演後、高田さんの笑顔が見られなかった事が、残念でした。


『世界』

2005年12月17日 | 映画の光と影
『世界』
これは、大傑作ですわ!ちょっと長いけど、しっかり最後まで引きつけられました。別に奇想天外なストーリーでもなく、見事なCGがあるわけでもありません。そこには、激しく移り変わる中国の若者達が、荒波にもまれながら懸命に生きている姿が、正直に描かれています。だから見ていてとても気持ちがよかった。こんな正直な中国映画、初めて見ました。一見の価値あります!!


グリング『海賊』

2005年12月16日 | そんなご舞台な2008
グリング『海賊』
タイトルには、あまり意味はありません。たんたんとなにごともなくストーリー進み、前半はダルいです。でも近くで殺人事件が起きてから、すごく緊張感がはしります。そしてグッと話は重くなり、おもしろくなります。それがちょっと遅いかもしれませんね。もう少し早く始まれば、もっとおもしろかったかもしれません。兄の心の中をもっと見たかったし、兄と弟の葛藤をもっと見たかった。さぁ、それが見られるかと思ったら、舞台は終わってしまった。この先どうなるのか、展開が知りたくなるほど、最後は引き込まれてしまいました。

『三丁目の夕日』

2005年12月15日 | 映画の光と影
『三丁目の夕日』
子供が最高です!!日本の子役はたいしたものです。いつから日本の子役達はこんなにうまくなったんでしょう。昔も天才子役はいたのですが、ほんの少しで、ほとんどの子役達は、劇団芝居という教えられた演技ばかりで、ちっともよくありませんでした。しかし、最近はみんな、ええ芝居するわあ。CG合成もこの映画のポイントアップになってますねぇ。でもデジタル映画ではなく、逆にアナログそしてかなり、アナクロ映画になってます。大人達がちょっとアナクロになっていて、くさい芝居が目立ちます。しかし、そのくさい芝居が、韓流映画に共鳴している大人達の心を揺さぶっていました。観客はあちこちで大泣きです。年とともに涙もろくなった私も泣かされてしまって、まんまと術中にはまった気がして、そんな自分に腹が立ってたりもしています(^_^;)


2005年12月5日(月)から

2005年12月12日 | ぼやき日記2005
2005年12月5日(月)
京王線東府中駅、午前7時集合でCMの撮影に立ち会う。朝、早いので5時起き。ふう(^_^;)。意外と天気もよく暖かだったので、撮影自体は順調に進み、予定より早くロケが終了し、セットの日活撮影所へ入る。あいかわらずの撮影所。何人かの知り合いに会い、懐かしく談笑。帰宅しても、あれこれ次のCMの段取りで、電話連絡。最後にメッセージが入っていたのが23時過ぎ。もう、遅くまで仕事の電話は辛いなぁ(^_^;)

2005年12月6日(火)
今日は別のCMの撮影があるが、それはうちのスタッフに任せる。朝、10時からの映画のオーディションに立ち会う。なんとなくしぼられてきたように思う。でも、油断は出来ない。午後、事務所に戻って来年の映画の準備に専念する。別のCMの連絡もあり、休む暇もなく夜8時過ぎまで一気に働く。

2005年12月7日(水)
今日もCMの撮影があるが、昨日と同じようにうちスタッフに任せ、事務所に出る。来年の映画の仕込みを続ける。夕方、新しいCMの話が舞い込んできて、ありがたい事です。感謝。

2005年12月8日(木)
朝5時起きで、7時に立川駅に行く。CMの撮影の立ち会い。3日連続の撮影となる。出演者が子供と、外人なのでちゃんと集合するかなぁと不安だったけど、無事に集合してくれる。ホットする(^_^;)夕方には撮影終了するが、もう遅いのでそのまま帰る。帰る途中で携帯が鳴り、新しい映画のキャスティングのオファーがあり、明日打ち合わせする事にする。来年は、前半戦から大忙しになりそうだ。

2005年12月9日(金)
午前11時から、来年の映画の脚本打ち合わせに参加する。今のままでは問題だなぁと思っていたら、いい意見が出て、監督も違った方向で、再度脚本を直すという事になり、よかったと思う。午後3時過ぎに、これも来年の映画の打ち合わせで、本郷まで行く。来年は、本気で忙しくなりそうだ。ありがたい事です。



「ニッポンの単身赴任」 重松清

2005年12月11日 | こらむ
「ニッポンの単身赴任」 重松清 講談社文庫
なんとも悲しげな表紙のイラストです。重松清さんの、他の小説もいいですね。今、絶好調の作家じゃないでしょうか。この本は、インタビュー構成です。ですから、いくつかのパターンを読んでいくと、もうなんとなくわかってきます。アメリカでは、単身赴任は絶対に許されないシステムなんでしょうね。単身赴任は、日本でも禁止にしてもいいシステムなんじゃないかなぁ・・・それぐらい悲しい・・・・離れて暮らす事で、夫婦のありかたを再発見できるかもしれませんが、やはり一緒にいるべきだと私は思うんです。でも、映画の場合、地方ロケはどうなるでしょうねぇ。ハリウッドでは、夫婦も同行するらしいけど・・・・「個人情報保護法」などの問題より、こっちの方が切実だと思うけど・・・・


