ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

今頃、録画DVDで鑑賞 「乳母車」 田坂具隆監督 1956年

2020年08月03日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「乳母車」 田坂具隆監督 1956年

今となっては、「乳母車」というタイトルだから、地味な時代劇を連想するかもしれませんが、石原裕次郎、芦川いづみ、新珠三千代での、バリバリの現代劇でした。現代劇といえども1956年という、終戦から10年後の日本。お金持ちのお父さんの浮気話がストーリーという、最低な素材です。終戦後たった10年で、ここまで復興している日本の様子がすごい。自宅にプールがあります。プールといっても、アメリカ映画にあるようなプールと違って、かなり小さいのはしょうがない。私の師匠の、熊井啓監督がこの映画の助監督をしていたと思うと、感慨も深いです。きっとあの大勢の赤ちゃんを集め、指示を出し撮影の進行をされていたんだろうなぁ。映画の冒頭で、リヤカーの氷屋さんが、道ばたでのこぎりで氷を切っているのがチラリと見えますが、あれは熊井さんがエキストラ出演されているんじゃないかと思ってしまった。かなり姿形が似ている(笑) そういったエピソードを御存知な方はいらっしゃらないだろうなぁ・・・時が流れました・・・・