『やわらかい生活』 東京フィルメックス映画祭 廣木隆一監督

2005年12月10日 | 映画の光と影
『やわらかい生活』 東京フィルメックス映画祭 廣木隆一監督
前作の『バイブレーター』もすばらしい作品だったけど、この作品もすばらしい傑作でした。すごいの一言、脱帽です。笑わせようとしてないシーンでも、観客は反応して笑っている。それぐらい観客の反応は抜群によかった。こんな骨のある作品を見たことがなかった。最近はやりの、TV出身やCM出身のディレクターにはとてもまねできない芸当だと思いました。拍手です。

『伴内多羅子』

2005年12月09日 | そんなご舞台な2008
舞台『伴内多羅子』
柴田理恵さんの、ワンマンショー!!すごいわ、彼女。2時間のステージを、彼女一人で盛り上げる。他の登場人物を圧倒している。特に、彼女は、観客の受けが悪いと、テンション上げて盛り上げる。そのタイミングが絶妙。その雰囲気をつかみ取る技は、普通の俳優さんにはできないだろう。「俳優」は稽古して、稽古して、それを完成の域に近づける努力をする。しかし発表の場では、それを臨機応変に変える事はできないだろう。その点、お笑い芸人さんは、さすがに「生」に強い。「生」に弱い芸人さんは、脱落していくに違いない。ただ、この舞台は「笑い」を少し強要する傾向にあり、そこがツライとこ。だから、この舞台を必要とする観客もいるだろうが、必要としない客もいるかもしれないなぁ。


『落ちる人』 東京フィルメックス映画祭 

2005年12月08日 | ぼやき日記2005
『落ちる人』 東京フィルメックス映画祭 フレッド・ケレメン監督
見終わった後、だんだんこの映画のよさに気がついてきて、時間がたつとともに、この映画の自分の評価が上がっていきます。こんな映画は珍しいです。前半は、ほとんどセリフもなく、たんたんとすすんでいきます。よく考えると、アキ・カウリスマキ監督作品につながるものがあるような気がします。私には、今年見た一番の映画のように思いました。傑作です。ぜひ、日本で公開される事を願っています。

2005年11月28日(月)から

2005年12月07日 | ぼやき日記2005
2005年11月28日(月)
朝、6時起きでCMの撮影の立ち会いに行く。午後3時まで現場にいて、それから事務所に戻る。ちょっとだけいて、次のCMのオーディションに参加。よる9時過ぎまでかかる。ふううううう。

2005年11月29日(火)
別に体調が悪いわけじゃないけど、念のために「メヌエル」の薬をもらいに行く。2年前の年末の失敗を忘れないように。年末31日に入院したニガイ思い出。いくつかのCFの結論が出てホットした反面、いくつかのCFは、まだまだ問題が残っていて胃が痛い。午後4時に、来年の映画の打ち合わせに溜池に行く。シノプシスを受け取る。そのまま両国の国技館へ行き、映画「サユリ」のワールドプレミアを見に行く。帰宅11時過ぎ。深夜2時頃休む。

2005年11月30日(水)
今日は、朝からなんとなく体調悪し。9時の電車に乗って、渋谷に着きエクセルシオールでコーヒーブレイク。10時30分に永田町でCFの打ち合わせ。この時点ではそんなに思わなかったけど、事務所に戻ってから、だんだんフラフラしてきて、吐き気もしてくる。何か食べると気分も直るかと思い、外へ出て昼食。このパターンは、メヌエルの感じ。だんだん耳鳴りもしてきて、これはヤバイ。すぐ病院へ行って注射をしてもらい、そこでしばらく横になっている。ここ数日、睡眠不足が続いていたので、それでこたえていたのかもしれない。すぐ帰宅して横になる。今日は芝居の予定が入っていて、残念ながらキャンセルする。

2005年12月1日(木)
なんとか体調も戻り事務所へ行くが、事務所近くになると吐き気がしてくる。事務所行きたくない病(^^;)やらなければならない事がたまってくると、これがストレスになって、「メヌエル」の状態になってしまう。夜、なんとかD3のワークショップに参加する。結局、飲み会にも参加するが、ウーロン茶で我慢する(T_T)(T_T)

2005年12月2日(金)
今日は、経理のOさんが来る。午後1時に来年の映画の打ち合わせのため、乃木坂へ行く。2時間あまりで事務所に戻る。今度は、夕方5時過ぎに、CMのオーディション立ち会いのため、新橋へ向かう。夜7時過ぎに事務所に戻る。きっとみんな仕事してると思って、「たこ焼き」を買って戻る。結局9時過ぎまで事務所で仕事する。今日で終わりのレイトショーを見て帰る。体調悪いけど、なんとか持ってる感じ。あまり無理してるつもりはないのだけど、やりたい事が終わらないだなぁ・・・・